東京の結婚式場は、様々なタイプの会場がそろい、自分達らしい式を選べるのが魅力です。格式あるホテルや都心の景色を望む会場、少人数で心あたたまる時間を過ごせるレストランウェディングなど、希望に合わせた選択ができます。

遠方からのゲストも集まりやすく、交通アクセスの良さも東京ならではの強みです。

一方で、地方よりも費用が高くなりやすい点や、人気会場では予約が集中しやすい点は注意が必要です。この記事では、東京の結婚式場をランキング形式で紹介し、安いプランや少人数婚に対応したおすすめ会場、さらに費用相場の目安までわかりやすく解説します。

東京で人気の結婚式場とは

東京で人気の結婚式場には、格式と上質さを兼ね備えたホテルウェディングや、自分たちらしさを演出できるゲストハウス、眺望を楽しめるレストランウェディングなどがあります。特に、「帝国ホテル」や「ホテル椿山荘東京（ちんざんそうとうきょう）」、「パレスホテル東京」といった有名ホテルブランドは、サービスの質や料理の評価が高く、多くのカップルから支持を集めています。

また、表参道や代官山エリアでは、おしゃれで写真映えするガーデン付きの会場も人気です。伝統的な神前式を行える神社から、最新トレンドを取り入れたモダンな会場まで、東京ではスタイルの異なる多彩な結婚式場が選ばれています。

東京都内で結婚式を挙げるメリット

東京で結婚式を挙げる最大の魅力は、アクセスの良さとバリエーションの豊かさです。主要駅や空港からの交通手段が充実しており、遠方のゲストも招きやすい環境が整っています。また、都内にはホテルや専門式場、レストラン、神社など幅広いタイプの会場があり、希望の雰囲気や予算に合わせて選びやすいのも特徴です。

エリアごとに個性が異なり、丸の内や表参道はおしゃれでスタイリッシュな印象、浅草や上野は伝統的な和の雰囲気を演出できます。また最新の演出設備を備えた会場も多く、自分たちらしい式を叶えやすいのが東京都内で挙げるメリットといえるでしょう。

遠方からのアクセスが良い

東京都内で結婚式を挙げる大きな魅力のひとつが、遠方からのアクセスの良さです。新幹線や空港、高速バスなど交通網が整っており、地方や海外からのゲストもスムーズに来場できます。

特に羽田空港や東京駅周辺は、宿泊施設や観光スポットも多く、挙式前後に宿泊し、東京観光を楽しみやすいのもポイントです。地方出身の新郎新婦にとっても、親族や友人を招待しやすく、移動の負担を軽減できるのは大きなメリットといえます。

また、都内の多くの式場では送迎バスや宿泊提携サービスもあり、ゲストに安心して参加してもらえる環境が整っています。

式場が多いため選択肢が多い

東京は全国の中でも結婚式場の数が圧倒的に多く、希望や予算に合わせて自由に選べるのが魅力です。ホテルや専門式場はもちろん、レストランウェディングやゲストハウス、神社での神前式など、スタイルの幅が非常に広いのが特徴です。

たとえば、格式あるホテルで上質なサービスを重視するカップルもいれば、少人数で温かい雰囲気の挙式を希望する方、緑の見える会場で自然を感じながら過ごしたい方など、自分たちらしい会場を選ぶことができます。

また、費用や立地、料理の評判などを比較しながら、理想の会場を選びやすいのも東京ならではの魅力です。様々な選択肢が数多く揃うことで、東京はこだわりや理想を形にしやすいエリアといえるでしょう。

エリアによって雰囲気が異なる楽しさがある

東京の結婚式場は、エリアごとに雰囲気が大きく異なるのも特徴のひとつです。丸の内や銀座などの都心エリアでは、格式と上品さを感じるホテルウェディングが人気です。表参道や代官山では、緑に囲まれたガーデン風の会場や、デザイン性の高いゲストハウスが多く、おしゃれな雰囲気を楽しめます。

一方、浅草や上野などの下町エリアでは、神社での伝統的な神前式を選ぶカップルも増えています。お台場や汐留では、海を望む開放的なロケーションが魅力で、夜景をバックにしたロマンチックな挙式も可能です。

このように、同じ東京でも場所によって個性が異なり、ふたりの理想やテーマに合わせた結婚式を選ぶ楽しさがあります。

洗練された最先端の結婚式場が多い

東京には、新しいスタイルを取り入れた結婚式場が数多くあります。映像演出やプロジェクションマッピング、ライブ配信などを活用した最新の演出ができる会場も増えており、遠方の家族や友人にも迫力のある結婚式を届けられます。

