シンガポール旅行でおすすめのベストシーズンは、雨量が少ない乾季(11月〜3月)がおすすめです。シンガポールは赤道直下にあることから平均気温約27〜29℃と気温が高いですが、乾季は雨量が少ないことから、観光やアクティビティ、イベント体験をするのに適しています。
とはいえ、雨季でもシンガポール旅行を満喫したいと思う方もいるでしょう。
本記事では、シンガポール旅行のベストシーズンごとの過ごし方や天候に合わせた服装、注意点、航空券の取るタイミングなどを丁寧に紹介します。
さらに、シンガポール旅行を満喫するためのおすすめイベントも解説するので、旅行を計画している方や出発を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
シンガポール旅行におすすめのベストシーズンは?

シンガポール旅行におすすめのベストシーズンは、乾季の3月〜10月です。シンガポールは赤道直下にあるため、日本のように四季がなく、常に高温多湿の状態となっています。
実際に気象庁のデータによると、シンガポールの月平均の気温は約26℃〜28℃ほど!30℃を超える場合もありますが、日本のように40℃を超えるような極端な暑さになることは少ないため、人によっては多少快適に過ごせるでしょう。
またシンガポールの気候の特徴は、雨季と乾季で分かれているところ!11〜2月は雨季のシーズンとなり、月の降水量が約220〜350mmになります。一方乾季の方は3月〜10月となり、雨季と比較して約100〜165mmと雨が降る頻度が少ないです。
ただし乾季といっても短時間でスコールが降ることがあるので、お出かけや観光の際は雨具を用意しましょう。
シンガポール旅行が一番安く行けるシーズンは?
シンガポール旅行が一番安く行けるシーズンは、乾季終盤の9月から雨季前半の11月あたりです。東京からシンガポールを発着した場合の航空券の相場を比較すると、格安航空会社の場合は、約30,000円〜100,000円、日本の航空会社や他の海外の航空会社の場合は、数万から数十万かかる場合があります
また、クリスマスや年末年始、旧正月、8月中旬のシンガポールのお祭りシーズンなどの時期は航空券の価格が高騰しやすい傾向にあるので、航空代を節約したい方は、なるべく避けるのが望ましいです。
しかし、秋の時期は雨季前半の時期に伴う観光客の減少や大型連休後などで他の時期よりも航空代が安くなる傾向にあります。
ただし雨季の時期になると降雨量が増えるので、現地で観光やアウトドアなどのプランを立てている方は乾季終盤の時期に予定を合わせるのがおすすめです。
季節 | 航空券の平均金額 |
---|---|
春(3月〜5月) | 約69,000円 ~580,000円 |
夏(6月〜8月) | 約46,000円 ~580,000円 |
秋(9月〜11月) | 約30,000円~230,000円 |
冬(12月〜2月) | 約40,000円 ~610,000円 |
※価格は時期や予約タイミングによって変動します。
出典:気象庁公式HP
シンガポールのシーズン別で見る気候と服装について
シンガポールの平均気温は、約27〜29℃ほど。実際に気象庁のデータによると、ほとんど気温は変わりません。
しかし、雨季と乾季では大きく気候が変わるので、シーズン別で必要な服装や装備などを整えることが必要です。
季節 | 平均気温 |
---|---|
春(3月〜5月) | 約27~29℃ |
夏(6月〜8月) | 約28〜29℃ |
秋(9月〜11月) | 約27〜28℃ |
冬(12月〜2月) | 約26~27℃ |
※“気象庁公式HP”参照
雨季(11月〜3月)
シンガポールの11月〜3月は、雨季の時期にあたります。乾季と比較して約2倍の降水量となるので、観光やアウトドアなどで出かける際は突然のスコールに備えましょう。
雨季の時期は、クリスマスや旧正月などのビックイベントやヒンズー教の伝統的なお祭りである「タイプーサム」やインドの伝統的な行事である「ポンガル」などさまざまなイベントが開催されます。
シンガポールは多民族国家でもあるので、いろいろな宗教や伝統文化に触れられるのは醍醐味の1つといえるでしょう。
雨季のシンガポール旅行の服装
雨季のシンガポールは頻繁にスコールが発生するため、折り畳み傘やレインコートなどを携帯するとよいでしょう。また雨によって濡れることが多いので、速乾性のある服や足元はサンダルやクロックスなどがおすすめです。
バックも濡れる可能性があるので、中身まで雨水が入らないよう防水機能が備わったものが望ましいでしょう。
乾季(4月〜10月)
