韓国で使えるおすすめのeSIMランキング!3日間〜無制限の電話番号付きなどパターン別に紹介

韓国で使えるeSIMは、旅行者にとって非常に便利な通信手段です。

最大のメリットは、SIMカードの差し替えが不要で、オンラインで簡単に手続きが完了する点。現地でWi-Fiを探す手間が省け、空港到着直後からスマホが使えます。

一方で、デメリットもあります。対応機種(iPhone・Android)によっては設定や動作確認が必要な場合も。また、物理SIMとの併用ができない機種もあるため、事前確認が大切です。

旅行期間に応じたデータ量の選び方や、料金面の比較も重要。短期なら1GB単位のプラン、長期滞在なら無制限プランがおすすめです。

韓国でのeSIM利用を快適にするためのポイントを、本記事でわかりやすく解説します。

韓国で使えるおすすめのeSIM6選ランキング

韓国で使えるおすすめのeSIMを6つ厳選しました。現地に着いてすぐネットが使える便利さは、もう手放せません。

旅行期間やデータ量に合わせて選べるプランも豊富で、料金もリーズナブル。iPhoneやAndroidでの設定も簡単です。快適な韓国旅行を叶えるeSIMを紹介します。

エアトリeSIM

エアトリeSIMは、韓国旅行に特化した無制限データ通信が魅力のeSIMです。韓国大手通信会社「LGU+」の回線を利用しており、通信品質が高く、ソウル・釜山など都市部はもちろん地方でも安定して使えます。

購入から利用までオンラインで完結し、即時発行・即日利用可能。本人確認や店舗受取も不要なので、出発直前でも安心。高速通信は1日3GBまで、それを超えると最大5Mbpsに制限されますが、動画視聴やSNS程度なら問題なく使えます。

1日単位で細かくプラン設定できるので、旅行期間に合わせて無駄なく選べるのもポイントです。iPhone・Android対応、テザリングもOKです。

通信エリア 韓国全域(ソウル、釜山、済州などの都市・観光地を広くカバー)
通信速度 1日3GBまで高速(超過後は最大5Mbps)、毎日0時リセット
ネットワーク LGU+(韓国の大手通信キャリア)
対応端末 eSIM対応のiPhone/Android機種(テザリングも利用可能)
手続き・発行 オンライン即時発行、QRコード読み込みで即設定、本人確認や郵送は不要

エアトリeSIMの料金

利用日数 1GBプラン料金 無制限プラン料金
3日間 2,900円
5日間 3,500円
7日間 4,400円

SkyeSiM

SkyeSiMは、FREEDiVEが提供する海外旅行者向けeSIMサービスです。日本からオンラインで申し込みができ、即日eSIMのQRコードが発行されるため、出発前の準備もスムーズ。設定が非常に簡単で、eSIM初心者にも扱いやすいのが強みです。

一方、通信面では注意が必要です。実測テストでは時間帯によって通信速度に大きなムラがあり、混雑時には5Mbps以下まで低下することも。また、1GBを超えると速度制限がかかりやすいとの報告もあり、動画視聴やSNSを頻繁に使う人には不向きかもしれません。

料金はやや割高ですが、設定のしやすさ重視で、短期滞在でライトに使いたい方には選択肢となるeSIMです。

通信エリア 韓国全土対応、都市部は安定。地方ではやや不安定な場面もあり
通信速度 昼は高速だが、午後以降は速度ムラが大きく制限もかかりやすい
容量制限 約1GB使用後に速度制限(目安)あり。長時間の動画利用は注意が必要
設定方法 eSIMのQRコード即発行。インストール・設定は非常に簡単
サポート体制 メール・電話・チャット対応あり。レスポンスは比較的早め

SkyeSiMの料金

利用日数 1GBプラン料金 無制限プラン料金
3日間 1,830円 2,400円
5日間 3,030円 3,200円
7日間 4,260円 5,600円

※SkyeSiMは無制限プランの提供なし(全て従量制プラン)
※通信量が1GBを超えると速度制限の可能性あり
※通信速度の安定性にムラがあるため、用途に応じて選択が必要

eSIM square

eSIM squareは、WiFiレンタルの大手・テレコムスクエアが提供する信頼性の高い海外用eSIMサービスです。韓国では大手キャリアSKテレコムの回線を使用し、安定した通信品質を提供。無制限プランでも他社と比べて料金が安く、通話付きでコスパに優れています。

申込み後すぐに使えるうえ、設定もアプリで簡単。日本語による24時間チャットサポートもあり、初心者にも安心です。容量超過後は通信停止となりますが、アプリで追加チャージ可能なので、旅行中に困ることも少ないでしょう。

