岡山県北部、豊かな自然に囲まれた鏡野町。その奥津湖畔にある「みずの郷奥津湖ビジターセンター」が、2025年5月にリニューアルオープンしました。
湖と山に囲まれたこの地に、観光と健康を融合させた「鏡野ウェルネス」の新たな拠点が誕生。
アクティビティの申し込み、地域の観光情報の収集、更衣室やシャワー室などのサービスを提供しており、お食事処では、地元の野菜や果物を使った健康フードやドリンクが味わえます。
その「みずの郷奥津湖ビジターセンター」さんに施設の特徴や魅力、鏡野町の魅力をお伺いしました。
観光と健康をつなぐ“鏡野ウェルネス”とは?
リニューアルの最大の特徴は、「観光」だけでなく「健康・癒し」を重視した設計。鏡野町が提案する「鏡野ウェルネス」とは、自然の中で過ごすことで、心身をリセットし、笑顔と元気を取り戻すことです。
訪れた人が、自分らしくいられる時間と場所を提供することを目指しています。
新しくなったビジターセンターには、アクティビティ受付、シャワーや更衣室、多目的ルームなど、自然体験を快適に楽しむための設備が整いました。観光案内だけでなく、体験拠点としての機能が強化されたのが大きなポイントだと言います。
快適なアウトドア体験を支える設備
施設には、アウトドアを楽しむ人にとってうれしい設備が充実しています。シャワー室や更衣室が完備されており、カヤックやSUPなどの水辺アクティビティを楽しんだ後も快適。清潔で使いやすく、女性やファミリーにも安心です。
また、雨天時でも利用できる多目的ルームでは、ヨガ教室やワークショップ、地域文化の紹介なども行われています。アウトドア初心者でも安心して訪れることができる配慮が随所に見られるのも特徴です。
地元の味を楽しめる「COHAN」
館内にある「KAGAMINO Foods&Goods COHAN」では、鏡野町の食材を活かした健康志向のメニューを提供しています。
人気メニューは「かがみのヒラメサンド」。清流で育ったアマゴを使い、3種類のソースで仕上げたサンドイッチは、見た目も味もインパクト十分です。
森の燻製かがみのヒラメサンド
また、地元産のスモモ「すうめ」を使ったスカッシュドリンクも爽やかな酸味が特徴です。
鏡野米のおにぎりや山菜の小鉢など、手軽で栄養バランスの取れたメニューは、アウトドアの合間にもぴったり。売店では特産品やお土産も販売されており、旅の思い出にぜひ立ち寄りたい場所です。
湖畔の自然を四季折々の楽しみ方で満喫
奥津湖の美しい風景を楽しめるデッキや芝生広場も魅力のひとつ。ピクニックやサイクリング、外ヨガなど、思い思いの過ごし方ができます。
レンタサイクルも用意されており、電動アシスト付きマウンテンバイクで自然を満喫するのもおすすめの楽しみ方です。
春の新緑、夏の青空と湖、秋の紅葉、冬の雪景色。1年を通して四季の美しさを楽しめるのも奥津湖の魅力です。
初心者にもやさしい水上アクティビティ
奥津湖では、SUP(スタンドアップパドルボード)やカヤックの体験も人気です。穏やかな湖面は初心者にも安心で、5歳から参加可能。最高年齢は85歳というから驚きですね。
※通常小学3年生からですが、体格に個人差があるため、5歳児でも受け入れ可能な場合がございます。
経験豊富なインストラクターが丁寧に指導してくれるため、初めての人でも安心して挑戦できます。リピーターも多く、通年で多くの人が水上アクティビティを楽しんでいます。
水上スポーツのほかにも、シャワークライミングやチュービング、E-BIKEツアー、星空観察会など、多様なプログラムで自然の魅力を感じられる体験が用意されています。
体験イベントには年間約1,300人が参加しており、体験型観光地としての定着が進んでいます。
「モンベル」の直営ストアがオープン
2025年5月には、施設内にアウトドアブランド「モンベル」の直営店もオープン。岡山県北部では初となる店舗で、アウトドア用品の購入やレンタルがその場で可能です。
アクティビティに必要な装備が手軽に揃えられるため、手ぶらでも安心して訪れることができますよ。
鏡野エリア限定のオリジナル商品も販売予定とのことですので、当施設の楽しみが倍増しますね。
所在地 | 〒708-0431 岡山県苫田郡鏡野町河内60-8 |
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営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 年中無休 |
電話番号 | 0868-52-9031 |
駐 車 場 | 92台(無料) |
公式サイト | モンベル 鏡野店 |
周辺観光との連携で地域全体の魅力向上へ
鏡野町には、奥津温泉をはじめとする魅力的な観光地が多くあります。奥津渓や高清水トレイル、恩原高原などと組み合わせた観光ルートが作りやすく、宿泊を含めた観光体験の広がりが期待されます。
自然・温泉・食の3拍子が揃った地域資源を活かし、観光客の滞在時間の延長やリピーター獲得にもつながりそうです。
まとめ
リニューアルした「みずの郷奥津湖ビジターセンター」は、自然と健康を結ぶ“ウェルネス拠点”として、これからの観光の在り方を示す存在になることでしょう。
「観光を楽しむ」から「自然で整える」へ。訪れる人の心と体に寄り添うこの場所で、新しい旅の形が始まっています。
2025年8月2日には、「みずフェスティバル」の開催が予定されています。カヤックやSUPの割引体験、巡視船クルーズ、降雨体験など、子どもから大人まで楽しめる内容が満載ですので、ぜひこれを機に足を運んでみてくださいね。
施設名 | みずの郷奥津湖 ビジターセンター |
公式サイト | https://www.kagamino.holiday/ |
住所 | 岡山県苫田郡鏡野町河内60-8 |
営業時間 | ビジターセンター9:00~19:00 物産・飲食ゾーン9:00~18:00 奥津湖パドリングフィールド9:30~17:00 |
定休日 | 水曜日 |