空が水面に映り込み、地上と天が一体化する幻想的な光景…ボリビアのウユニ塩湖で知られる“天空の鏡”が、実は日本でも見られることをご存知でしょうか?
香川県の父母ヶ浜をはじめ、福岡・千葉・和歌山など、全国でウユニ塩湖が見られるおすすめスポットを15箇所紹介します。さらに季節ごとの撮影テクニックやSNS映えする撮り方のコツも解説していくので、ウユニ塩湖に興味がある方は参考にしてくださいね。
日本でも出会える!絶景のウユニ塩湖とは
まるで空と地上がひとつにつながるような絶景「ウユニ塩湖」。実はそんな景色が、日本でも見られることをご存知でしょうか?一度は見たい“奇跡の風景”が、意外にも身近に存在するんです。
ウユニ塩湖とは?
ウユニ塩湖(Salar de Uyuni)は、南米ボリビア西部、標高約3,700メートルに位置する世界最大の塩の平原の事です。その面積はなんと約10,582平方キロメートルにもおよび、東京都のおよそ5倍という圧倒的なスケールを誇ります。
ウユニ塩湖の最大の特徴は「天空の鏡」と呼ばれる現象で、雨季に訪れるリフレクション現象の事を示します。
湖面にごく薄く水が張られることで、まるで鏡のように空をくっきりと映し出すのです。
とくに風がほとんどない晴天の日には、地上と空の境目が見えなくなるほどの完璧な対称風景が生まれ、まさに“空を歩いているような感覚”に包まれます。
空と大地がひとつになるその瞬間は、日常の喧騒を忘れさせてくれる、心洗われる体験となる為多くの人が癒やしを求めて訪れています。
日本にも存在する「ウユニ塩湖」
実はボリビアまで行かなくても、日本国内に“ウユニ塩湖のような景色”を楽しめるスポットがあります。
日本各地には、水面がまるで鏡のように空や周囲の風景を映し出す「リフレクション絶景」が点在しているんです。日本特有の干潮時の干潟や田園、静かな海岸、風のない湖などでは、水がごく薄く張った状態になることがあります。
そこに光が反射することで、空や雲、人の姿までもが水面に映り込み、幻想的な景色が広がります。
この自然現象は、ウユニ塩湖と同様に「天空の鏡」のような光景を生み出すのです。
現地を訪れて自分自身が「空の中にいるような写真」を撮影できることから、旅行好きやカメラ好きの間で注目が高まっています。
空を映す絶景たち!日本のウユニ塩湖スポット15選
空と地上が溶け合う、まるで夢のような風景。日本国内にも“ウユニ塩湖”のような鏡張り絶景が存在します。ここでは、全国のおすすめスポット15選をご紹介します。
1.日本の夕陽が創る奇跡の鏡『父母ヶ浜』
引用:三豊市観光交流局
香川県三豊市にある父母ヶ浜(ちちぶがはま)は、まるでウユニ塩湖のような幻想的な夕景が見られることで有名なスポットです。
特に干潮時、波が引いた砂浜にできる薄い水たまりが鏡となり、空や人の姿を反射します。
日本の夕陽百選にも選ばれた壮大な夕焼けが水面いっぱいに広がる様子は、まるで一枚の巨大な油絵のよう。
風がなく、潮の引きがよいタイミングで訪れると、空との境界が曖昧になるような非日常的な写真が撮影できます。
見ごろは干潮時かつ日没前後30分〜1時間。自然条件が揃うことで“奇跡の瞬間”を味わえる場所です。
住所 | 香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3 |
アクセス | JR詫間駅より車で約20分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0875-56-5880(三豊市観光交流局) |
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2.空を纏う、無限のリフレクション『吹上浜』
出典:総務省地域おこし協力隊
鹿児島県の西岸に広がる「吹上浜(ふきあげはま)」は、全長47kmにも及ぶ日本一長い砂浜で有名な観光地です。そのスケールは日本三大砂丘の一つにも数えられ、果てしなく続く水平線と、どこまでも広がる砂地が訪れる人の心を癒します。
干潮時には砂浜に現れる潮だまりが、風のないタイミングでまるで鏡のように変化します。空や雲、そして自分自身までもがくっきりと映り込む「鏡張り現象」が楽しめます。
広大な景観だからこそ生まれる、空をまとうような感覚は、日常を忘れさせてくれる贅沢なひとときです。
リフレクションが特に美しいのは、日の出直後や日没直前。自然の光が演出する時間帯に合わせて訪れるのがおすすめです。
住所 | 鹿児島県日置市吹上町永吉周辺 |
アクセス | JR伊集院駅から車で約30分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 099-248-7380(日置市観光協会) |
