ナッシュビルの観光におすすめのスポットを紹介！旅行に最適な時期や物価、2泊3日モデルコースを紹介

ナッシュビルの観光は、“音楽の都”ならではの迫力ある生演奏や歴史的な音楽スポットを楽しめる一方、街の広さや移動手段の少なさから、計画を立てないと目的地を効率よく巡りのは難しいです。

ナッシュビルにはブロードウェイのライブバーやRCAスタジオB、グランド・オール・オプリーなど、ここでしか味わえない体験が多く、音楽好きはもちろん初心者でも感動できる魅力がたくさんあります。

さらに、パルテノン神殿やチークウッド植物園など、自然やアートを楽しめるスポットも充実しており、幅広い旅のスタイルに合わせやすい都市です。本記事では、ナッシュビル観光を最大限楽しむための見どころからモデルコース、グルメ情報を詳しく紹介します。

ナッシュビルに関する基本情報

ナッシュビルはアメリカ南部・テネシー州の州都で、カントリーミュージックの聖地として知られる人気観光都市です。日本からの直行便はなく、アトランタやダラス、シカゴなどで乗り継ぐのが一般的。総移動時間はおよそ14〜18時間で、ナッシュビル国際空港から市内までは車で約20分です。

物価は日本よりやや高めで、外食はランチで1食15〜25ドル（2,000円～4,000円）ほどが目安。宿泊費も観光シーズンは上昇する傾向があります。

ベストシーズンは春「3〜5月」と秋「9〜11月」。気候が穏やかで街歩きに最適なほか、音楽イベントが多く開催され、ナッシュビルらしい雰囲気を存分に楽しめます。夏は湿度が高く暑くなるものの、フェスが多く活気ある時期です。

ナッシュビル旅行にかかる費用

ナッシュビル旅行の2泊の予算は、およそ 20万〜35万円が目安です。最も大きく変動するのが航空券で、時期によって価格差が出やすい点に注意が必要です。

宿泊費は日本より高めで、食費も外食中心だと出費がかさみます。市内移動はUberやバスを利用し、音楽ツアーなどに参加する場合は追加費用が発生します。

海外旅行保険や通信費も含めて、余裕を持った予算計画がおすすめです。

ナッシュビルの物価

ナッシュビルはアメリカ南部の中でも観光人気が高く、物価は日本より全体的に高めです。とくに外食・宿泊費は差が出やすく、レストランでのランチは2,000〜4,000円前後、カジュアルなディナーでも4,000円以上が一般的です。チップ文化もあるため、実際の支払額はメニュー価格より15〜20％ほど高くなります。

ホテル代も日本と比べて高めで、2〜3つ星クラスでも1泊2万円を超えることが多く、観光シーズンはさらに上昇します。

一方、スーパーやカフェの軽食、日用品は日本よりやや高い程度で、大きな差はありません。

交通費はUber中心で、短距離移動なら日本のタクシー料金と同程度。旅行者は日本より1〜2割ほど高い出費を想定しておくと安心です。

ナッシュビルへのアクセス方法

日本からナッシュビルへの直行便はありません。そのため、アメリカ主要都市での乗り継ぎが一般的です。よく使われるルートは成田・羽田→アトランタ／ダラス／シカゴ→ナッシュビルで、総移動時間は約14〜18時間。

航空券の料金は時期によって変動しますが、フルサービスキャリア（FSC）で13万〜22万円前後、LCC利用なら10万〜17万円前後が目安です。繁忙期はさらに上昇するため早めの予約が安心です。

なお、ナッシュビル国際空港から市内までは車で約20分とアクセスも良好。乗継時間を含め、全体のスケジュールに余裕を持つと快適に移動できます。

ナッシュビルでおすすめの観光スポット12選

ナッシュビルで訪れたい観光スポットを、知名度・人気度の高い順に厳選紹介します。音楽の街を象徴するブロードウェイや殿堂博物館をはじめ、美術館、動物園など魅力が多彩。初めての旅行でも巡りやすい12選です。

