久留米でおすすめの観光スポット特集!穴場から王道まで回れるモデルコース付き

久留米市は福岡県南部に位置し、筑後川の恵みを受けた豊かな風土が育んだ食文化や歴史が息づく街です。全国的に有名な久留米ラーメンはもちろん、地元で愛される久留米餃子や香ばしい久留米焼き鳥、コシの強い築後うどんなど、グルメの宝庫としても知られています。

初めて訪れる方でも迷わず楽しめるよう、高良大社や風情ある酒蔵、癒しの筑後川温泉など、久留米ならではの観光スポットをご紹介します。大学生のデートにぴったりの場所から、子供と一緒に訪れたい遊び場まで、幅広いニーズに応える情報が満載です。

久留米で外せない定番の観光スポット20選

久留米には、歴史を感じる神社や緑あふれる公園・アートを楽しめる文化施設など、魅力的な見どころがいっぱいあります。

地元の人に長く愛される名所から、観光客に人気のスポットまで、初めて訪れる人でも満喫できる久留米の定番観光地20選をご紹介します。

1600年の歴史が息づく筑後一宮、絶景が望める『高良大社』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

高良大社は福岡県久留米市の高良山中腹に位置する、筑後国一の宮として知られる神社です。創建は履中天皇元年(400年)と伝えられ、1600年以上の歴史を誇ります

現在の社殿は江戸初期に久留米藩主有馬頼利によって建立され、九州最大級の規模を持つ国指定重要文化財です。境内からは筑後平野を一望でき、春のツツジや秋の紅葉が美しい景観を彩ります。

住所福岡県久留米市御井町1番地
アクセスJR久大本線「久留米大学前駅」より徒歩約50分、またはタクシーで約15分
西鉄バス「御井町」より徒歩約30分
営業時間6:00~17:00
料金無料
公式サイトhttp://www.kourataisya.or.jp/
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7,000株のあじさいが咲き誇る、花の名所『千光寺』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

「龍護山千光寺」は、建久3年(1192年)に草野永平が臨済宗開祖・栄西禅師を招いて創建した曹洞宗の名刹です。「あじさい寺」として親しまれ、毎年6月には約7,000株のアジサイが咲き誇る「あじさいまつり」が開催され、多くの観光客が訪れます

境内には鎌倉時代の作風を残す梵鐘(県指定文化財)や歴史的な供養塔が点在し、さらに征西将軍・懐良親王の墓塔も伝承されています。歴史と自然が調和した千光寺は、四季折々の美しさを楽しめる魅力的なスポットです。

住所福岡県久留米市山本町豊田2287
アクセスバス「山本コミュニティセンター前」または「柳坂」より
徒歩約10分
営業時間7:00~16:00
料金200円(あじさい時期のみ)
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全国水天宮の総本宮、安産と水難除けの守り神『水天宮』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

水天宮は、福岡県久留米市にある全国水天宮の総本宮で、創建は1190年に遡ります。壇ノ浦の戦い後、平家に仕えた女官が筑後川のほとりで祀ったことが起源です。1650年に久留米藩主有馬忠頼公によって現在の地に移されました。

主祭神は天御中主神や安徳天皇などで、水難除けや安産、子育ての神として信仰されています。また、境内には勤王の志士・眞木和泉守の銅像や「山梔窩」の模式家屋があります。

毎年5月の「春大祭」では多くの参拝者が訪れ、特に安産祈願で賑わいます。久留米駅から徒歩10分とアクセスも良く、歴史と自然を感じられるスポットです。

住所福岡県久留米市瀬下町265-1
アクセスJR久留米駅 水天宮口より徒歩約10分
営業時間自由に参拝できます
社務所:9:00~16:00
料金無料
公式サイトhttps://suitengu.net/
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学問の神様を祀る、樹齢900年の大樟が見守る『北野天満宮』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

