屋久島観光のベストシーズンはいつ?おすすめの時期や気候・服装・注意点も紹介

屋久島のベストシーズンは、春の4〜5月、夏から秋の7月〜10月です。亜熱帯に位置する屋久島は温暖な気候ではあるものの、平均気温は約12℃〜26℃と比較的快適に過ごせるのが魅力です。

しかし、屋久島では海岸部や山岳部では天候が異なっていたり、台風や梅雨などの雨の時期があったり、山では氷点下に達するほどの寒さがあったりと気候の特徴がつかめず旅行で苦労する方もいるでしょう。

本記事では、屋久島のベストシーズンの紹介をしつつ、シーズンごとの気候の特徴やおすすめの服装、注意点などを紹介します。また格安で行けるタイミングやトレッキング・登山などで必要なものなども解説するので、屋久島旅行の計画を立てている方は参考にしてみてください。

屋久島旅行におすすめのベストシーズンは?

出典:屋久島観光協会

屋久島のベストシーズンは、一般的に4〜5月、7月〜10月といわれています。

4〜5月の時期は雨が多いものの天候が安定しやすい時期であるため、登山やトレッキングなどのアウトドアに適しています。気温も約14〜21度と過ごしやすく、穏やかな春の陽気を満喫したい方にもおすすめです。

7〜8月は、比較的雨が少なく川や海のアクティビティにぴったり!台風に遭遇することもありますが、こまめに天気予報をチェックし快適な環境であれば、充実したアクティビティができます。

夏の平均気温も約23〜27度となっており、夏場の東京よりも快適に過ごせるでしょう。

そんな屋久島のベストシーズンですが、旅行の目的によって異なります。例えばトレッキングや登山などであれば3月〜11月、夏のマリンスポーツを楽しむ場合は8月〜9月、観光客が少ない時期に静かに過ごしたい方は12月〜2月がおすすめです。

楽しみ方次第でベストシーズンは変わるので、旅行の目的を明確にした上で最適な時期を選ぶとよいでしょう。

屋久島旅行が一番安く行けるシーズンは?

出典:屋久島観光協会

屋久島旅行が安く行ける時期は、梅雨の時期と12月〜2月の時期です。梅雨の季節は雨の頻度が多くなり12月〜2月はオフシーズンにあたるため、観光客が減ることから航空券の料金も安くなる傾向にあります。

特に冬の場合は屋久島でも標高の高い場所で積雪が見られることもあるので、閑散時期に登山をしたい方にとってはベストなタイミングでしょう。

反対に、3月〜5月、夏の時期などは航空券の料金が高くなる傾向にあります。オフシーズンにあたる年末年始でも高騰しやすいので、こまめに料金をチェックするのがおすすめです。

ハイシーズンでも安く行きたい方は、宿泊とセットになったパッケージツアーや航空会社のセールなどを活用するとお得に屋久島旅行ができる可能性があります。

下記に羽田空港と屋久島間の料金をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

シーズン航空券の目安
春(3月〜5月)約35,326円~75,979円
夏(6月〜8月)約36,036円~74,381円
秋(9月〜11月)約36,036円~55,564円
冬(12月〜2月)約26,983円 ~64,795円

飛行機で屋久島を訪れる際は、乗継便の利用も考慮するのがポイントです。屋久島から主要都市を結んでいる空港は福岡空港と大阪の伊丹空港のみとなっており、羽田空港の場合は乗継が必要になります。

乗継便だと直行便と比較して航空券の価格が高くなるので、事前にチェックしましょう。

屋久島のシーズン別で見る気候と服装について

屋久島は年間を通して温暖な気候ですが、時期によって平均気温が異なり、梅雨や台風の時期には降水量が増えやすくなります。また、海岸部や山岳地帯では気候が変わるため注意が必要です。

特に登山やトレッキングの場合は山頂や麓では気温差が大きく出たり、山頂部ではまれに積雪も珍しくありません。

そんな気候の変動が激しい屋久島ですが、それぞれのシーズンではどのような過ごし方や服装をするべきなのか紹介します。

シーズン平均気温
春(3月〜5月)約17℃前後
夏(6~8月)約26℃前後
秋(9月〜11月)約22℃前後
冬(12月〜2月)約12℃前後

参照元:気象庁

春(3~5月)

出典:屋久島観光協会

3〜5月は、比較的安定しており、平均気温は約16℃〜21℃です。3月は肌寒さが残っているものの、4月あたりからは心地よい気温でトレッキングや登山などが楽しめます。また新緑が芽吹いてきたり、山桜が咲いたりするので、春を満喫したい方におすすめの時期です。

5月も自然を満喫できますが、この時期からは25度に達することもあり、汗ばむこともあります。そのため、夏手前の5月でも涼しい格好や水分補給、日差し対策などで暑さ対策をした方がよいでしょう。

