香港はアジア有数の国際都市であり、キャッシュレス決済があらゆる地域で普及しています。クレジットカードの利用率も非常に高く、ショッピングやレストランはもちろん、ホテル・公共交通機関まで幅広い場面でカード決済が可能です。
香港を訪れる観光客や出張者にとって、クレジットカードは現地通貨の引き出しや多額の現金を持ち歩くことを避ける上でも必須のアイテム。また、クレジットカードには海外旅行保険やポイント還元といった付帯サービスが利用可能なものも多く、活用すればお得かつ安全に香港での滞在を楽しめます。
この記事では数あるクレジットカードの中から、特に香港旅行におすすめのカードを6枚紹介し、渡航前に知っておいて損はない香港のカード事情や注意点を分かりやすく解説します。
香港で使えるおすすめのクレジットカード6選
クレジットカードはそれぞれ付帯されているサービスや特典、ポイント還元率が異なります。香港を訪れるなら現地でお得に利用できるカードを携行しておきたいところです。
香港旅行を前にカードを作成しようと考えている方に向けて、おすすめのクレジットカード6枚を紹介します。
エポスカード
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA |
申し込み対象 | 18歳以上(高校生除く) |
還元率 | 0.5%~ |
ETC | 無料 |
家族カード | なし |
付帯保険 | 傷害治療200万円、疾病治療270万円、 携行品損害20万円など(利用付帯) |
キャッシング | 対応 |
エポスカードは、一般カードの場合年会費無料であるにも関わらず、海外旅行保険が付帯されている点が大きな特徴です。保険は利用付帯となっているので、エポスカードで飛行機代や宿泊費など、旅行に関する代金を支払う必要があります。
香港でもViZA加盟店で広く利用可能で、キャッシュレス決済をスムーズに行えます。また、エポスNetを使えば出発前に旅行に関する情報を管理可能となっているほか、現地でケガや病気に感染するなど何かしらのトラブルが発生した際には24時間日本語でのサポートを受けられるのも特徴のひとつです。
現地通貨でのキャッシングも可能となっているので、現金が必要になった際に両替所を探し回る手間が省けます。
JCBカードW
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
申し込み対象 | 18歳以上(高校生除く)39歳以下 |
還元率 | 1.0% |
ETC | 無料 |
家族カード | あり |
付帯保険 | 傷害死亡最高2,000万円、乗越遅延費用保険、ショッピングガード保険など(利用付帯) |
キャッシング | 対応 |
JCBカードWは39歳以下の方限定で申し込みが可能なカードで、年会費は無料です.国際ブランドはJCBで、VISAやMasterCardと比べると利用可能な店舗は少ないものの、ホテル・飲食店など有名観光地周辺のエリアならば問題なく利用できます。
最大の特徴はポイント還元率の高さで、常時1%の還元率となっています。海外利用の際は更にポイントが上乗せされる特典もあり、上手く利用すればポイントを一気に貯められます。日本語対応のJCBプラザは世界中に点在しており、海外サポート体制も万全です。
39歳以下という年齢制限と年会費無料にも関わらず高還元率であることから、特に若年層の利用が多いクレジットカードです。
ANA・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
年会費 | 34,100円(税込) |
国際ブランド | American Express |
申し込み対象 | 20歳以上で安定した収入がある人 |
還元率 | 1.0% |
ETC | 無料 |
家族カード | 17,050円(税込) |
付帯保険 | 海外・国内旅行保険付帯、旅行傷害保険(海外1億円)など(自動付帯) |
キャッシング | 不可 |
ANAアメックスゴールドは、ANAマイルを効率よく貯めたい方にもっともおすすめの1枚です。カード利用100円ごとに1ポイントが付与され、ポイントは1多elifeの交換レートでANAマイルに移行可能です。
ゴールドカードならではのボーナスマイルも魅力で、入会時に2,000マイル、さらに飛行機に搭乗ごとに区間基本マイレージの25%が加算されます。さらにカード利用を毎年継続するだけで2,000マイルが付与されるため、日常的に使っていれば貯めたマイルのみで飛行機に乗ることも十分可能です。