北野天満宮は福岡県久留米市に位置する歴史ある神社で、天喜2年(1054年)に創建されました。学問の神様として知られる菅原道真公を祀り、地域の信仰を集めています

境内には樹齢900年の大樟があり、福岡県の天然記念物に指定されています。また、道真公とカッパにまつわる伝説から「カッパの手」が宝物として保管されています。毎年10月の第3日曜日には秋祭り「おくんち」が開催され、地元の文化を楽しむことができます。

住所福岡県久留米市北野町中3267
アクセス西鉄大牟田線「西鉄北野駅」より徒歩約3分
営業時間自由に参拝できます
料金無料
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日本最大級62mの観音像がそびえる迫力の霊場『成田山久留米分院』

出典:大本山 成田山 久留米分院 明王寺

成田山久留米分院は、福岡県久留米市にある真言宗智山派の寺院で、千葉県成田市の成田山新勝寺の直系分院です。1958年に開山され、日本最大級の高さ62mを誇る救世慈母大観音像や、インドのブッダガヤ大菩提寺を模した平和大仏塔極楽殿が有名です

これらは九州を代表する霊場として、多くの参拝者を国内外から集めています。また、敷地内には歴史館や地獄館などのユニークな施設もあり、観光地としても人気です。

住所福岡県久留米市上津町1386-22
アクセス西鉄バス「上津町」より徒歩約5分
営業時間平日:9:00~16:00
土日祝日:9:00~16:30
料金入場無料
観音像施設内拝観:
大人 500円
中・高生 300円
小学生 100円
公式サイトhttps://www.kurume-naritasan.or.jp/
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夕日に映える筑後川沿いの癒しの湯処『筑後川温泉』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

筑後川温泉は、福岡県の筑後川中流に位置する静かな温泉地で、昭和30年に開湯されました。環境省指定の国民保養温泉地域で、アルカリ性単純泉の良質な湯が特徴です。リウマチや神経痛の緩和、疲労回復などの効能があり、療養や保養に最適です

また、夕日の絶景スポットとしても知られています。近隣ではフルーツ狩りや陶芸体験、一の瀬焼など多彩な観光が楽しめるため、家族連れや友人同士で訪れるのにぴったりの場所です。

住所福岡県うきは市浮羽町古川1077-8
アクセス「杷木IC」より車で約1分
JR筑後大石駅よりタクシーで約3分
バス「杷木」より徒歩約5分
営業時間清乃屋:10:00~21:00
桑之屋:7:30~22:00
鶴は千年:12:30~20:00(土日祝日限定)
料金清乃屋:大人600円 小人300円
桑之屋:大人600円 小人300円
鶴は千年:大人750円 小人400円
公式サイト清乃屋:https://kiyonoya.jp/
桑之屋:https://kuwanoya.hp.gogo.jp/pc/
鶴は千年:https://turuhasennen.com/hotsprings/
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有馬氏の歴史が残る、桜咲く丘の城跡『久留米城跡』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米城跡は、江戸時代に久留米藩を約250年間治めた有馬氏の居城跡で、かつては「笹原城」と呼ばれていました。筑後川沿いの小高い丘に築かれた平山城で、戦国時代から近世にかけて毛利秀包や田中吉政、有馬豊氏らが居城として使用しました

現在は篠山神社の境内地となり、石垣や内堀が往時の姿をしのばせます。また、有馬記念館では歴代藩主ゆかりの武具や資料が展示されており、春には桜が咲き誇る花見スポットとしても人気です。

住所福岡県久留米市篠山町444
アクセス西鉄バス「大学病院」より徒歩約3分
JR「久留米駅」より徒歩約15分
営業時間24時間
料金無料
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芸術と四季の花が彩る、市民憩いの空間『石橋文化センター』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

石橋文化センターは、久留米市の文化と芸術の中心地として親しまれる複合施設です。1956年、株式会社ブリヂストン創業者・石橋正二郎氏が「世の人々の楽しみと幸福のために」という理念で建設・寄贈しました

広大な庭園にはバラやツバキなど四季折々の花が咲き誇り、美術館、音楽ホール、図書館が併設されています。特に「石橋正二郎記念館」では彼の功績や久留米市への貢献を学ぶことができます。また、庭園内の「ペリカン噴水」は地元で愛されるスポットです。