また、料理や装花、衣装などの最新のトレンドを積極的に取り入れる会場も多く、自分たちらしいテーマウェディングを実現しやすいのも特徴です。さらに、チャペルのデザインやフォトスポットにこだわった式場も多く、思い出に残る写真が残せるのも魅力のひとつです。東京では、伝統と新しさが融合した“今の時代に合った結婚式”を叶えることができます。

東京都内で結婚式を挙げるデメリット

東京で結婚式を挙げる際には、いくつか注意しておきたい点もあります。まず、地方と比べると会場費や衣装代など全体の費用が高くなる傾向があります。人気のシーズンや日取りでは予約が集中し、希望日に式を挙げられないことも少なくありません。

また、都心部の式場では敷地が限られているため、駐車場が少なかったり、自然を感じにくかったりする場合もあります。さらに、ゲストの移動距離が長くなるケースもあり、特に地元が東京から遠い新郎新婦にとっては招待の調整が大変なことも。東京での挙式は華やかで便利な反面、費用面や準備の計画性が求められる点を理解しておくことが大切です。

地方よりも相場の金額が高い

東京都内での結婚式は、地方と比べて費用が高くなる傾向があります。主な理由は、土地代や人件費の高さに加え、料理や装花、衣装などのクオリティが全体的に高いことです。人気ホテルや専門式場では、挙式料や会場使用料だけでなく、撮影や装飾などのオプション費用も上乗せされやすく、総額が大きくなりがちです。

また、東京は需要が高く、人気のシーズンや週末は価格設定も上昇するため、早めの予約が重要になります。しかし、平日やナイトウェディングなどを選ぶことで、費用を抑えることもできます。東京での結婚式は高額になりやすいものの、その分サービスの質や演出の自由度が高い点が魅力です。

地元が違う場所の場合に参列客が行きずらい

東京で結婚式を挙げる場合、地元が地方の新郎新婦にとっては、招待客の移動負担が大きくなることがあります。新幹線や飛行機を利用する必要があり、交通費や宿泊費がかさむのはゲストにとって少し負担になってしまいます。

また、特に年配の招待客では、土地勘のない場所への移動に不安を感じるケースもあります。そのため、アクセスしやすい会場を選んだり、最寄駅からの送迎サービスを利用したりするなどの配慮が必要です。

中には、挙式のみを東京で行い、披露宴を地元で開く「二部制ウエディング」を選ぶカップルもいます。地元が違う場所での挙式は華やかですが、ゲストの立場を考えた配慮も大切です。

東京都内でおすすめの結婚式場5選

東京には、格式のあるホテルから絶景を楽しめるロケーションの会場まで、魅力的な結婚式場が数多くそろっています。ここでは、その中でも特に人気が高く、サービスや料理、雰囲気の評価が高い5つの会場を厳選してご紹介します。

どの会場も個性的で、招待するゲストの人数や式のスタイルに合わせて選びやすいのが特徴です。それぞれの魅力を知ることで、理想の結婚式場探しの参考にしてくださいね。

東京會舘

「東京會舘（とうきょうかいかん）」は、丸の内エリアの中心に位置し、長年にわたり多くのカップルに選ばれてきた歴史ある結婚式場です。皇居外苑を望むロケーションと、創業90年以上の歴史が織りなす上質な空間が魅力です。

料理はフランス料理を中心に、味・見た目・サービスすべてに定評があります。大人数の披露宴から少人数の家族婚まで柔軟に対応でき、経験豊富なスタッフが打ち合わせから当日まで丁寧にサポートしてくれます。

アクセスも良く、東京駅・有楽町駅の両方から近いため、遠方からのゲストにも便利です。格式と信頼を重視する方におすすめの会場です。

グランドニッコー東京 台場

グランドニッコー東京 台場は、東京湾とレインボーブリッジを望む絶景が魅力のホテルウエディング会場です。最上階にあるチャペル「ルミエール」は天井が高く、自然光が差し込む明るい空間。祭壇の向こうには海と空の景色が広がり、開放感に満ちた挙式ができます。

披露宴会場は少人数の会食から1,000名規模のパーティまで対応でき、映像・照明などの演出設備も充実しています。館内にはドレスサロンやスパ、レストランなども備わっており、準備から当日まで快適に過ごせます。台場駅直結という立地も魅力で、遠方ゲストにも安心。お台場らしい景観とホテル品質のサービスを兼ね備えた人気の式場です。