国内外の空港ラウンジが無料で利用可能であるうえ、旅行傷害保険最高1億円(海外)など、海外旅行保険も充実しているのも特徴です。マイル特化型のゴールドカードとして、日常の買い物から旅行まで幅広く活躍するカードといえるでしょう。
PayPayカード
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
申し込み対象 | 18歳以上(高校生除く) |
還元率 | 1.0%(PayPay利用で最大1.5%) |
ETC | 年会費550円(税込) |
家族カード | なし |
付帯保険 | 海外旅行保険なし、ショッピング保険あり |
キャッシング | 対応(VISA・Mastercardのみ) |
PayPayカードはPayPayユーザーならば持っておいて損はないクレジットカードです。年会費は永年無料でありながら還元率が常時1.0%であることが最大の魅力です。支払いはPayPay残高ではなく通常のクレジット決済なので、日常の買い物で支払いできないといったことになることなく着実にポイントが貯められます。
また、Yahoo!ショッピングやLOHACOなどネットショッピングで利用しても高い還元率が期待できます。一般カードでは海外旅行保険は付帯されていませんが(ゴールドカードには自動付帯)、一般カードでもショッピング保険は標準装備されていて(年間最大100万円)、海外旅行での買い物時にトラブルが発生したときも安心です。
スマホアプリと連動していて、利用状況や支払い管理がその場ですぐにできるのも特徴のひとつで、こまめにチェックしていれば不正利用をいち早く察知できます。
dカード GOLD
年会費 | 11,000円(税込) |
国際ブランド | VISA・Mastercard |
申し込み対象 | 満0歳以上で安定した収入のある人 |
還元率 | 1.0%(ドコモ料金支払いでああ偉大10%) |
ETC | 無料 |
家族カード | 1枚目無料・2枚目以降1,100円(税込) |
付帯保険 | 海外・国内旅行保険・ショッピング保険(自動付帯) |
キャッシング | 対応 |
dカード GOLDはドコモユーザーならば必須といってもよいほど便利なカードです。最大の特徴はドコモの携帯料金やドコモ光の支払いに利用することで10%という高還元率が適用される点です。例えば毎月1万円の携帯料金をdカード GOLDで支払えば、それだけで毎月1,000ポイントが貯まります。
年会費11,000円必要ですが、ポイント還元や特典を積極的に活用すれば十分基が取れる金額です。
付帯保険も充実しており、海外旅行保険だけではなく国内旅行保険も付帯されています。さらに自動付帯となっているため、旅行代金をカードで支払わずともdカード GOLDを携行しているだけで海外旅行保険が適用されます。
さらに空港ラウンジの無料利用や国内腫瘍ホテル・レジャー施設での優待などゴールドカードならではの特典も魅力のひとつです。
ビューカード
年会費 | 初年度無料・2年目以降524円(税込)・条件達成で無料 |
国際ブランド | VISA・Mastercard |
申し込み対象 | 満18歳以上(高校生除く) |
還元率 | 0.5~3.5%(JR加盟店利用で高還元) |
ETC | 年会費524円(税込) |
家族カード | なし |
付帯保険 | 国内外旅行保険・死亡/後遺障害・疾病治療費用など(利用付帯) |
キャッシング | 1回払いのみ取り扱い |
ビューカードはJR東日本の交通電位マネー「Suica」との相性が非常によいカードです。Suicaへのチャージでビューカードを利用することで還元率が1.5%にアップ、さらにJRE POINT加盟店で利用すれば最大3.5%の高還元となる点が大きな魅力となっています。
年会費は2年目以降524円(税込)発生するものの、年1回以上利用するだけで無料になるため、メインでビューカードを使っているなら年会費は永年無料と思っておいてよいでしょう。
香港ではポイントアップは活用できないものの、一般カードであっても国内外旅行保険が付帯されており、旅行中の万が一のケガ病気だけではなく、ショッピングJCBにトラブルが発生しても対処できるため、持っておくと安心です。ただし利用付帯となっているので、航空機の費用やホテルの宿泊費などをビューカードで支払う必要がある点には注意が必要です。