住所福岡県久留米市野中町1015
アクセス西鉄バス「文化センター前」よりすぐ
営業時間9:00~17:00
料金無料
公式サイトhttps://www.ishibashi-bunka.jp/
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色とりどりの鳥たちに出会える、家族で楽しむ『久留米市鳥類センター』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米市鳥類センターは、福岡県久留米市中央公園内に位置する、鳥類を中心に展示する日本でも珍しい動物園です。約30,000㎡の敷地には、インドクジャクやフラミンゴなど約75種381羽の鳥類が飼育されており、「世界一クジャクの多い町」とも称されます

鳥以外にもリスザルやマーラなどの動物も展示されており、観覧車や遊具を備えた遊園地が併設されています。家族連れに人気のスポットで、自然と触れ合いながら楽しめる施設です。

住所福岡県久留米市東櫛原町1667
アクセス西鉄電車「西鉄櫛原駅」より徒歩約5分
西鉄バス「科学館前」より徒歩約3分
営業時間9:00~17:00
料金大人・高校生:350円
中学生以下:無料
公式サイトhttps://kurumekoen.org/
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カッパ伝説が息づく観光拠点『田主丸ふるさと会館』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

田主丸ふるさと会館は、JR田主丸駅構内にある観光施設で、カッパ伝説にちなんだユニークな外観が特徴です。地元高校生がデザインした駅舎はフォトスポットとして人気を集めています。

館内には観光案内所やカフェ「カパテリア」があり、地元産の食材を使ったスイーツや軽食が楽しめます。また、レンタサイクルの貸出や特産品の購入も可能です。バリアフリー対応で、車いす用トイレや盲導犬同伴も可能なため、幅広い方が利用しやすい施設です。

住所福岡県久留米市田主丸町田主丸1015-2
アクセスJR鹿児島本線「JR田主丸駅」よりすぐ
営業時間9:00~17:00
料金入館無料
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印象派から現代まで、多彩な作品に触れられる『久留米市美術館』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米市美術館は、福岡県久留米市に位置し、2016年11月に石橋美術館から改称して開館しました。ブリヂストン創業者の石橋正二郎氏が地元に寄贈した美術館を前身とし、地域文化の発信拠点として親しまれています。展示内容は多岐にわたり、印象派や日本近代洋画から現代美術まで幅広いコレクションを収蔵。

また、美術館周辺には庭園や喫茶店「楽水亭」があり、四季折々の自然も楽しめます。地元に根差した企画展やイベントも定期的に開催され、訪れる人々に芸術と文化の魅力を提供しています。

住所福岡県久留米市野中町1015
アクセス西鉄バス「文化センター前」よりすぐ
営業時間10:00~17:00
料金一般:500円
シニア・高大生:300円
中学生以下無料
公式サイトhttps://www.ishibashi-bunka.jp/kcam/
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伝統と匠の技が光る、飲み比べも楽しい『久留米の酒蔵』

出典:若竹屋酒造場

久留米市は、清らかな水と良質な米に恵まれ、古くから酒造りが盛んな地として知られています。市内には13もの酒蔵が点在し、日本酒や焼酎、リキュール、ワインなど多彩なお酒が楽しめます。特に「城島町」では、花の露や杜の蔵、比翼鶴などの酒蔵が集まり、見学や試飲が可能です。

また、「田主丸町」では若竹屋酒造場や巨峰ワイナリーなどで、伝統的な酒造りと自然の美しさを体感できます。毎年2月には「城島酒蔵びらき」が開催され、新酒の飲み比べや地元文化を満喫できるイベントも人気です。

住所若竹屋酒造場:福岡県久留米市田主丸町田主丸706
アクセスJR久大本線「田主丸駅」より徒歩約10分
営業時間9:00~17:00
料金入館無料
公式サイトhttps://wakatakeya.com/
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巨峰ワイン発祥の地、自然あふれる癒しのワイナリー『巨峰ワイナリー』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米市田主丸町にある巨峰ワイナリーは、日本初の巨峰ワインが誕生した歴史あるワイナリーです。耳納連山の自然に囲まれた広大な敷地では、巨峰をはじめとする地元産フルーツを使用した多彩なワインを楽しめます