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3.水面が描くもう一つの空に出会う『福間海岸』
出典:かがみの海
福岡県福津市にある「福間海岸」は、都心部から電車や車でアクセスしやすく美しいリフレクションスポットとして人気です。
特に干潮時の海岸では、砂浜にできた浅い水たまりが空を映し出し、幻想的な光景をつくり出します。
日が傾き始める夕暮れ時には、海と空の境界があいまいになる「マジックアワー」の時間帯が出現。
オレンジやピンクに染まる空と水面の輝きが一体となり、まるで空の中に自分が溶け込んでいくような感覚を味わえると地元の人にも人気の海岸です。
SNS映えするスポットとしても話題を集めており、夕焼けとリフレクションを背景にした一枚は、誰でもフォトジェニックに。手軽に非日常を感じたい方にぴったりの絶景です。
住所 | 福岡県福津市西福間4丁目10 |
アクセス | JR福間駅から徒歩約15分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0940-43-8111(福津市観光協会) |
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4.秋田のウユニ塩湖『鵜ノ崎海岸』
出典:鵜ノ崎海岸公式サイト
秋田県男鹿市に位置する「鵜ノ崎(うのさき)海岸」は、観光地化されすぎていない、素朴で静かな自然美が魅力のスポットです。
遠浅の海岸で、干潮時に現れる浅瀬が空や雲を映し出し、まるでウユニ塩湖のような幻想的な風景を見せてくれます。また周囲には人工物も少なく、季節や時間帯によって表情を変える自然の美しさがじっくり楽しめます。
季節ごとに異なる魅力があり、5〜6月は新緑と澄んだ空のコントラストが、10月頃には紅葉の色彩が水面に映えるのが特徴。風がなく穏やかな夕暮れ時、特に干潮のタイミングに訪れることで、より鮮明なリフレクションを体感できるのがポイントです。
“誰にも知られていない秘密の絶景”を探している方におすすめの、東北の穴場スポットです。
住所 | 秋田県男鹿市船川港本山門前鵜ノ崎 |
アクセス | JR男鹿駅から車で約15分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0185-24-9142(男鹿市観光課) |
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5.天空を映す『大洗サンビーチ』
出典:観光いばらぎ
茨城県東茨城郡大洗町にある「大洗サンビーチ」は、首都圏からのアクセスも良く、広大で開放的な砂浜が魅力のスポットです。
干潮時や波打ち際には、浅く水が張る場所が点在し、そこに空や雲が映り込むことで幻想的なリフレクションが出現します。
特に日の出や日没時は、空の色が刻一刻と変わるドラマチックな瞬間を楽しめます。空と地面の境界が消え去るような光景は、まさに“天空の鏡”。その非日常感に、思わず足を止めて見入ってしまう人も。
夏は海水浴や潮干狩り、近隣にはアクアワールド茨城県大洗水族館などもあり、家族やカップルでのレジャーにもぴったりの場所です。
絶景と楽しさの両方が味わえる家族連れにもおすすめのスポットです。
住所 | 茨城県東茨城郡大洗町港中央 |
アクセス | 鹿島臨海鉄道 大洗駅から徒歩約15分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 029-267-5111(大洗町商工観光課) |
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6.潮が引くと現れる幻想『天神崎』
出典:田辺観光協会
和歌山県田辺市にある「天神崎(てんじんざき)」は、自然と調和した美しさが残る、まさに“和のウユニ塩湖”とも呼ばれる絶景スポットです。
干潮時には磯の岩場に水がたまり、空や夕陽を美しく映し出す鏡のような景色が広がります。
この場所の魅力は、ただのリフレクションではなく、そこに生きる無数の小さな生命の息づかいが感じられること。干潟には多くの生き物が棲み、自然の豊かさと美しさを体感できます。
そして夕焼け時、風がなく、潮が引いているという3つの条件がそろったときにだけ、“奇跡の鏡”が現れるのです。
「今日しか見られないかもしれない」そんな想いが、この場所の特別さを際立たせます。
“一期一会”のリフレクションを体感できる、感動のスポットです。
住所 | 和歌山県田辺市天神崎 |