ANA JCB
年会費 | 2,200円(税込) |
国際ブランド | JCB |
申し込み対象 | 18歳以上(高校生除く) |
還元率 | 0.5~1.0%(マイル移行可能) |
ETC | 無料 |
家族カード | 年会費1,100円(税込) |
付帯保険 | 海外・国内旅行保険最高補償額1,000万円など8自動付帯) |
キャッシング | 対応 |
ANA JCBカードはANAマイルを効率よく貯められる航空系カードです。国際ブランドはJCBのみですが、香港ではJCBに対応している店舗がかなり多く、使い勝手が悪いと感じることはほぼないでしょう。主要観光地周辺ならば、ショッピングやグルメなど幅広いシチュエーションで利用できます。
また、ANA便を利用することでマイルが自動加算され、さらにカード決済分も含めるとマイルの二重取りが可能な点が大きな魅力です。マイルは特典航空券に交換可能でS、ANA JCBを携行して香港を訪れる際はANAを利用することをおすすめします。
年会費は2,200円とお手頃でありながら、海外旅行保険だけではなく国内旅行保険も付帯されています。補償額も傷害死亡・後遺障害の場合は最高1,000万円と充実しており、旅先で万が一のトラブルに見舞われても安心です。
香港でクレジットカードは使える?香港のキャッシュレス事情について
香港はアジア有数の国際金融都市であり、日本以上にキャッシュレス化が進んでいる地域です。旅行者にとっても現金よりカードまたは電子マネーを使っての支払いが便利に感じる場面が多く、香港を訪れるならキャッシュレス事情について把握しておくことが必須です。
香港のクレジットカード普及率
香港は国際的な金融都市であり、多くの観光客が訪れることからキャッシュレス化が非常に進んでいる地域です。市民の98%が何らかのキャッシュレス手段を日常的に利用していて、アジア全域でもトップクラスのキャッシュレス普及率を誇ります。特に観光地・大型商業都市ではクレジットカードが広く受け入れられており、VISA・Mastercard・JCBなど複数の国際ブランドがあらゆる店舗で利用可能です。
中国本土とは異なり、香港では国際ブランドの利用に制限がほとんどないのも特徴のひとつです。また近年ではモバイル決済の利用が急拡大していて、2024年のEC取引全体ではデジタルウィレットが47%とクレジットカードの取引率43%を上回っているほどです。ちなみに現金の利用率は全体のわずか2%です。
香港で使えるキャッシュレス決済一覧
香港で利用可能なキャッシュレス決済は主に以下の通りです。
- クレジットカード(各種国際ブランドが幅広く利用可能)
- デビットカード
- モバイル決済(Apple Pay, Google Pay, Samsung Payなど)
- QRコード決済(Alipay, WeChat Pay, PayMeなど)
- 交通系ICカード(オクトパスカード/八達通)
クレジットカードを含めて、香港でもっとも利用されているキャッシュレス手段がオクトパスカード(八達通)です。交通系ICカードのカテゴリに属するものの、あらゆる場面で活用できる万能電子マネーであり、公共交通はもちろん、コンビニ・スーパー・飲食店など普段の買い物でも問題なく活用できます。旅行者用カードもあるので、香港旅行を計画しているなら作成を検討して損はありません。
クレジットカードの国際ブランドではVISA・Mastercardのシェア率が高く、ほぼすべての商業施設やホテルで利用可能です。JCB・American Expressも主要施設なら問題なく使えるので、有名観光地を巡る旅行なら十分活用できるでしょう。デビットカードも現金引き出しやオンライン決済で利用可能であり、日本国内と使い勝手はほぼ変わりありません。
モバイル決済はApple Pay、Google Pay、Samsung Payなど主要モバイル決済はほぼすべて利用可能です。スマートフォンをかざすだけで支払いが済む利便性が利用率を大きく引き上げた要因であり、ファーストフード店やカフェ、ドラッグストアなどで導入が進められています。
QR決済ではAlipay(アリペイ)やWeChat Pay(ウィーチャットペイ)のシェア率が高く、中国本土からの観光客だけではなく地元住民でも利用する方が多いです。小規模店舗や露天、市場などでも導入が進んでいて、現金扶養の支払を実現しています。
香港で使える国際ブランドは?
