築56年の空き家を貸切宿に再生、東京×北海道・美瑛の二拠点生活も本格始動

“暮らしに余白をもたらす”古民家宿「Ubaku Villa(宇莫別荘)」改修工事スタート

美瑛の原風景に囲まれた、小さなヴィラの再生計画

北海道・美瑛町の丘の風景に溶け込むように佇む、築56年の古民家。

舞台は、旭川空港から車で約20分、美瑛町の中心部から約10分の場所にある、静かな集落「宇莫別(うばくべつ)」。

観光地の喧騒から少し離れ、人の手があまり加わっていない自然、風や小鳥の声が響く静けさ、どこか懐かしさを感じる風景――そんなこの土地の魅力を、そのまま宿の名「Ubaku Villa(宇莫別荘)」に込めました。

この古民家を一棟貸切宿「Ubaku Villa(ウバクヴィラ)」として再生するプロジェクトが、2025年6月に改修工事をスタートしました。

オフィシャルWEBサイト:https://ubakuvilla.com/

Ubaku Villaの立地

「空き家再生」×「二拠点生活」で挑む宿づくり

本プロジェクトを手がけるのは、東京のデベロッパーで不動産再生の仕事に携わるmashu。

都市での安定したキャリアを持ちながら、美瑛との二拠点生活を始め、自ら図面を引き、地元の工務店とともに空き家再生に挑んでいます。

改修工事では、古い木柱を残しながら、断熱性や水回りを現代仕様にアップデート。一部の工程――現地での草刈りや柱磨き、塗装など――は、自らの手も加えながら進めています。

月の半分は東京で働き、もう半分は美瑛で宿をつくる。

そんな「暮らしながら、場をつくる」というプロセスもまた、この宿の大切なストーリーです。

Ubaku Villaからの冬景色
丘のまち・美瑛

“暮らしに余白をもたらす”宿の構想

Ubaku Villaのコンセプトは、“暮らしに余白をもたらす”

たとえば——

森を眺めながら味わう早朝の一杯のコーヒー。

焚き火の灯りの中で静かに本を読む夜のひととき。

そんな「日常の中の非日常」が、Ubaku Villaが提案する“余白”です。

ここは「旅先」でありながら、「もうひとつの暮らしの入口」でもあります。

忙しい都市生活から少し離れ、自然に囲まれた場所で、自分と向き合い、丁寧に暮らす時間を過ごせる場所を目指しています。

小さな書斎スペースや焚き火台のある庭など、ただ泊まるだけでなく、「暮らすように滞在できる」環境づくりを進めています。

既存和室
既存リビング

8月開業・9月クラウドファンディングも予定

宿のグランドオープンは2025年8月を予定しており、開業にあわせて9月にはクラウドファンディングも実施する予定です。

現地での工事の様子や宿の構想は、プロデューサーmashuのnoteでも随時発信中。

プロジェクトの背景や、都市と地方を往復する暮らしについても綴っています。

📗 note記事(プロジェクト裏話)

https://note.com/loftershushi/

Ubaku Villa(宇莫別荘)施設概要

  • 名称:Ubaku Villa
  • WEBサイト:https://ubakuvilla.com/
  • 所在地:北海道上川郡美瑛町中宇莫別中部
  • 運営形態:1日1組限定の無人貸切宿
  • 開業予定:2025年8月
  • 延べ面積:約117平米
  • 定員数:1名~10名
  • 部屋数:4室
  • 敷地面積:約1,800平米

取材・お問い合わせについて

Ubaku Villaでは、空き家再生・二拠点生活・地方創生などのテーマにご関心のあるメディア様からのご取材をお待ちしています。DMでもかまいません。現地訪問・インタビューなど、柔軟に対応可能です。