アニヴェルセル 立川

アニヴェルセル 立川は、立川エリアで人気のガーデン付き貸切邸宅型の結婚式場です。多摩モノレール「泉体育館駅」から徒歩2分の好立地で、JR立川駅からの無料送迎バスも利用でき、遠方ゲストにもわかりやすいアクセスが魅力です。独立型チャペルは天井高約10メートルの開放的な造りで、自然光がたっぷりと差し込み、温かな雰囲気のチャペルです。

披露宴会場は少人数の会食から100名規模のパーティまで対応可能で、ガーデン演出や映像演出などアレンジができ、自由度の高い演出ができます。料理も定評があり、専属シェフが一組ごとにメニューを提案してくれます。プライベート感と華やかさを兼ね備えた、立川らしい上質なウエディングが実現できる会場です。

パレスホテル東京

パレスホテル東京は、皇居外苑の緑と水辺を望む贅沢なロケーションに建つ、都内屈指のラグジュアリーホテルです。地下通路で大手町駅と直結し、東京駅からも徒歩圏内とアクセス抜群。遠方ゲストにもわかりやすく、移動の負担が少ないのが魅力です。

挙式は自然光が差し込むチャペルと、出雲大社の御霊を祀る神殿から選択可能。洋の華やかさと、和の伝統を感じる落ち着いた雰囲気のどちらにも対応しており、希望に合わせた挙式ができます。披露宴会場は40名から420名まで対応でき、シンプルで上質なデザインと最新の音響・映像設備も完備しています。

ホテルクオリティの料理と細やかなサービスにも定評があり、高級感とアクセスを重視する方におすすめの会場です。

クラシカ表参道/別邸KEYAKI

クラシカ表参道／別邸KEYAKIは、表参道の並木通り近くに佇むモダンで落ち着いた雰囲気の結婚式場です。木の温もりを感じるチャペルは高い天井と自然光が印象的で、緑を背景にした自然を感じる式を挙げることができます。

披露宴会場は「別邸KEYAKI」などタイプの異なる空間もあり、少人数の家族婚から100名規模の披露宴まで柔軟に対応できます。料理は旬の食材を使った創作フレンチで、口コミでも味と盛り付けの美しさが高く評価されています。

表参道駅から徒歩3分というアクセスの良さも魅力で、遠方ゲストにも案内しやすい立地です。都会の中心にありながら、自然とデザインが調和した上質な会場です。

東京の結婚式に必要な費用相場について

東京で結婚式を挙げる場合、全国平均よりも費用が高くなる傾向があります。会場の立地や設備、料理のグレードによって金額は変動しますが、全体の平均はおおよそ300〜400万円前後が目安です。

ホテルや専門式場では演出や衣装などの追加費用も多く、こだわり次第で総額が大きく変わります。ここからは、東京都内で実際に結婚式を挙げる際に必要となる各項目別の平均費用を詳しく見ていきましょう。

平均費用の目安（東京都の場合）

東京都内で結婚式を挙げる場合は、全国平均よりも高い傾向があります。ゼクシィ結婚トレンド調査2025年度版によると、全国平均は約330万円前後に対し、東京都の平均は約430万円（招待人数約70〜80名）とされています。

主な原因は、地価や人件費、料理の品質、設備の充実度が高いことになります。特にホテルや有名専門式場では、演出・衣装・写真などにこだわるカップルが多く、500万円を超えるケースも少なくありません。

一方で、少人数婚や平日挙式、ナイトウェディングを選べば、費用を200万円台に抑えることも可能です。希望するスタイルや人数によって金額差が大きいため、下記の目安表を参考に、自分たちの理想に合ったプランを検討してみましょう。

平均費用①挙式費用

東京都内での挙式費用は、平均で10〜20万円前後が目安です。挙式スタイルによって費用は変わり、最も人気の高い「教会式（チャペル式）」は約15〜20万円、人前式は10万円前後、神前式は15〜25万円程度が一般的とされています。

教会式ではチャペルの装飾や聖歌隊、オルガン演奏などの演出を含むためやや高めですが、おごそかな雰囲気を重視したいカップルに人気です。人前式は内容を自由に組み立てられる分、費用を抑えやすいのが特徴です。

東京ではチャペル併設のホテルや専門式場が多いほか、明治神宮や芝大神宮などの神社挙式を選ぶカップルも増えています。会場の雰囲気や宗教観に合わせて、自分たちらしい式を選ぶことが大切です。