無料試飲や地下貯蔵庫の見学が可能で、ぶどう狩りや秋の「ワイン祭り」など季節ごとのイベントも魅力的です。レストラン「ホイリゲ」では、発酵途中の新酒や地元食材を使った料理を堪能できます。

住所福岡県久留米市田主丸町益生田246-1
アクセス大分自動車道「甘木IC」より車で約25分
バス「田主丸中央」より車で約5分または徒歩約30分
JR久大本線「田主丸駅」より車で約3分または徒歩約25分
営業時間9:00~17:00
料金入館無料
公式サイトhttps://www.kyoho-winery.com/
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世界中のツバキが彩る、花のパラダイス『久留米市世界のつばき館』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米市世界のつばき館は、ツバキの魅力を存分に楽しめる施設です。ガラスハウスでは、ベトナムや中国、日本などの原種ツバキ約100種類を展示し、160本が植栽されています。さらに、久留米つばきなど78種、133本が庭園で鑑賞可能です。高さ約9メートルの開放的な室内空間では地域ごとにレイアウトされたツバキを楽しむことができ、ツバキの歴史資料も展示されています。

また、耳納北麓地域の開花情報や散策ルートを提供し、地域素材を活かした体験・交流事業も実施しています。特産品販売や休憩スペースもあり、観光や学びに最適なスポットです。

住所福岡県久留米市草野町矢作490-2
アクセス久大本線「筑後草野駅」より徒歩約18分
西鉄バス「久留米市世界のつばき館前」よりすぐ
営業時間9:00~17:00
料金入館無料
公式サイトhttps://www.kurume-tsubakikan.jp/
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おもしろ自転車で大はしゃぎ!家族で楽しむ『久留米サイクルファミリーパーク』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米サイクルファミリーパークは、福岡県久留米市に位置する自転車をテーマにした広大な公園です。2.78ヘクタールの敷地内では、BMXやBTRなどスリル満点のコースから、ユニークな形のおもしろ自転車まで幅広い種類の自転車を楽しむことができます

また、ぼうけん広場には「わんぱく童夢館」や「ユラリンボウ」、バンゴルフなど子供向けの遊び場も充実しており、家族で自然を満喫しながら遊べるスポットです。

住所福岡県久留米市御井町2028
アクセス西鉄バス「競輪場口」より徒歩約12分
九州自動車道「久留米IC」より車で約7分
営業時間9:00~17:00
料金大人:200円
子ども:100円
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九州最大の川が育む四季折々の絶景『筑後川』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

筑後川は九州最大の河川で、その豊かな自然と文化が福岡県久留米市の観光を彩ります。川沿いには桜並木や菜の花畑が広がり、春には美しい景観が楽しめます。また、筑後川温泉は昭和30年に開湯され、静かな環境と夕日の絶景が魅力です。

さらに、川では鵜飼や鮎漁が行われ、地域の伝統文化を体験できます。遊覧船での川巡りも人気で、四季折々の風景を堪能できるスポットとして訪れる人々を魅了しています。

住所福岡県久留米市篠山町
アクセス久留米駅より徒歩20分
営業時間24時間
料金無料
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季節ごとに表情を変える市民の憩いの場『久留米百年公園』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

住所福岡県久留米市百年公園2432−1
アクセス西鉄バス「百年公園」よりすぐ
営業時間24時間
料金入園無料
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耳納連山の絶景を臨む、源泉かけ流しの湯宿『みのう山荘』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

耳納連山の中腹に位置する「みのう山荘」は、久留米市田主丸町にある天然温泉施設です。地下1800mから湧き出る源泉かけ流しの温泉は、熱を加えず自然そのままの柔らかな湯が特徴です。展望露天風呂からは筑後平野を一望でき、絶景を楽しみながらリラックスできます。