アクセス | JR紀伊田辺駅から車で約10分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0739-26-9929(田辺市観光振興課) |
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7.干潟のキャンバス『真玉海岸』
出典:大分県観光公式サイト
大分県豊後高田市にある「真玉(またま)海岸」は、干潮時に広がる干潟と夕日が織りなす、まさに“天然のアートキャンバス”です。
刻々と色合いを変える空と水面が調和し、夕暮れ時には幻想的なグラデーションが現れます。
真玉海岸は、ただ美しいだけでなくそこにある“暮らしの気配”が感じられるのが特徴です。
干潟では地元の人々が漁を行っており、風景の中に生活が息づいています。その温かみとリアリティが、他の絶景スポットとは一味違う魅力を生み出しているのです。
そして夕日が沈む頃、海岸線と水面が一体となりまるで空を歩いているような不思議な気分にさせてくれます。訪れる人々に感動を与えるその瞬間は、写真だけでは伝わりきらない“体験すべき景色”です。
住所 | 大分県豊後高田市臼野5125 |
アクセス | JR宇佐駅から車で約40分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0978-25-6219(豊後高田市観光まちづくり株式会社) |
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8.朝焼けが描く芸術『蔦沼』
出典:青森県観光公式サイト
青森県十和田市にある「蔦沼(つたぬま)」は、自然に囲まれた湖で、広大な湖面に映し出される自然が写真映えスポットとして話題です。夏には新緑が、秋になると湖面を燃やすような紅葉が季節ごとに周囲を彩り、水面に映るその色彩がまるで鏡のように広がります。
息を呑むようなリフレクションが見られるのは、朝焼けの柔らかな光が山々に差し込む時間帯。湖畔に立てば、鳥のさえずりや森の香りとともに、五感で自然と一体になれる特別なひとときを体験できます。
住所 | 青森県十和田市奥瀬蔦野湯地内 |
アクセス | JR八戸駅から車で約90分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0176-75-2425(十和田湖観光交流センター) |
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9.『御射鹿池』で観る水上のアート
出典:みどりネットながの
長野県茅野市にある「御射鹿池(みしゃかいけ)」は、まるで静寂がそのまま映し出されたかのような、究極の水鏡スポットです。画家・東山魁夷の代表作『緑響く』のモチーフとしても知られ、木々が映る静かな湖面と対岸の森が生む構図は、まるで一枚の絵画のよう。現実と幻想の境界線を曖昧にする、不思議な美しさがあります。
時間帯や季節によって水鏡の表情が大きく変わるのも魅力。春の新緑(5~6月)は鮮やかで若々しく、10月頃の紅葉は深く静かな色彩を見せてくれます。特に風がなく穏やかな早朝や日中は、鏡面の美しさが際立ちます。訪れるたびに異なる顔を見せてくれる、静謐な自然のアートギャラリーです。
住所 | 長野県茅野市豊平奥蓼科 |
アクセス | JR茅野駅から車で約40分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0266-73-8550(茅野市観光案内所) |
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10.森が息づく『白駒池』
「白駒池(しらこまいけ)」は長野県佐久穂町にある標高2,100mの高地に位置し、国内でも珍しい「標高2,000m以上にある湖」として知られています。周囲を原生林に囲まれたこの池は、訪れる人に深い癒しと神秘的な体験を与えてくれるスポットです。
日の出が湖面を照らし、森の緑がゆっくりと映り込む朝の時間帯には、水面がまるで水中にもう一つの森を抱えているかのような幻想的な表情を見せてくれます。
新緑の季節(6月)や紅葉が鮮やかな9〜10月は特におすすめ。手軽なトレッキングコースも整備されており、自然を身近に感じながらのアクセスが可能な点も魅力です。
住所 | 長野県南佐久郡佐久穂町八郡 |
アクセス | JR佐久平駅から車で約60分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0267-88-3956(佐久穂町観光協会) |