シンガポールの4月〜10月は、乾季の時期にあたります。雨季と比較して雨が少なくなるため、観光やアクティビティ、イベントなどが楽しめます。特に近くのセントーサ島は、ビーチやプールなどが楽しめるので、バカンス気分を満喫したい方にはぴったりでしょう。
ただし、乾季であってもスコールに遭遇することもあり、念のため雨具を携帯するのが望ましいです。
また、シンガポール国際芸術祭やグレート・シンガポール・セール、パレードなど迫力満点のイベント目白押し!観光客のみならず地元民でも盛り上がれるイベントばかりなので、気になるイベントがあれば体験してみてください。
乾季のシンガポール旅行の服装
乾季は日差しが強くなるため、日傘や水分補給による熱中症対策が欠かせません。特にアウトドアや屋外イベントなど外で活動する場合は、常に日差しにさらされるので、なるべく涼しい場所で休憩の時間を入れるのが望ましいです。
また、赤道直下であることから日本よりも紫外線が強いので、紫外線や日焼け対策なども徹底しましょう。
日焼け止めを塗ったとしても皮膚がやけどする「サンバーン」状態になるリスクもあるので、屋外活動で皮膚が赤くなったりヒリヒリしてきたりした場合は、なるべく日差しが届かない屋内に避難してください。
シンガポール旅行で気をつけるべきシーズンやイベント
シンガポール旅行をする際は、雨季や乾季など天候に合わせた服装や持ち物の準備を徹底することは重要ですが、イベントによっても注意しなければならない点があります。現地で困らないためにも、事前に把握しましょう。
雨季はスコールに注意(特に11〜1月は降水量が多い)
シンガポールで注意するべき点は、雨季のスコール!とくに11月〜1月は降水量が多い傾向にあり、晴れていたとしても突然雨が降ってきたり、場合によっては雷雨を伴ったりする場合があります。
そのため、雨季の時期にシンガポール旅行をする際は、折り畳み傘やレインコートなどの雨具を携帯するのがおすすめです。また連日雨に見舞われることもあるので、着替えは多めの持っていくのが望ましいでしょう。少しでも着替えの量を少なくしたい場合には、速乾性のある服を何枚か持っていくとよいかもしれません。
また突然のスコールや連日の雨で、靴が乾きにくくなる場合があります。雨でも靴の快適さをキープさせたい方は、サンダルやクロックスなどを履いたりして、足元が濡れても大丈夫な状態にしましょう。
ナショナルデー(8月9日)前後は混雑・料金高騰
イベントが多い乾季の時期は、混雑に注意が必要です。特に8月9日に行われる「ナショナルデー」の前後はかなりの混雑が予想されます。
「ナショナルデー」は、シンガポールの建国を祝うビックイベント!観光客のみならずシンガポール国民も盛り上がるイベントであるため、主要な観光地やホテル、レストラン、駅などは非常に混雑します。イベントが行われる午前から深夜23時にかけて大勢の人で込み合うので、人混みが苦手な方は外出はなるべく避けた方がよいでしょう。
また、イベント前後は航空券やホテル代、観覧チケットなどが高騰しやすいです。格安プランであっても料金が高くなる場合があるので、旅費を抑えたい方はオフシーズンでの旅行も検討してみてください。
F1シンガポールGP(毎年9月頃)でホテルが満室になることも
「F1シンガポールGP」は、シンガポールを代表するナイトレースイベントです。毎年9月に開催され、レースファンや観光客で賑わいます。
そんな「F1シンガポールGP」を鑑賞するために、ホテルから観賞する方も多く、場所によっては満室になることもあるため注意が必要です。
とくにコース近くにある『ザ・フラートンホテル』や『マンダリンオリエンタル』、『パークロイヤルコレクション マリーナベイ』などは混雑しやすく、レーサーや関係者なども宿泊する場合があります。
もし9月ごろにシンガポールを訪れる際は、「F1シンガポールGP」のイベント情報をチェックしましょう。
まとめ
本記事では、シンガポール旅行を満喫するために知っておきたいベストシーズンや季節ごとの服装・準備、注意点などを解説しました。
シンガポール旅行を満喫したい方は、雨量が少ない乾季(11月〜3月)が狙い時!しかし雨季であっても、濡れてもよい服装や雨具などを準備すれば十分観光を楽しめます。乾季であっても紫外線が強く高温となるため、熱中症対策や日焼け止め対策が欠かせません。
また、お得に旅行したい方は航空券を取るタイミングやホテル代、混雑を避けたい方はイベント日時をチェックするのがポイントです。
シンガポールのシーズン別の傾向を把握し、しっかり旅行のスケジュールを立てた上で、充実した旅行にしましょう。