平均費用②衣装・美容関連費用

東京都内での衣装・美容関連費用は、新郎新婦合わせて約40〜70万円前後が相場です。内訳としては、新婦のウエディングドレスがレンタルで約20〜40万円、カラードレスを追加する場合はさらに15〜30万円ほどかかります。新郎のタキシードは約5〜15万円、ヘアメイク・着付け費用は5〜10万円が一般的です。

ヘアチェンジやアテンド付きプランを選ぶと、さらに数万円の追加となるケースもあります。東京は国内外の人気ドレスブランドや提携ショップが多く、デザイン性の高い衣装を選びやすい反面、全国平均よりも衣装代が高くなりやすい傾向にあります。理想のスタイルを重視するなら、早めに試着・見積もりを確認しておくと安心です。

平均費用③料理・ドリンク費用

東京都内の結婚式では、料理とドリンクの費用は招待人数×単価で大きく変動します。一般的な目安として、料理は1人あたり約1.5〜2万円、ドリンクは約0.5〜0.8万円が相場です。

60〜70名規模の披露宴の場合、全体ではおよそ100〜150万円前後が平均的な金額になります。東京では一流ホテルや有名レストランが会場となることも多く、食材や盛り付け、サービスの質にこだわるカップルが多いため、全国平均よりやや高めの傾向があります。

近年は、和洋折衷コースやライブキッチン演出など、ゲストの満足度重視の料理プランが人気です。費用を抑えたい場合は、飲み放題プランの見直しやコース内容の調整も効果的です。

平均費用④装花・装飾費用

東京都内での装花・装飾費用は、平均で15〜30万円前後が目安です。メインテーブルやゲストテーブルの装花、ウエディングブーケ、ブートニア、受付周りの小物装飾などを含む金額となります。花の種類やボリューム、季節によって金額が変わり、特にバラや芍薬など高級花材を多く使うと費用が上がる傾向があります。

東京の式場は天井が高く広い空間が多いため、装飾のスケールに合わせて追加費用が発生するケースもあります。最近では、ドライフラワーやグリーンを中心にしたナチュラルスタイルが人気で、費用を抑えながらもおしゃれに仕上げるカップルも増えています。装花は会場全体の印象を左右するため、早めに担当フローリストと相談するのがおすすめです。

平均費用⑤写真・映像・演出費用

東京都内の結婚式で、写真・映像関連の費用は平均20〜40万円前後が目安です。内容としては、挙式・披露宴を通して撮影するスナップ写真、ムービー撮影、当日の様子を上映するエンドロールムービーなどが含まれます。映像編集の有無や撮影カメラマンの人数によって金額が変わり、特に当日編集のエンドロールを依頼する場合は追加費用が発生します。

また、東京では提携の映像会社や専属カメラマンがいる式場が多く、持ち込みを希望する場合は制限や料金が設けられていることもあります。そのため、契約前に「持ち込み可否」や「データ納品範囲」をしっかり確認しておくことが大切です。写真や映像は思い出を残す大切な要素のため、費用だけでなくクオリティにも注目して選びましょう。

平均費用⑥招待状・引き出物・その他費用

東京都内の結婚式では、招待状・席次表・引き出物・プチギフトなどを合わせて約20〜40万円前後が相場です。ペーパーアイテムはデザインや紙質によって単価が変わり、印刷会社へ外注する場合は追加費用が発生します。引き出物は1名あたり3,000〜5,000円が一般的で、カタログギフトや東京限定のスイーツなど、地域性を生かしたアイテムも人気です。

その他、司会者や音響スタッフ、送迎バス、宿泊費などを含めると、全体でさらに10〜20万円程度加算される場合があります。特に東京の結婚式では、地元が離れたゲストを招くケースが多く、交通費や宿泊サポート費用も事前に見込んでおくことが大切です。

ゲストに気持ちよく参列してもらうためにも、予算の中でバランスよく配分を検討しましょう。

まとめ

東京での結婚式は、アクセスの良さや多彩な式場スタイルなど魅力が多い一方で、全国平均より費用が高い傾向があります。挙式や衣装、料理、装花などの費用は選ぶ会場やこだわりによって幅があり、平均では300〜450万円前後が目安です。

チャペル併設のホテルや神社挙式、レストラン婚など、東京ならではの様々な選択肢の中から、自分たちの理想に合うスタイルを見つけることが大切です。費用を抑える工夫として、少人数プランや平日挙式、早期予約割引を活用するのもおすすめです。しっかりと情報を比較しながら、ゲストと二人の心に残る一日を実現できる会場を見つけてみてくださいね。