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11.霧の奥に秘められた神秘の鏡『摩周湖』
出典:弟子屈なび
北海道弟子屈町にある「摩周湖(ましゅうこ)」は、“霧の摩周湖”の名で知られる神秘的な湖です。カルデラ湖としては世界有数の透明度を誇り、晴れた日の湖面には、まるで吸い込まれそうなほど澄み切った「摩周ブルー」が広がります。
風がなく、霧が晴れた瞬間には、山々や空がまるで鏡に映ったように湖面に浮かび上がり、幻想的な景色が出現します。また周囲にある展望台からは、手つかずの自然とともに湖全体を一望でき、静けさと荘厳さが共存するような空気に包まれます。
霧が湖面を覆い隠している時間帯も多いですが、一瞬の晴れ間に出会えたときの感動は格別です。霧が晴れやすい早朝や風の強い日が、特におすすめの時間帯です。
住所 | 北海道川上郡弟子屈町摩周湖展望台周辺 |
アクセス | JR摩周駅から車で約25分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 015-482-2200(弟子屈町観光協会) |
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12.『江川海岸』でノスタルジーな異空間に
出典:ちば観光ナビ
千葉県木更津市の「江川海岸」は、海の中に古びた電柱が立ち並ぶ、まるで映画のセットのような景観が話題のスポットです。干潮時の水面にその電柱のシルエットがくっきりと映り込み、夕暮れの空のグラデーションと相まって、まるで異世界に迷い込んだかのような幻想的な写真が撮れます。その独特な風景から「日本のウユニ塩湖」とも称されています。
都心からのアクセスが良く、車でも電車でも日帰りで行ける手軽さも魅力のひとつ。SNS映えするスポットとして若者を中心に人気を集めており、非日常感を味わいたい人にぴったりの場所です。最も美しい瞬間に出会うには、干潮と夕暮れが重なる「トワイライトタイム」を狙うのがベスト。風がなく、空気が澄んだ日には、より幻想的な写真が撮影できます。
住所 | 千葉県木更津市江川海岸 |
アクセス | JR巌根駅から車で約10分 |
営業時間 | 日の出から日没まで |
電話番号 | 0438-23-8467(木更津市観光協会) |
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13.神秘の洞窟に誘う『竜王洞』
出典:さど観光ナビ
新潟県佐渡市にある「竜王洞(りゅうおうどう)」は、自然が長い年月をかけて造り出した神秘的な海食洞で、太陽光が差し込むと内部が息をのむようなコバルトブルーに輝く“青の洞窟”のような景観が広がります。洞窟の内部に差し込む光と、透明度の高い海水がつくり出す色彩は、まるで別世界にいるかのような感動を与えてくれます。
晴れた日中、特に太陽が高く昇る時間帯は洞窟内に光が差し込みやすく、幻想的なブルーの輝きを見ることができるチャンスです。季節や天候によって表情を変える、一期一会の絶景です。
※現在は周辺のがけ崩れのため、シーカヤックやモーターボートのツアーでのみ行くことが出来ます。訪れる際は注意してください。
住所 | 〒952-0606 新潟県佐渡市琴浦 |
アクセス | 小木港から車で約 5 分 |
営業時間 | 晴れた日中 |
電話番号 | 0259-27-5000 |
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14.日本にある楽園『ヒリゾ浜』
出典:仲木へいこうよ
静岡県南伊豆町にある「ヒリゾ浜」は、日本一の透明度を誇る海があるまさに楽園です。伊豆半島の南端、断崖に囲まれた秘境のような入り江に位置し、渡し船でしか行くことができない特別な場所です。
海の透明度は足元の石やサンゴ、色鮮やかな熱帯魚までもが肉眼ではっきり見えるほど。まるで南国リゾートのような光景が広がっています。
シュノーケリングスポットとしても有名で、初心者から上級者までが楽しめる豊かな海の生態系が魅力。遠浅で波が穏やかな日には、リフレクション効果で海面が空を映し出し、「日本のウユニ塩湖」と称されるような幻想的な写真も撮影可能です。訪れるなら午前中か、日が沈む頃の静けさを狙うと、より神秘的な体験ができるでしょう。
住所 | 静岡県賀茂郡南伊豆町中木 |
アクセス | 伊豆急下田駅から車で約45分+渡し船 |
営業時間 | 午前中〜日没(夏季営業) |
電話番号 | 0558651050 |
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15.まさに極楽浄土『仏ヶ浦』
