大阪・心斎橋の中心にある猫カフェ「Cat tail(キャットテイル)」は、猫と人とのふれあいを大切にしながら、癒しと温もりに満ちた空間を提供しており、観光客や地元の方々にとって“心のオアシス”として親しまれています。
今回は、同店の歩みや魅力、こだわりのポイントについて、インタビューをもとにご紹介していきます🐈
猫カフェが広まる前に創業した「Cat tail」
「なぜドッグカフェはあるのに、キャットカフェがないのだろう?」という素朴な疑問が、オープンの原点。2006年、奈良県生駒市で開業した「Cat tail」は、当時まだ珍しかった猫カフェとして注目されました。
『2005年に調べてみると、大阪には扇町と森ノ宮に2店舗ほどしか猫カフェがありませんでした。特に扇町のお店は日本初の猫カフェとして話題で、メディアにも多く取り上げられていたんです。それを見て、これは需要があると確信しました。』
その後、猫の医療費など現実的な課題を乗り越えながら、より多くの人々に訪れてもらえる場所を目指し、2014年に大阪・西心斎橋へ移転。
さらに2019年には現在の立地に再移転し、利便性と快適さを兼ね備えた空間を実現しています。
猫たちもお客様も安心できる空間づくり
「Cat tail」では、猫たちの快適さと人とのふれあいを両立させるため、内装やレイアウトに細かな工夫を凝らしているのも魅力の1つ。店内はシンプルで清潔感にあふれ、自然光が差し込む明るい空間に設計されています。
部屋を大きく3つに分け、透明なアクリル板で仕切ることで、猫たちが互いに視線を通わせながらも適度な距離を保てる環境を実現しているとのことです。
『通称“猫棚”と呼ばれる、高さ約2メートル、幅約4メートルの造作棚も特徴のひとつ。猫が登ったり下りたりすることで本来の習性を活かせるよう設計されています。また、防水性の高い素材を使い、においや汚れが残らないよう徹底しています。』
さらに猫たちがいつでも休める「猫休憩室」も常時開放されており、猫の自由意志を尊重する姿勢が徹底されています。こうした配慮が、猫たちの穏やかな性格や人懐っこさにつながっているのですね。
「猫のお膝乗り」が人気の理由
『膝に猫が乗ってくれると、それだけで特別な癒しの時間になります。スタッフがそれぞれの猫の性格を見ながら、お客様が猫と自然に触れ合えるよう日々サポートしています。』
中でも人気なのが「猫のお膝乗り」で、猫たちが自らお客様の膝に乗ってきてくれるんです。
夏場は少し控えめになる傾向もありますが、猫たちとの自然なふれあいを楽しめるよう、スタッフがさりげなくフォローしてくれますよ!
猫たちは現在15種類・19匹。それぞれが個性的で、見た目だけでなく性格や癖もさまざまです。
人気のくるみちゃん、ローズちゃん、金時くんに加え、受付で“おもてなし”するラムネくんや、大柄で甘えん坊なトリュフくんなど、推し猫を見つける楽しさもここにあります。
訪れるたびに新しい出会い——イベントも魅力
『バレンタインデーやホワイトデーにはオリジナルのチロルチョコをプレゼントしたり、周年記念には記念品をご用意したりしています。猫ちゃんの誕生日にはポイント2倍デーもあって、常連様からのプレゼントが届くことも。』
「カフェニャンズ写真大会」や「人気総選挙」といった参加型イベントも通年で開催されており、リピーターにも飽きさせない工夫がなされています。猫好きの観光客はもちろん、何度も通いたくなるお店作りが徹底されているのです。
初めての人も安心——“猫カフェデビュー”に最適
『常連のお客様も多いのですが、実は圧倒的に新規の方のご来店が多いんです。常連の方々も新規のお客様に優しい方ばかりで、誰でも気軽に楽しめる雰囲気になっています。』
事前予約なしでも入店可能(混雑時を除く)なので、観光やショッピングの合間にふらっと立ち寄ることも可能。初めての猫カフェ体験にぴったりの場所として、国内外の観光客にも人気が広がっています。
最後にメッセージ
『ストレス社会といわれる現代だからこそ、猫たちと過ごす癒しの時間は貴重です。“幸せホルモン”とも呼ばれるオキシトシンをたっぷりと感じて、心身ともにリフレッシュしていただけたら嬉しいです。』
このように、猫カフェ Cat tailは老若男女問わず癒しを与えてくれるスポットとなっています。
大阪・心斎橋を訪れた際は、ぜひ「Cat tail」に足を運んでみてください!猫たちと触れ合う静かなひとときが、あなたの旅の思い出にやさしく寄り添ってくれるはずです。
店舗情報
- 猫カフェ Cat tail
- 住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋2‐7‐25 竹内ビル2F
- アクセス:心斎橋駅・四ツ橋駅・難波駅
- 営業時間:11:00-20:15(19:00最終受付)
- 公式サイト:https://cattail.jp/