屋久島では毎年4月29日になると春の訪れや五穀豊穣、大漁を祈る「宮之浦春祭り」が行われます。屋久杉で作ったお神輿や舞台パフォーマンスなど屋久島の伝統が感じられるイベントなので、お祭り好きの方におすすめです。

春の屋久島旅行の服装

3月は最低気温が約13℃と肌寒かったり、5月は夏日になるほど暑くなったりと春のシーズンでも一月ごとで気候が大きく変わります。特に4月〜5月にかけては気温差が激しく、気温の変化に応じて服装を変えることがポイントです。

半袖の上に長袖シャツや軽めのアウターを着たり、長袖の上にパーカーやウィンドブレーカーなどを着たりするなどして柔軟に着こなしができるようにしましょう。

夏(6~8月)

出典:屋久島観光協会

屋久島の夏は、6月、7〜8月で気候が大きく異なります。6月は本格的な梅雨のシーズンに突入し、他のシーズンと比較して平均降水量が約860mmと雨が降る頻度も増えます。まれにゲリラ豪雨や災害級の雨なども降ることもあるので、しっかり雨具を用意した上で観光をするのがおすすめです。

雨の日でも登山やトレッキングなどができますが、天候の状況次第では中止になることもあるので、こまめに天気予報をチェックしましょう。なるべく雨を避けたい方であれば、屋内でできる体験も検討するのがポイントです。

梅雨のシーズンが過ぎると、比較的天候が安定しやすくなります。シュノーケリング、SUP、ダイビング、カヤックなどの海や川のアクティビティが増えるので、屋久島でしっかり思い出作りをしたい方にはベストなタイミングでしょう。

ただし、気温上昇に伴い熱中症や脱水症状などに注意が必要です。

屋久島では、6〜8月にかけて夏の風物詩が多く開催されます。如竹踊りや六月燈、やくしま夏まつり、大迫力の漁船パレードが魅力の一湊浜まつりなど、イベントが盛りだくさん!ぜひ、機会があれば屋久島旅行の記念に参加してみてください。

夏の屋久島旅行の服装

夏は平均26℃前後となっていますが、30℃を超える日もあり半袖や短パンなどがおすすめ!気軽に観光する方や海のレジャーを楽しむ方であれば、帽子や日傘などがあるとよいでしょう。また、日差しも強くなるため、日焼け対策を徹底することも必要です。

ただし、トレッキングや登山などをする場合は、長ズボンやレギンスなどで肌を露出しないようにすることが重要!肌を露出させてしまうと、転倒した際にけがをしてしまう恐れがあります。

また、夏場だとサンダルで訪れる方もいるでしょう。海のレジャーや観光のみであれば問題ないですが、登山やトレッキングをする際はサンダルだと足元が滑りやすくなります。安全に登山するためにも、夏でも必ず登山用の靴で行きましょう。

さらに夏場は突然の雨や雷雨などに見舞われることもあるので、折り畳み傘やレインウェアなどがあると安心です。特に登山やトレッキングをする際は、ゴアテックス製レインウェアがおすすめ!防水性、透湿性、耐久性の3つの機能を備えており、雨を含めた水滴を防止してくれます。

秋(9~11月)

出典:屋久島観光協会

9〜11月になると、暑さが落ち着いてきます。9月前半はまだまだ汗ばむ陽気がありますが、平均気温が約18℃〜25℃と涼しいです。また10月頃からは雨が降る頻度も少なくなるため、快適な気候の中で登山やトレッキングなどが楽しめます。

さらに、10月後半から11月になると紅葉の見ごろに!深い森の中で色鮮やかな紅葉が見られるため、より一層秋らしさが感じられるでしょう。

ただし、雨が落ち着く秋でも台風には注意が必要です。9月から10月にかけても台風が直撃する可能性があるので、こまめに天気予報をチェックしましょう。

さらに、屋久島では秋の風物詩も目白押し!毎年9月15日に開催される十五夜の綱引きや幻想的なキャンドルが魅力のやくしま森祭り、そして約14,000本の灯篭を灯す屋久島夢祭りなどがあります。

いずれも夜に開催されるイベントばかりで、やくしま森祭りや屋久島夢祭りなどであれば、SNS映えする写真が撮れます。ぜひ、非日常感溢れる屋久島の秋祭りで素敵な思い出を作ってみてください。

秋の屋久島旅行の服装

秋の屋久島は、昼間は長袖やTシャツ1枚で過ごせるものの、早朝や夜などは冷え込むことがあるため、パーカーやアウターなどが必要です。特に登山やトレッキングの場合は標高が高い場所だと一気に気温が下がることもあるので、防寒着も用意しましょう。