家族風呂は内湯のみと露天付きの2タイプがあり、毎回新しい湯に入れ替える清潔さが魅力です。また、地元食材を活かした料理やデザートを提供するカフェも併設されています。

住所福岡県久留米市田主丸町森部1206
アクセス大分自動車道「朝倉IC」より車で約15分
JR九州久大本線「田主丸駅」よりタクシーで約10分
営業時間10:00~20:00
料金大人(中学生以上):880円
子ども(3歳以上):500円
公式サイトhttps://www.minou-sansou.com/index.html
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地元の味と出会える、旅の立ち寄りスポット『道の駅 くるめ』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

道の駅くるめは、久留米市善導寺町に位置する観光スポットで、地元の新鮮な農産物や特産品を購入できる「ほとめきの里」が人気です。郷土料理を楽しめるレストラン「ほとめき庵」では、耳納ちゃんぽんやだご汁などが味わえます

特産品として久留米絣や地酒も販売されており、お土産探しにも最適です。また、テイクアウトコーナーではジャージー乳ソフトなど地元素材を活かしたメニューが人気です。周辺には緑豊かな景色が広がり、観光情報や休憩施設も充実しているため、旅の途中に立ち寄るのに最適な場所です。

住所福岡県久留米市善導寺町木塚221-33
アクセス西鉄バス「津遊川」または「くるめ緑花センター前」より徒歩約5分
久留米ICより車で約10〜15分
営業時間農産物直売館:9:00~18:00

レストランほとめき庵:
平日 11:00~16:00
土日祝日 11:00~17:00

料金入場無料
公式サイトhttps://www.michinoeki-kurume.com/
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逆さ桜が映す奇跡の絶景『浅井の一本桜』

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米市山本町に位置する「浅井の一本桜」は、樹齢約100年以上の堂々たる山桜です。幹周り4.3メートル、高さ18メートル、枝幅23メートルとその迫力ある姿が特徴で、昭和天皇御大典記念に植樹されました。平成3年の台風で枯れかけましたが、地元の人々の尽力で復活し、「奇跡の桜」として親しまれています。

桜はため池に向かって枝を伸ばし、水面に映る「逆さ桜」が絶景として人気です。夜間にはライトアップも行われ、幻想的な風景を楽しめます。

住所福岡県久留米市山本町耳納1511-1
アクセスJR久大本線「善導寺駅」より徒歩約30分
九州自動車道「久留米IC」より車で約20分
営業時間24時間
料金無料
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久留米で食べたい定番グルメ5選

全国的に有名な久留米ラーメンをはじめ、地元で愛される餃子や焼き鳥など、久留米は食の宝庫です。学生から大人まで楽しめる、訪れたら絶対に味わいたい絶品グルメ5選をご紹介します。

久留米ラーメン

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米ラーメンは、福岡県久留米市発祥のとんこつラーメンで、九州ラーメンのルーツとして知られています。特徴的なのは、濃厚で骨髄の風味が強い白濁スープと、やや太めのストレート麺。具材にはチャーシューやキクラゲ、ネギが使われ、海苔をトッピングする店も多いです

また、「呼び戻し」と呼ばれるスープの継ぎ足し製法が用いられ、深いコクが生まれます。博多ラーメンよりも濃厚な印象がありますが、あっさり系の店も存在し、幅広い味わいが楽しめます。

久留米餃子

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米餃子は、九州のB級グルメとして知られる一口サイズの餃子で、薄皮とジューシーな具材が特徴です。代表的な店「ぎょうざ専門店 湖月」は、日本最古の餃子店として伝統の味を守り、パリパリ食感の焼き餃子が絶品

「ぎょうざ五十番」では鉄鍋でカリッと焼き上げた餃子が人気で、自分好みのタレで楽しめます。また、「てん屋」のひとくち餃子は国産素材にこだわり、サクモチ食感と濃厚な旨味が魅力です。久留米ならではの個性豊かな餃子をぜひ味わってみてください。