短期旅行でも長期滞在でも柔軟に選べるプランがあり、空港でもサポートが受けられる点も魅力です。

通信エリア 韓国全域(SKテレコム回線)で安定した4G/LTE通信が可能
通信速度 高速通信対応。データ超過後は通信停止(チャージで再開可能)
容量制限 無制限プランあり。制限ありプランは使用量を超えると自動停止
設定方法 アプリまたはQRコードで簡単設定。即日利用可能
サポート体制 日本語対応のチャットサポートが24時間365日利用可能。空港カウンターサポートも有

eSIM squareの料金

利用日数 1GBプラン料金 無制限プラン料金
3日間 1,970円
5日間 2,960円
7日間 980円(1GB) 3,750円

※1GBプランは通信会社が異なり(Group B)、通話非対応/SKT回線での無制限プランはすべて通話付き
※チャージ可能・テザリング対応
※利用開始後は日数分を自動カウント(1日=24時間単位)

グロモバeSIM

グロモバeSIMは、海外旅行向けの格安eSIMサービスとして注目されています。

特に韓国・台湾・東南アジア方面での利用者が多く、「安いのに通信が安定している」と高評価。設定はQRコードを読み込むだけで簡単。日本語LINEサポートもあり、初心者にも安心です。

一方で「無制限プランでも速度制限がある」「地方では繋がりにくい」といった注意点もあります。

それでも、手軽さ・コスパ・サポート体制を総合すると、eSIMデビューにはうってつけ。楽天モバイルやahamo以外のキャリア利用者には、特におすすめの選択肢です。

利用国 世界140カ国以上(韓国・台湾・東南アジアに強い)
データ容量 1GB~無制限プランまで複数用意
通信速度 高速4G/LTE(場所により制限あり)
サポート体制 日本語LINEサポート(24時間対応ではないがレスポンスは早い)
設定方法 出発前にQRコード読み取り、現地でローミングON

グロモバeSIMの料金

利用日数 4G 無制限プラン(税込) 5G 無制限プラン(税込)
3日間 2,900円 3,400円
5日間 3,400円 3,900円
7日間 4,000円 4,500円

※いずれも1日あたり3GBまで高速通信、超過後は最大5Mbpsで通信可能。高速分は毎日0時にリセット。
※5GプランはLGU+の5G網対応、テザリング可、日本語サポートあり。
※eKYC不要/即時発行/本人確認なしで簡単利用OK。

Airalo

Airaloは、世界200以上の国と地域で使えるeSIMサービスで、韓国を含むアジア旅行にも強い味方です。日本語アプリ&公式サイトが整備されており、初めての利用でも迷わず設定可能。eSIMは即時発行、事前に日本でインストールしておけば、現地到着と同時にネット接続できます。

料金もリーズナブルで、1GB約700円から購入可能。クーポンを使えばさらに15%引きにもなり、コスパは非常に高いです。回線はKT(韓国テレコム)を利用し、都市部は快適に通信できます。

一方で、無制限プランはなし。動画を頻繁に見る人には物足りないかもしれませんが、GoogleマップやSNS、LINEなど日常使いには十分な品質です。

通信エリア 韓国全域。KT回線使用で、ソウルなど都市部では快適な通信が可能
通信速度 高速LTE対応。混雑時はやや低下するが実用レベル
容量制限 すべて定額データ容量制。超過時は通信停止(チャージで復旧)
設定方法 QRコードorアプリで簡単設定。即日発行・即使用OK
サポート体制 日本語対応アプリあり。24時間サポート体制で初心者にも安心

Airaloの料金(韓国)

利用日数 1GBプラン料金 無制限プラン料金
3日間 700円 提供なし
5日間 1,500円(3GB) 提供なし
7日間 2,150円(5GB) 提供なし

※Airaloは完全定額プランのみ提供(1GB〜20GBまで選択可能)
※クーポン利用で【初回15%OFF】・【2回目以降10%OFF】
※データ容量は使い切り。追加チャージで延長可能
※動画視聴多めなら10GB(3,600円)または20GB(4,900円)プランがおすすめ

SKTelecom

SKテレコムの正規eSIMは、韓国最大手キャリアが提供する信頼性抜群のeSIMサービスです。

LTE接続で通信速度は最大100Mbps、完全無制限で速度制限も一切なしという点が最大の魅力。通話の受信・発信も可能(通話申請が必要)で、旅行中に現地での連絡手段としても重宝されます。