また、雨の頻度が減りやすい時期であるものの、台風の影響や秋雨前線の停滞などで雨が降る場合もあります。万が一の雨に備えて、観光やアウトドアに出かける際は、雨具も携帯しておきましょう。

冬(12~2月)

出典:屋久島観光協会

本州と比較して温暖な気候であるものの、平均気温は約12℃前後と肌寒いです。そのため、しっかりとした防寒着の用意が欠かせません。

冬のオフシーズンでも、登山やトレッキングなどのアクティビティが楽しめます。また、カヌーツアーも人気のひとつ!水温は下がるものの、水に濡れずに屋久島の自然を満喫できます。

どの観光スポットもオフシーズンになることから人が少なくなるため、屋久島の大自然を独り占めしたい方にはおすすめです。

屋久島では、毎年12月31日〜1月1日にかけて、宮之浦にある益救神社にて益救神太鼓年越祭(やくじんたいことしこしまつり)が行われます。このお祭りでは善の神様と悪の神様が太鼓を打ち合うということから、太古の演奏が行われるのが特徴です。

迫力のある響きは厄災を祓い、来年の幸運を祈る意味合いが込められているので、よりよい1年にしたい方におすすめです。

さらに、1月には「屋久島一周ウルトラエコマラニック」2月には「サイクリング屋久島・屋久島ヒルクライム」などのイベントもあります。いずれも屋久島の自然を体感しながら島巡りができるので、興味のある方は参加してみてください。

冬の屋久島旅行の服装

冬の屋久島は本州と比較して温暖な気候ですが、長袖Tシャツや防寒用のダウンジャケット、ズボン、タイツ、厚めの靴下などを用意するのがおすすめ!また冬場に登山やトレッキングなどをする方は、登山用の防寒着があると安心です。

また温暖な屋久島でも標高が高い場所でも雪が積もる場合があるため、冬用登山靴やアイゼン、ピッケル・ストックなどのアイテムも用意しましょう。

屋久島旅行で気をつけるべきシーズンや休暇

出典:屋久島観光協会

屋久島旅行では、旅行の目的や訪れる時期によって注意点が異なります。特に、以下の2点は注意が必要!屋久島旅行で困らないためにも、事前にチェックしてみてください。

梅雨と台風の時期に注意

屋久島旅行をする際は、雨の時期に注意しなければなりません。6月の梅雨の時期は他のシーズンと比較して平均降水量が約860mmと高く、雨の日が増えます。

時にはゲリラ豪雨や線状降水帯などの災害級の大雨に見舞われることもあるため、登山やトレッキングなどのアウトドアをする際は注意が必要です。雨がひどい場合は、屋内で楽しめるイベントや体験などに切り替えた方がよいかもしれません。

そして、もう1つ注意が必要なのが台風!8月〜10月は特に台風の影響を受けやすく、強い勢力の状態で上陸する場合もあります。台風の影響によりツアーの中止や飛行機の欠航などが生じるリスクもあるので、屋久島旅行に出かける前に天気予報をチェックするのが望ましいです。

冬の登山は上級者向き

屋久島旅行で注意しなければならないのが、冬の登山です。天候が穏やかな春のシーズンでもコースによっては難易度が高く、コンディションが整っている場合でも途中でリタイヤする方は珍しくありません。

そのようなことを考えると冬の登山は他のシーズンと比べて難易度が上がります。特に宮之浦岳(みやのうらだけ)や永田岳(ながただけ)などの標高が高い山地は雪が積もる場合もあり、雪山装備が必要です。

また冬場の登山は積雪や凍結などによる滑落や転倒などが起こるリスクがあります。このようなリスクに対処できるようにするためにも、冬用登山靴やアイゼン、ピッケル・ストックなども用意するのが望ましいです。

さらに冬の登山は気温差が大きく山の麓では約12℃前後であっても、約1,500m以上登ると氷点下まで気温が下がる場合があります。一気に冷え込むと体温も低下しやすくなるので、しっかり防寒装備を整えた上で登山に臨みましょう。

まとめ

より快適に屋久島旅行を満喫したい方は、春の4〜5月、夏から秋の7月〜10月がおすすめです。4〜5月にかけては、山桜や新緑などが見られ、より春らしさを感じられます。

一方7月〜8月は川や海のレジャーを楽しむことができ、9月〜10月は紅葉はもちろんのこと、幻想的なキャンドルが見られるやくしま森祭りや灯篭の美しさが魅力の屋久島夢祭りも見どころです。

雨が多い梅雨や冬でも、工夫次第では充実した屋久島観光ができます。例えば、小雨程度であればしっかり雨具を用意すれば登山やトレッキングなどが可能。冬でも防寒着を整えれば、オフシーズンでも美しい屋久島の山々の雪化粧が一望できます。

ぜひシーズンごとの屋久島の気候の特徴を知り、旅の目的に合った最適な時期に訪れてみてください。