久留米焼き鳥

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米焼き鳥は福岡県久留米市の名物で、串焼き料理全般を指します。鶏肉だけでなく豚や牛、魚介類、野菜など多彩な食材が使われ、創作巻物も豊富です。「ダルム(豚小腸)」や「センポコ(牛大動脈)」といった珍しいメニューも特徴的で、これらは医学用語に由来しています。

店では酢ダレがかかったキャベツが無料で提供され、焼き鳥の脂とタレが絡み合い絶品です。久留米市は焼き鳥店密集地として知られ、食べ歩きも楽しめます。

築後うどん

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

筑後うどんは、福岡県久留米市を中心とした筑後地方で親しまれるご当地うどんです。その特徴は、昆布や鰹節、煮干しなどから取った旨味たっぷりの出汁と、地元産の小麦を使用した柔らかく粘りのある麺にあります。

この独特な食感は「ふんわり粘りゴシ」とも表現され、口当たりが優しく、出汁との相性が抜群です。また、提供直前に麺を煮込むスタイルが一般的で、麺に出汁がしっかり染み込みます。ごぼう天や丸天などのトッピングも人気で、地元の味を堪能できる逸品です。

うなぎ

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米市は筑後川の豊かな水流に育まれた「黒田うなぎ」が名物で、特に「せいろ蒸し」が有名です。せいろ蒸しは、ふっくらと蒸されたうなぎと錦糸卵が乗ったご飯に甘辛のタレが染み込み、絶妙な味わいを楽しめる一品です。

また、備長炭で焼き上げた香ばしい蒲焼きや創作メニューも充実しており、老舗から個性豊かな店まで幅広く楽しめるのが魅力です。久留米観光の際にはぜひ味わいたい逸品です。

久留米の魅力を満喫する日帰りモデルコース

歴史や自然、グルメがそろう久留米を1日で満喫できるモデルコースをご紹介します。高良大社の参拝から美術館や酒蔵めぐり、温泉での癒しまで見どころをぎゅっと凝縮。

朝から夕方まで楽しめる充実のプランで、久留米の魅力を余すことなく体験しましょう。

  • 9:00|高良大社:筑後国一の宮。石段の先に久留米一望の絶景
  • 10:00|久留米市美術館・石橋文化センター:アート鑑賞+庭園散策で癒し
  • 11:15|久留米城跡・篠山神社:城跡と社に歴史を感じる、桜・紅葉名所
  • 12:15|昼食・久留米ラーメン:大砲ラーメン本店/丸星ラーメン など名店多数
  • 13:30|酒蔵 or 巨峰ワイナリー:池亀酒造や杜の蔵で試飲/巨峰ワイナリーで見学
  • 14:45|久留米市世界のつばき館・田主丸ふるさと会館:椿と郷土文化にふれる
  • 15:45|みのう山荘・筑後川温泉:源泉かけ流しの湯でリラックス
  • 17:30|久留米市街地:カフェ・土産・ライトアップで締めくくり

9:00 高良大社

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

高良山の山頂にそびえる筑後国一の宮・高良大社は、1600年以上の歴史を誇る久留米の象徴的存在。江戸時代初期に建てられた本殿と拝殿は国の重要文化財に指定されています。長い石段を登ると、眼下に久留米の街並みが広がり、晴れた日には有明海まで望める絶景が魅力。

境内は自然に囲まれ、季節ごとに異なる表情を見せるのも見どころです。朝の澄んだ空気の中、歴史と静寂に包まれながら一日の始まりを迎えましょう。

10:00 久留米市美術館・石橋文化センター

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

緑豊かな庭園の中にある久留米市美術館では、地元ゆかりの画家や九州出身の作家による作品が展示されています。隣接する石橋文化センターでは、四季の花々が咲き誇る庭園を散策でき、春はバラ・秋は紅葉が見どころ。

アートと自然の両方に癒される、久留米ならではの文化スポットです。ゆったりとした時間が流れる空間で、心を整えながら芸術と季節の移ろいを感じてみましょう。

11:15 久留米城跡・篠山神社

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米藩の歴史を今に伝える久留米城跡。その一角にある篠山神社は、藩祖・有馬豊氏を祀る由緒ある神社です。桜の季節には城跡一帯が淡いピンクに染まり、秋には紅葉が境内を彩ります。石垣や堀跡など、かつての城の面影を残す風景は、歴史好きにも写真好きにも人気