ダウンタウンブロードウェイ歴史地区

出典：pixabay.com

ナッシュビル観光で最も人気の高いスポット。ブロードウェイ通りにはライブハウス、バー、レストラン、ショップが連なり、昼夜問わず生演奏が街中に響く“音楽の心臓部”です。

ネオンが輝く夜景は必見で、歩くだけでナッシュビルの活気と音楽文化を体感できます。カントリーからロックまで幅広いジャンルの演奏が聴けるため、音楽ファンはもちろん、初めて訪れる人にもおすすめのエリアです。

週末は特ににぎわい、街全体がライブ会場のような熱気に包まれます。

カントリーミュージック殿堂博物館

カントリーミュージックの歴史と魅力が凝縮された、ナッシュビルを代表する博物館。多くの伝説的アーティストが殿堂入りしており、衣装・楽器・資料・映像など充実した展示が楽しめます。

音楽の成り立ちやアーティストの功績を深く知れるため、音楽ファンには特に人気です。館内にはスタジオや体験コーナーもあり、展示内容のボリュームは圧倒的。家族連れから大人の旅行まで幅広く楽しめ、音楽の街を象徴するスポットです。

グランド・オール・オプリー

ライマン公会堂

「カントリーミュージックの母教会」と呼ばれる歴史的ホールで、ナッシュビルの音楽文化を語るうえで欠かせない名所。木造の温かみある内装と抜群の音響が特徴で、アーティストからも“最高の舞台”として愛されています。

昼間は館内ツアーで舞台裏や歴史展示を見学でき、夜はライブ会場として賑わう二面性も魅力。音楽ファンはもちろん、建築や歴史に興味がある人にも見応えのあるスポットです。

パルテノン神殿

ナッシュビルの象徴として知られる、アテネのパルテノン神殿を完全再現した建造物。センテニアルパーク内にあり、巨大な外観は迫力満点。内部には美術館が併設されており、巨大なアテナ像やアート作品を鑑賞できます。

ギリシャ文明の歴史と芸術をナッシュビルで体感できるユニークなスポットとして人気で、写真撮影にも最適。市民の憩いの場としても親しまれています。

ニッサンスタジアム

NFLチーム「テネシー・タイタンズ」の本拠地で、スポーツファンに大人気の巨大スタジアム。試合開催日には熱狂的なファンで埋め尽くされ、アメリカならではの迫力ある観戦体験ができます。

音楽都市ナッシュビルらしく、大規模コンサートが開催されることも多く、世界的アーティストのライブ会場としても有名。スタジアムツアーに参加すれば、ロッカールームやフィールドも見学できる特別な体験が可能です。

ブリヂストンアリーナ

ナッシュビル中心部に位置する多目的アリーナで、プロアイスホッケーチーム「ナッシュビル・プレデターズ」の本拠地です。スポーツだけでなく、世界的アーティストのツアー会場としても利用される、街を代表するエンターテインメント施設です。

2万人規模の会場は迫力満点で、イベントがある日は周辺エリアも大賑わい。アクセスも良く、タイミングが合えば本場のスポーツ観戦や大規模ライブを楽しめる人気スポットです。

バンダービルト大学

全米屈指の名門校として知られる私立大学で、美しいレンガ造りのキャンパスが観光客にも人気。広大な敷地には歴史的建造物や緑豊かな庭園が点在し、散策だけでも楽しめる落ち着いた空間が広がります。

学生街らしくカフェやショップも充実しており、ナッシュビルの知的で洗練された一面に触れられるスポット。大学の雰囲気やアメリカの学生文化を感じたい人におすすめで、訪れる時間帯によって違った表情を見せてくれるのも魅力です。

ジョニー・キャッシュ博物館

“マン・イン・ブラック”として世界的に愛されたカントリー歌手、ジョニー・キャッシュの人生を深く辿れる博物館。ステージ衣装・楽器・手紙・映像など貴重な資料が豊富に展示されており、熱心なファンはもちろん、音楽に詳しくない人でも楽しめる内容です。

規模は大きすぎず見学しやすく、キャッシュの代表曲や名シーンを紹介するコーナーも充実。ブロードウェイ周辺の観光と組み合わせやすく、ナッシュビルの音楽史を象徴する人気スポットです。