香港で利用可能な国際ブランドを一覧にまとめました。
- VISA
- Mastercard
- AMEX
- JCB
- 中国銀聯(UnionPay)
- HSBCカード
- Standard Chartered(渣打銀行)
- Citibank(花旗銀行)
- Hang Seng(恒生銀行)
香港ではVISAとMastercardのシェア率が非常に高く、観光地から郊外の個人店舗までほとんどの店舗でスムーズに利用できます。海外から香港を訪れる旅行者にとっても安心して利用できる国際ブランドであるため、特にこだわりがないならVISAかMastercardが国際ブランドとなっているカードを携行しましょう。
American Express・JCBも利用可能ですが、VISAやMastercardと比べると利用範囲は狭い印象です。主要観光地や高級ホテルなどなら問題ありませんが、個人商店や郊外の店舗だと対応していない可能性があります。*UnionPay(銀聯)は中国本土の銀行発の国際ブランドで、中国からの観光客が多い香港では広く普及しています。
また、香港ではHSBC(香港上海銀行)をはじめとする多くの銀行が独自のクレジットカードを発行していて、口座と連携していた特典プログラムを展開しています。特にHSBCは外国人の受け入れも積極的に実施していて、英語対応も整っており、口座開設・クレジットカードの発酵をスムーズに行えます。
香港でクレジットカードを使うメリット
香港ではクレジットカードの利用が一般化していて、観光・日常の支払いで問題なく利用できます。現金よりもクレジットカードのほうが利便性が高いとおもえるのどで、さまざまなメリットを享受できるのが大きな魅力です。
現金不要でスマートに支払いできる
香港の都市部ではレストランやショッピングモール、交通機関などでクレジットカードを広く利用可能です。特にVISAやMastercardは対応店舗が多く、観光客にとっても使いやすい環境が整っています。現金を持ち歩かずともタッチ決済やモバイル連携によりスピーディーに支払いを済ませられるため、盗難・紛失のリスクが大幅に軽減されます。
また、万が一不正利用された際も、カード会社に連絡して利用停止してもらえば被害を最小限に抑えられますし、不正利用が認められれば補償も受けられます。シハリはサイン・暗証番号・非接触決済で完了し、現金のやり取りがないため衛生面でもメリットがあります。
ポイントやマイルなどでお得になる
現金払いだとお金が減るだけですが、クレジットカードで支払いをすると各社のポイントプログラムやマイレージに応じてポイントやマイルを貯められます。
貯めたポイントはキャッシュバックや買い物の支払い、航空会社のマイルなどに変換可能です。還元されたポイントやマイルなどを有効活用すれば、結果的に現金だけで支払うよりも支出を節約できます。
カードごとに還元率が異なっており、ベースの還元率が高いカードを選ぶのがお得に利用するコツではありますが、中には特定のお店で利用することで還元率が数倍に跳ね上がるものもあります。ポイントアップ対象店舗を頻繁に利用する方ならば、ベースの還元率が高いカードを選ぶよりも効率的にポイントを貯められることでしょう。
付帯保険や優待サービスがある
クレジットカードは、買い物の支払いに利用できるだけではなく、さまざまな優待サービスや保険が付帯されています。特に旅行や出張などで香港を訪れるならば、海外旅行保険が付帯されているカードを携行しておくと万が一トラブルに見舞われても安心です。
ゴールド・プラチナクラスのカードになると、滞在ホテルでVIPクラスの扱いをされる特典や、レストランの食事代が大幅割引される特典が利用できるものもあります。
支払手段にとどまらず、香港旅行を快適にする目的としてクレジットカードを携行するのもよいでしょう。
支出管理がしやすい