のどかな時間が流れるこの地で、久留米の武家文化と自然の調和をゆっくりと感じてみてください。

12:15 昼食で久留米ラーメンを味わう

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米といえばやはり久留米ラーメン。豚骨スープ発祥の地として知られ、濃厚ながら後味の軽いスープと、香ばしい焦がしニンニクの香りが食欲をそそります。市内には老舗から新進気鋭の名店まで多くの人気店が並び、地元の人が通う“本場の味”に出会えるのも魅力です。

おすすめは、創業70年以上の 「大砲ラーメン 本店」。呼び戻しスープによる深いコクと、トッピングの「カリカリ」が絶品です。
また、レトロな雰囲気が漂う 「丸星ラーメン」 は、地元民に長年愛される名店。どちらも駅からアクセスしやすく、行列覚悟でも味わいたい久留米を代表する名物グルメです。

13:30 久留米の酒蔵または巨峰ワイナリー

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米には歴史ある酒蔵が点在し、杜の蔵池亀酒造などでは日本酒や焼酎の見学・試飲ができます。一方、ワイン好きなら巨峰ワイナリーへ。田主丸町にあり、巨峰100%のワインや果実ワインの試飲、地下貯蔵庫の見学もでき、敷地内のレストランからはぶどう畑を見渡せます。

自然の中で、醸造の現場を感じつつゆったりとした時間を過ごせるスポットです。

14:45 久留米市世界のつばき館・田主丸ふるさと会館

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

久留米市世界のつばき館では、世界各国から集められた約500種の椿が展示され、四季ごとの花の姿を観賞できます。併設の温室では、色や形の異なる椿が咲き誇り写真映えも抜群。隣接する田主丸ふるさと会館では、地元の歴史や伝統文化をわかりやすく紹介しています。

手作り体験や展示など、学びながら楽しめる工夫も豊富。花と文化の両方を楽しめるスポットとして、家族連れやカップルにも人気です。

15:45 みのう山荘・筑後川温泉エリア

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

旅の締めくくりにおすすめなのが、耳納連山の麓に広がる筑後川温泉エリア。源泉かけ流しの湯が自慢の宿が並び、開放感ある露天風呂からは筑後川や山々の風景を一望できます。

特にみのう山荘は、自然と一体化したようなロケーションと美しい眺望が魅力。夕暮れ時には茜色の空が湯面を照らし、幻想的な光景に包まれます。旅の余韻を感じながら、心と体をじっくり癒す時間を過ごしましょう。

17:30 久留米市街地

出典:久留米公式観光サイト ほとめきの街

日帰り旅の最後は、久留米市街地でショッピングやカフェ巡りを楽しむひととき。駅前には雑貨店や老舗菓子店が立ち並び、ブリヂストン発祥の地ならではの記念グッズや地元スイーツも人気です。

夕方以降は街がライトアップされ、昼とは違う表情に変わります。レトロな喫茶店やモダンなカフェ、地元食材を使った居酒屋など、夜まで久留米の魅力を味わえるスポットが揃っています。

まとめ

久留米は、グルメ・文化・歴史・自然のすべてがそろった魅力あふれる街です。全国的に知られる久留米ラーメンや焼き鳥はもちろん、酒蔵めぐりやご当地スイーツなど、食の楽しみが満載。さらに、高良大社や石橋文化センターなどの名所、筑後川の絶景も見どころです。

この記事を参考にすれば、定番から穴場までスムーズに巡れるので、日帰りでも充実した時間が過ごせます。四季ごとに違った表情を見せる久留米は、何度訪れても新しい発見がある街。週末の小旅行や家族旅行、デートにもぴったりです。

ぜひ実際に訪れて、地元の人たちの温かさや、街に息づく歴史と文化に触れながら、心に残る旅の思い出を作ってください。

久留米でおすすめの観光スポット特集!穴場から王道まで回れるモデルコース付き