センテニアルパーク

ナッシュビル市民の憩いの場として親しまれる広大な都市公園。緑豊かな散策路や池、彫刻が点在し、ゆったりと自然を楽しめるエリアになっています。公園内にはアテネのパルテノン神殿を原寸大で再現した建物があり、観光スポットとしても高い人気を誇ります。

週末には音楽イベントやマーケットが開催されることも多く、地元の雰囲気を感じながら過ごせるのが魅力。季節ごとの景観も美しく、写真撮影にも最適です。

ナッシュビル動物園

家族連れに人気の観光スポットで、広大な敷地に世界中の動物が暮らしています。レッサーパンダやキリンなど定番の動物はもちろん、爬虫類館や鳥類エリアなど見どころも豊富。子ども向けの遊具や体験コーナーも充実しており、1日ゆっくり楽しめます。

園内にはジャングルをテーマにした遊歩道もあり、自然に近い環境で動物を観察できるのが魅力。動物との距離が近い展示も多く、驚きや発見に満ちたスポットです。さらに希少種の保全活動にも力を入れており、学びの要素も多い動物園として高く評価されています。

フリスト美術館

歴史的なアールデコ建築を利用した美術館で、建物自体も見応えのある人気スポット。常設展示はなく、季節ごとに国内外の多彩な企画展が開催されるため、訪れるたびに異なる作品に出会える魅力があります。

館内には子どもが自由にアート制作を楽しめる「Martin ArtQuest」もあり、家族連れにも人気。ミュージアムショップも充実しており、アート初心者から愛好家まで幅広く楽しめる落ち着いた空間になっています。

ナッシュビルの穴場観光スポット8選

ナッシュビルの魅力を深堀りできる穴場スポット8選を紹介します。歴史建築の邸宅や大統領ゆかりの地、伝説の録音スタジオ、アートや植物を楽しめる施設など多彩です。音楽の都らしい小さなライブカフェも含め、定番以外を巡りたい人に最適です。

ベルモント・マンション

美しいイタリア様式の邸宅として知られるベルモント・マンションは、19世紀に建てられた華やかな歴史建築。豪奢な内装や当時の調度品がそのまま残されており、南北戦争期の暮らしや文化を感じられるスポットです。

ガイドツアーでは建物の歴史や所有者のストーリーを丁寧に解説してくれるため、建築や歴史に興味がある人に人気。敷地内の庭園も美しく、観光客が比較的少なく落ち着いて見学できる穴場の名所です。

エルミタージュ

アメリカ第7代大統領アンドリュー・ジャクソンの邸宅として知られる歴史公園。広大な敷地には当時の住居、庭園、博物館が保存されており、大統領の生涯や政治的背景を深く理解できます。

オーディオガイドや馬車ツアーもあり、臨場感のある歴史体験ができるスポットです。ナッシュビル中心部から少し離れているため観光客が分散し、ゆっくり巡れる穴場になっています。保存状態の良さも魅力で、アメリカ史に関心がある旅行者に特におすすめです。

RCAスタジオB

エルヴィス・プレスリーをはじめ、多くの名アーティストが録音を行った伝説のスタジオ。ヒット曲が数々生まれた“ナッシュビルサウンド”の聖地ともいわれ、音楽ファンには外せないスポットです。

館内ツアーでは当時の録音機器やスタジオ設備を間近で見られ、録音秘話なども紹介。実際にプレスリーが使用したピアノを見られるのも魅力です。観光客がメジャースポットに集中しがちなため、音楽好きにはぜひ訪れてほしい穴場の名所です。

マダムタッソー蝋人形館

世界的に有名なマダムタッソーのナッシュビル版で、音楽の都らしくカントリー、ブルース、ロックなど多ジャンルのアーティストが勢ぞろい。

エルヴィス・プレスリーやジョニー・キャッシュ、テイラー・スウィフトなどの等身大フィギュアと間近で写真が撮れるため、音楽ファンにはたまらないスポットです。

館内はテーマごとに演出が凝らされ、ステージセット風の展示も多数。ショッピングモール内にありアクセスしやすく、雨の日の観光にも最適な穴場スポットです。

ハッチショープリント

1879年創業の歴史あるレタープレス（活版印刷）工房で、ナッシュビルの音楽文化を支えてきた名門ポスタースタジオ。カントリー歌手やライブイベントのポスターを手がけてきたことで知られ、館内では印刷の工程を間近で見学できます。