出典:青森県観光公式サイト
青森県佐井村に位置する「仏ヶ浦(ほとけがうら)」は、長い年月をかけて波や風が刻んだ奇岩群が立ち並び“極楽浄土”のような景観が広がる場所です。数千万年の時を経て形成された白く美しい岩々は、仏像や観音像を思わせる神秘的な形をしており、訪れる人々の心を静かに揺さぶります。
船でしかアクセスできない海からのアプローチでは、岩々の造形美を間近で感じることができ、陸路からは得られない特別な視点でその荘厳さを体感できます。晴れた日の朝、岩に光が差し込む時間帯が特に美しく、水面に空と岩のリフレクションが広がる光景はまさに息をのむほど。5月から10月がベストシーズンで、穏やかな日を狙って訪れたい隠れた名所です。
住所 | 青森県下北郡佐井村長後仏ヶ浦 |
アクセス | JR下北駅から車で約90分+遊覧船 |
営業時間 | 晴れた朝の時間帯(5月~10月がベスト) |
電話番号 | 0175-38-4513(佐井村観光協会) |
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ウユニ塩湖の絶景を美しく写真に収めるポイント
日本各地に点在する“ウユニ塩湖のような景色”は、季節や時間帯によってさまざまな表情を見せてくれます。春の柔らかい光、夏の青空、秋の紅葉、冬の静けさ。それぞれの瞬間を逃さずに、リフレクションの美しさを撮影するには、タイミングとアングル、そして自然との調和が大切です。
SNS映えする写真の撮り方
風がなく水面が静まっている日を狙い、特に日の入り前後の“マジックアワー”がベストタイムです。
カメラの水平を保ち、できるだけ低いアングルから水面の反射を強調するように撮影しましょう。被写体はあえて遠くに小さく配置することで、空と水面が一体となった幻想的な写真に仕上がります。
季節ごとの撮影ポイント
日本の四季が織りなす絶景には、それぞれ最適な撮影方法があります。ここでは、SNS映えする構図や光の使い方など、季節ごとの絶景撮影テクニックをご紹介します。
春の絶景写真の撮り方ポイント
春は日の出直後や夕方の柔らかな光(ゴールデンアワー)を活かすことで、幻想的で優しい印象の写真が撮れます。春独特の霞んだ空気感や新緑の柔らかな色彩は、露出をやや明るめに設定することで一層引き立ちます。花が咲き始める時期には、花とリフレクションのコラボレーションを狙ってみるのもおすすめです。構図を工夫して、奥行きや立体感を意識することで、春らしい軽やかで生命力あふれる一枚に仕上がります。
夏の絶景写真で押さえたいテクニック
夏は太陽の位置が高く、日中の光が強いため、撮影時にはコントラストが強くなりがちです。PL(偏光)フィルターを使用することで、水面の反射を抑え、空の青さや雲の形をくっきりと写すことができます。また、早朝や夕方の時間帯には、太陽の光が柔らかくなり、風も比較的穏やかなためリフレクションが美しく現れやすいです。低いアングルで空と水面を広く構図に入れ、真夏の透明感と力強さを印象づける写真を目指しましょう。
秋に絶景写真を美しく撮るコツ
秋は紅葉が鮮やかに色づき、空気が澄んでくるため、写真映えするリフレクション撮影に最適な季節です。特に逆光を利用して、紅葉した葉を透かして撮影すると、色が一段と鮮明に際立ちます。朝晩の気温差で水面が静かになりやすいタイミングを狙い、湖や海の水鏡に映る紅葉の美しさを強調しましょう。広角レンズを使って広い景色をダイナミックに捉えるか、望遠で紅葉のディテールと映り込みを切り取るのも効果的です。秋ならではの落ち着きと深みを感じる一枚が撮れるでしょう。
冬の撮影で気をつけること
冬は日の出が遅く、光が弱くなるため、露出をプラス補正して水面の明るさを引き出すのがポイントです。雪景色が加わることで、白と青の美しいコントラストが楽しめ、静寂に包まれた幻想的な写真が撮影できます。
シャッタースピードは光量が少ない中での撮影となるため、三脚を活用したり、ISO感度を上げるなどしてブレを防ぎましょう。寒さ対策をしっかり行い、特に朝の一瞬に現れるリフレクションの奇跡を逃さずに収めてください。冬の空気の透明感は、ほかの季節にはない特別な雰囲気を演出してくれます。
まとめ
日本各地には、まるでウユニ塩湖のような幻想的な絶景スポットが点在しています。香川の父母ヶ浜から北海道の摩周湖まで、四季折々の自然が織りなす“天空の鏡”は、訪れる人に感動を与えてくれます。風がなく、光が柔らかく差し込むタイミングを狙えば、誰でもSNS映えする一枚が撮影可能です。春は優しい光、夏は青空、秋は紅葉、冬は澄んだ空気と、季節ごとの表情も魅力。カメラ片手に、自分だけの奇跡のリフレクションを探しに出かけてみませんか?