現金払いだと、毎回レシートを確認し、メモや帳簿などに記録しなければ支払い管理ができませんが、クレジットカードなら利用すれば即座に明細記録が残るので、すぐに確認できます。スマホアプリと連動しているカードも多いので、利用履歴や収支と支払いの差額、請求金額もリアルタイムで簡単に確認できます。
カテゴリ別に支払い状況を確認するのも簡単なので、自分がどのジャンルの支払いが多いかを調べられるため、不要な出費を削減することにも繋がります。
旅行中はついつい財布の紐が緩んでしまいがちですが、クレジットカードの支払い状況を常に把握しておくことで、使いすぎも防ぐことが可能です。
香港でクレジットカードを使うときの注意点
香港旅行で買い物をするならクレジットカードは必須級ではあるものの、便利さの裏にはリスクも潜んでいます。クレジットカードを利用する際は、注意点も頭に入れておきたいところです。
使いすぎのリスク
クレジットカードを使う上でもっとも注意しなければならないのは使いすぎです。
クレジットカードは支払履歴がすぐに確認できるので、管理がしっかりしている方にとっては使いすぎを予防できます。
しかし、現金と違ってその場でお金が減っていくという実感がありません。そのためまだまだ使えると勘違いしてしまい、最終的に予定を大幅に上回る出費になってしまうケースが多々あります。旅行はただでさえ財布の紐が緩くなってしまいがちですが、香港をはじめ海外旅行の場合はさらに注意しなければなりません。
手数料や金利が発生する
香港など海外でクレジットカードを利用する際に注意しなければならないのが、為替手数料や海外利用手数料です。日本国内とは異なり、海外で日本発酵のカードを使うと、1~2%程度の手数料が支払いに加算されるケースがほとんどです。また、一括払いが厳しいからと分割払いやリボ払いを選択すると、さらに高額な金利が上乗せされます。
クレジットカードを有効利用するためには、手数料の仕組みや返済方法を確認し、一括払いの範囲内で支払いを済ませられる範囲での利用に留めておくようにしましょう。
個人情報漏洩のリスク
クレジットカード利用で、使いすぎと同じくらい注意しなければならないのが個人情報漏洩です。特に観光地や繁華街では観光客を狙ってのスキミングやフィッシング詐欺被害が報告されています。公共のWi-Fiを使ってのオンライン決済や、信頼性の低い店舗でカード払いをすると、個人情報を盗まれる恐れがあるため十分注意しましょう。
カードの読み込みなどをその場でお願いすることで、個人情報漏洩をある程度防げます。また、カード利用後は都度支払い明細を確認することも重要です。確認した際に身に覚えのない支払いが発覚した場合は、すぐにカード会社に連絡してください。
香港でクレジットカードが使える場所
香港でクレジットカードが使える場所を一覧にしました。
- ショッピングモール全般
- 高級ホテルやインターナショナルホテル
- 空港【免税店・ラウンジ・飲食店)
- スーパーマーケット
- レストラン・カフェ(主要観光地周辺・チェーン店など)
- アパレル店・ブランドショップ
- レジャー施設・観光スポット
- 香港ディズニーランド(チケット売り場・レストラン・ショップなど)
香港では主要観光地や都市部の施設の大部分でクレジットカードが利用可能です。日本以上にクレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済が普及している香港の場合、現金払いメインで滞在すると逆に不便に感じるほどです。香港を代表するレジャー施設のひとつである香港ディズニーランドでもTケット売り場・施設内のレストラン・ショップなどさまざまな場所でクレジットカードが利用可能です。
ただし、VISA・Mastercardなら問題ありませんが、JCBはディズニーホテル内では利用できないなど、一部国際ブランドは利用制限がある点には注意が必要です。公共交通機関もオクトパスカードなら支払いが可能なところも多く、現金を準備せずともさまざまな場所に移動できます。
香港でクレジットカードが使えない場所