色鮮やかなビンテージ風ポスターはお土産にも人気で、ここでしか手に入らない限定デザインも多数。ワークショップに参加すれば自分だけの作品づくりができ、観光客が少ない穴場スポットとして高評価を得ています。

ベル・ミード・ヒストリック・サイト&ワイナリー

19世紀の南部邸宅を保存した歴史施設で、かつては競走馬の名門牧場として知られた場所。ガイドツアーでは豪華な邸宅内部や敷地に残る歴史建築を巡り、南北戦争期の暮らしや文化を深く学べます。

ワイナリーが併設されているのも特徴で、テイスティング付きツアーでは地元産ワインを楽しめるのが魅力。さらに敷地には黒人の歴史を伝える展示もあり、深い学びが得られる点も評価されています。

広々とした庭園も美しく、落ち着いた雰囲気で過ごせる大人向けの穴場スポットです。

チークウッド植物園&美術館

かつて大富豪チーク家の邸宅だった敷地を整備した植物園と美術館の複合施設。55エーカーの広大なガーデンには季節の花々が咲き、春のチューリップ祭や秋のパンプキンイベントなど季節行事も人気です。

邸宅内はアート作品が展示され、建築と芸術の両方が楽しめる上質な空間。園内には日本庭園や彫刻庭園もあり、散策するだけでゆったりとした時間を味わえます。観光客が比較的少なく、自然とアートを同時に楽しめる穴場スポットです。

ブルーバードカフェ

地元ミュージシャンから世界的アーティストまで、多くの才能を輩出してきた小さなライブカフェ。シンガーソングライターが中心となる“イン・ザ・ラウンド”形式の演奏が特徴で、間近で生の歌声を聴ける特別な体験ができます。

テイラー・スウィフトがキャリアを始めた場所としても有名で、音楽ファンにとっては聖地のような存在。座席数が少なくチケットは争奪戦ですが、その分アットホームな雰囲気が魅力。観光の定番には載らない、音楽都市ナッシュビルらしい穴場スポットです。

ナッシュビルに来たら外せない！おすすめグルメ5選

ナッシュビルでぜひ味わいたい名物グルメを5つ厳選しました。音楽の街ならではの名物料理から、地元の人に愛されるローカルフード、甘い人気スイーツまで多彩な味わいが楽しめます。旅の満足度を高める、本場の美味しさに出会えるラインナップです。

ホットチキン

ホットチキンはナッシュビル名物として世界的に知られる料理で、カリッと揚げたフライドチキンに特製スパイスをたっぷりまぶした刺激的な一品。ほどよい辛さから激辛レベルまで選べる店が多く、地元の人々も“ホットチキン巡り”を楽しむほど人気があります。

サイドのピクルスや食パンと一緒に頬張るのが定番で、ビールとの相性も抜群。観光で訪れたら必ず味わいたい本場のソウルフードで、辛さの中に深い旨みが感じられるのが魅力です。

Prince’s Hot Chicken

ホットチキン発祥の店とされる老舗で、地元民はもちろん観光客にも大人気。伝統レシピを守り続け、辛さのレベルごとに異なる味わいが楽しめます。

ミート・アンド・スリー

ミート・アンド・スリーは南部の家庭料理を象徴するスタイルで、肉料理1品と野菜系おかず3品を自由に組み合わせる“選べる定食”のような仕組みが特徴。フライドチキン、ポークチョップ、ミートローフなどメインはどれも食べごたえ抜群。

スウィートポテト、マカロニ＆チーズ、コールスローなどサイドの種類も豊富で、南部らしい優しい味わいを楽しめます。観光中のランチにぴったりで、地元の人々が普段使いする気取らない食堂の雰囲気も魅力。ナッシュビルの食文化を手軽に味わえる必食の一皿です。