一方、クレジットカードが使えない場所についてもまとめました。
- MTR(地下鉄)やバス、トラムなどの公共交通機関
- 個人経営の小規模な飲食店や屋台
- 露店や市場
- タクシー
- 一部の地元密着型スーパーや商店
- 公衆トイレや自販機
公共交通機関はすべてがオクトパスカードに対応しているわけではなく、地下鉄・バスなどは現金払いがメインです。また、タクシーも現金でしか支払えないケースも多くなっています。
チェーン店や観光地周辺の店舗の大部分ではクレジットカードが使えますが、個人商店・屋台・露店や市場など地元密着のお店ではクレジットカードが使えない場面が多々あります。クレジットカードが普及している香港でも公衆トイレや自動販売機まではキャッシュレス対応担っておらず、利用の際は現金が必要です。
香港のクレジットカードに関するよくある質問
キャッシュレス化が進んでいる香港では現金よりもクレジットカードなどでのS異払いをメインにしたほうが利便性は高いです。
とはいえ、海外は日本国内とはキャッシュレス事情が異なるので、不安や疑問を感じる部分もあることでしょう。ここでは香港のクレジットカード利用に関する質問のうち、特に多く寄せられる5津を紹介します。
Q1. 香港でクレジットカードはどれくらい使える?現金は必要ですか?
香港ではショッピングモール・スーパーマーケット・飲食店・観光スポットなど幅広い場所でクレジットカードが利用可能です。国際ブランドではVISA・MasterCardの普及率が高いですが、American expressやJCBも主要観光地や高級ホテルなどなら問題なく使えます。
ただし個人店舗・屋台・露店では現金での支払いを求められる場合もあるので、現金も必要最低限持っておくと安心です。
Q2. 香港でカード利用時、追加手数料がかかることはありますか?
香港では日本で作成したカードを利用した時、為替手数料や海外利用手数料が発生します。決済をする際は、必ず現地通貨である香港ドルで支払うようにしましょう。
Q3. クレジットカードで香港でのキャッシングは可能ですか?
日本で発行しているクレジットカードでも、香港でキャッシングを利用可能です。ただし全てのクレジットカードが対応しているわけではないので、所有しているカードが海外のキャッシングに対応しているか確認しましょう。ただし、利息は日割りで発生するので、早めの返済を心がけてください。
Q4. 香港での支払い時に「香港ドル」と「日本円」どちらで払うのがお得ですか?
香港での支払いは現地通貨である香港ドルで支払う方が一般的にはお得です。日本円で決済すると、為替レートが店舗ごとに定めたものとなり、カード会社があらかじめ設定しているものと比べて割高になります。
更に手数料が上乗せされる可能性もあるので、レジで支払い方法を聞かれたら必ず香港ドルで支払うと答えましょう。
Q5. 香港ではクレジットカードの暗証番号やタッチ決済は必要ですか?
香港ではチップ型のキャッシュレス決済が広く普及しています。少額の場合はサイン・暗証番号入力ともに不要であるケースが多いです。
ただし、高額な買い物やセキュリティが強化されている店舗で買い物した際には暗証番号入力を求められることもあります。念の為に暗証番号は記憶しておくと安心です。
まとめ
香港ではクレジットカードの利便性が非常に高く、主要都市部や有名観光地ではほぼすべての店舗がクレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済に対応しています。
特にVISA・Mastercardの普及率が高いので、香港でクレジットカードを携行するなら両ブランドのカードを持っていくとよいでしょう。
一方で個人商店や露店・屋台などではクレジットカードに対応しておらず、現金払いが必要となる場面もあります。特に現地ならではの料理や観光を楽しみたいと考えている場合は、クレジットカードと併せてある程度現金も持ち歩いておいたほうがよいでしょう。