Monell’s

南部家庭料理の人気店で、大きなテーブルを囲んで食事をシェアする“ファミリースタイル”が名物。観光客にも評判の温かい雰囲気が魅力です。

バーベキューリブ

ナッシュビルのソウルフードとして人気の高いバーベキューリブは、じっくり燻製した豚の骨付き肉に特製ソースを絡めた豪快な一品。外側は香ばしく、中は驚くほど柔らかい肉質で、噛むほどにスモーキーな香りと旨みが広がります。

店ごとにソースの甘さや辛さ、燻製の強さが異なるため、食べ比べも楽しみのひとつ。フライドピクルスやベイクドビーンズなどのサイドメニューと一緒に楽しめば、南部らしい濃厚な味わいを堪能できます。

ボリューム満点で満足度の高いグルメとして、観光客からも絶大な支持を集める定番料理です。

Peg Leg Porker

ナッシュビルの人気BBQ店で、スモーク技術に定評のある実力派。特製ドライラブで仕上げるリブは香り高く、地元民にも愛されています。

グーグークラスター

グーグークラスターはナッシュビル発祥のチョコレート菓子で、キャラメル・ヌガー・ピーナッツ・ミルクチョコレートを贅沢に組み合わせた濃厚な一品。100年以上の歴史を持ち、アメリカ南部の代表的スイーツとして地元民に長く愛されています。

個包装で持ち帰りやすく、お土産としても人気。甘さはしっかりありますが、ピーナッツの香ばしさとキャラメルの食感が絶妙で、コーヒーとの相性も抜群です。

定番商品だけでなく期間限定フレーバーも多く、店内では好みの材料を選んで“オリジナルクラスター”を作れる体験もあり、観光客にも好評です。

Goo Goo Shop

グーグークラスターの専門店で、限定フレーバーや手作り体験が楽しめる人気スポット。カフェ併設でイートインも可能です。

ムーンシャイン（地酒）

ムーンシャインは、アメリカ南部で古くから親しまれてきた密造酒をルーツに持つ蒸留酒で、透明な見た目と力強い風味が特徴。近年は合法的に製造され、フレーバーの種類も豊富で、ストロベリーやピーチなど飲みやすいタイプから、ウイスキーのように重厚な味わいのものまで揃います。

アルコール度数が高めですが、カクテルにしても美味しく、旅の思い出にぴったり。試飲できる蒸留所では製造工程を学ぶこともでき、ナッシュビルならではのローカル文化を感じられる人気の“地酒体験”です。

Ole Smoky Distillery

テネシー州を代表するムーンシャインブランドで、多彩なフレーバー試飲が楽しめる人気スポット。蒸留所ツアーもあり観光客に好評です。

ナッシュビルの2泊3日モデルコース

ナッシュビルを初めて訪れる人に向けて、人気観光地と穴場をバランスよく巡る2泊3日のモデルコースをご紹介します。音楽の聖地をめぐりつつ、歴史・自然・グルメも楽しめる実用的なプランで、短期間でも街の魅力をしっかり体感できます。

1日目：王道スポットで“音楽の都”を体感する1日

1日目は、ナッシュビル到着後にダウンタウン中心の観光をギュッと詰め込んだ構成です。移動時間が短く歩きやすいエリアのため、時差があっても無理がありません。

まずはブロードウェイ周辺を散策し、昼間から響くライブ音楽やネオンの雰囲気を楽しみます。通り沿いにはショップやカフェも多く、音楽ファンでなくても歩くだけでワクワクするエリアです。その後、「カントリーミュージック殿堂博物館」で街の音楽ルーツを深く理解し、展示や映像を通してナッシュビルの歴史を身近に感じられます。

夕方以降はライブハウス巡りや名物グルメを味わいながら、夜の街の活気を堪能。初日から“ナッシュビルらしさ”をしっかり感じられる充実したプランです。

ダウンタウン・ブロードウェイ散策（14:00〜15:30）

カントリーミュージック殿堂博物館（15:40〜17:00）

ジョニー・キャッシュ博物館（17:10〜18:00）

Honky Tonkでライブ&ディナー（19:00〜21:00）

2日目：音楽の聖地と歴史をめぐる“深堀りコース”

2日目は、ナッシュビルの音楽文化を象徴する名所を一気に巡る充実した1日。午前中は人気の RCAスタジオBツアーに合わせてスケジュールを組み、エルヴィスをはじめ数々の名アーティストがレコーディングした“音楽の聖地”を体験します。スタジオ内のリアルな空気感や名曲誕生のエピソードは、音楽ファンでなくても心を動かされるはず。

その後は「カントリー音楽の母教会」ライマン公会堂へ移動し、歴史あるホールの美しい内部を見学。午後はマダムタッソーで有名ミュージシャンの蝋人形と写真を撮ったり、ナッシュビル発祥スイーツ「グーグークラスター」専門店で休憩したりと、軽めの観光を挟みます。

夕方は地元民に人気のBBQ店やバーで食事と音楽を楽しみ、1日をゆったり締めくくる流れ。移動しやすく、ナッシュビルらしさを深く味わえる満足度の高いコースです。

RCAスタジオBツアー（10:30〜11:30）

ライマン公会堂ツアー（12:00〜13:00）

マダムタッソー蝋人形館（14:00〜15:30）

Goo Goo Shop（16:00〜16:30）

Peg Leg Porkerでディナー（18:00〜19:30）

3日目：自然・アート・歴史に触れる落ち着いた最終日

3日目は、ナッシュビルの“もう一つの魅力”である自然とアートに触れる、ゆったりとしたコース。中心部の喧騒を離れ、人気のチークウッド植物園やパルテノン神殿に立ち寄れば、手入れの行き届いた庭園や荘厳な建築が迎えてくれ、旅の疲れを癒やす穏やかな時間が流れます。季節の花々や美術館の展示を楽しめるため、写真映えスポットも豊富です。

午後は空港へ向かう前に近場のカフェで軽食を取り、帰国準備もゆっくり進められる無理のないスケジュールに。時間に余裕があれば、南部邸宅の美しさが残るベルモントマンションや、大統領ゆかりの歴史公園エルミタージュなどを追加しても◎。

観光の締めくくりに“音楽だけではないナッシュビルの深み”を味わえる過ごし方です。

チークウッド植物園＆美術館（9:00〜11:00）

パルテノン神殿（11:20〜12:20）

センテニアルパーク散策（12:20〜13:00）

空港へ移動・軽食（14:00〜）

ナッシュビルの観光に関するよくある質問

ナッシュビルで行ってはいけないエリアはある？

ナッシュビル中心部は観光客も多く比較的安全ですが、夜の北側や、ブロードウェイから外れた治安が不安定な地域は注意が必要です。特に人気の少ない路地や夜遅い時間の単独行動は避けましょう。主要観光地や交通量の多いエリアを利用すれば安心して楽しめます。

ナッシュビルでしかできないことはある？

ナッシュビルは “音楽の都” として世界的に知られ、名曲が生まれたRCAスタジオBの見学や、グランド・オール・オプリーの生公演鑑賞はここでしかできない体験。ライブバーが並ぶブロードウェイで毎日生演奏を楽しめるのも特別です。音楽に浸れる唯一無二の街です。

ナッシュビルには何泊するのがおすすめ？

主要スポットを無理なく巡るなら2泊3日が最適。音楽スポット、歴史名所、自然やグルメまでバランスよく楽しめます。ライブ鑑賞や郊外の穴場も訪れたい場合は 3泊4日が理想。滞在日数が増えるほど、街の深い魅力をじっくり味わえます。

まとめ

この記事では、ナッシュビルで楽しめる観光スポットや音楽体験、自然・歴史・グルメなど、多彩な魅力を紹介してきました。ナッシュビルは “音楽の都” として知られ、ブロードウェイに響く生演奏や、名曲が生まれたRCAスタジオB、伝統あるグランド・オール・オプリーなど、街全体が音楽文化に満ちています。

また、パルテノン神殿を擁するセンテニアルパークやチークウッド植物園、歴史的邸宅など、自然やアート・歴史に触れられる場所も多く、さまざまな過ごし方ができる点も魅力です。ホットチキンやBBQなど地元グルメも旅の楽しみを彩ります。

音楽とカルチャーが交差するナッシュビルで、自分だけの特別な旅を楽しみましょう。