予約後すぐにQRコードが届き、日本で事前登録が可能。さらに日本語対応のカスタマーサポートがあり、初心者にも安心です。

また、特典として栄養ドリンク「バッカス」のクーポンがもらえるキャンペーンも実施中。韓国旅行をより快適にしてくれるeSIMです。

利用国 韓国全域(ソウル・釜山・済州島など)で安定通信
データ容量 無制限(速度制限一切なし)
通信速度 最大100Mbps(LTE/4G回線)
通話機能 通話受信・発信可(通話申請+発信チャージで利用可)
サポート体制 日本語LINEサポートあり。初期設定や不具合にも丁寧に対応

SKテレコム eSIM料金表

利用日数 1GBプラン(税込) 無制限プラン(税込)
3日間 1,694円
5日間 2,588円
7日間 3,294円

※通話は2日以上のプランで発信・受信可(発信には別途チャージが必要)
※すべて速度制限なしの完全無制限(最大100Mbps)
※オンライン即時受取/日本語サポートあり/テザリング対応

韓国で使えるおすすめのeSIMの選び方

韓国で使えるeSIMは種類が多く、どれを選べばいいか迷いがちです。料金の安さだけでなく、旅行日数やデータ容量、対応端末、通信の安定性なども重要なポイント。

自分の使い方に合ったeSIMを選べば、韓国旅行がより快適になります。選び方のコツを紹介します。

旅行期間に応じたプランで選ぶ

海外旅行の際、どのくらいのデータ容量が必要かは、旅行期間やスマホの使い方で大きく変わります。ここでは、韓国旅行の日数別におすすめのデータ容量と使い方を紹介します。

3〜4日間の短期滞在なら1GB〜3GBが目安です。地図アプリの利用やSNS、LINEやカカオトークでの連絡など軽めの通信が中心なら十分です。無制限プランや大容量は少しもったいないかもしれません。

5〜7日間の旅行なら3GB〜7GBが目安で、現地での調べ物や移動が多くなります。Kakao TやNAVER Map、SNS投稿を楽しむならこの容量で問題ありません。特に5GB超の中容量プランが使いやすいです。

1週間程度の長期旅行であれば、地方巡りやリモートワークをしながらの旅なら、4GB〜10GB以上、無制限プランがおすすめ。容量使い切り後の速度制限や追加チャージの有無は契約内容を必ず確認しましょう。

旅行期間 目安のデータ量
3〜4日間 1〜3GB
5〜7日間 3〜7GB
1週間 4〜10GB以上/無制限

使い方に応じて選ぶ

使い方のタイプ 推奨ギガ数/1日 主な利用例
動画やマップを頻繁に使う場合 1.5〜3GB YouTube視聴、韓国ドラマ、Googleマップ長時間使用など
マップと最低限のSNSを使う場合 0.5〜1GB 地図アプリ(NAVER Map)、Instagram、LINEなど
メールやLINE以外はほぼ使わない場合 0.1〜0.3GB 文字のやりとり中心、軽いブラウジングのみ

韓国でスマホを使う際、1日あたりに必要なデータ量は使い方次第で大きく変わります。

たとえば、YouTubeや韓国ドラマを視聴したり、Googleマップを頻繁に使う方は1.5〜3GBが目安。観光中にSNSや地図アプリを軽く使う程度なら0.5〜1GBで十分です。メールやLINEでの連絡程度で済むなら、0.1〜0.3GBでも問題ありません。

あらかじめ自分の使い方をイメージし、必要な容量に合ったプランを選ぶのが、無駄なくお得に使うコツです。

料金で選ぶ

eSIMを選ぶときは、「1GBあたりの単価」で比較しましょう。プランの総額ではなく、「何GBでいくらか」が最も公平な基準です。

たとえば、5GBで2,000円なら1GBあたり400円、10GBで3,000円なら1GBあたり300円。使う予定ギガ数に応じて、単価が安いプランを選ぶのがポイントです。

さらに、「1日あたりの料金」も重要です。3日間で2,500円のプランと、7日間で3,000円のプランでは、日割りで比べるとコスパに差が出ます。

「無制限」と記載されていても、実際には1日数GBを超えると低速化されるケースが多いため、高速通信の上限とその後の速度制限・追加料金にも注意が必要です。中には使い切り後に高額な課金や、自動延長されるプランもあるため、条件をよく確認しましょう。

韓国でeSIMを使うメリット

韓国旅行でeSIMを使うと、多くのメリットが得られます。物理SIMのような盗難や紛失リスクがなく、手続きもオンラインで完結。さらに、荷物を減らして身軽に旅できるのも大きな利点です。滞在日数や使用量に合わせた柔軟なプランも豊富で、あなたの旅にぴったりの通信手段が選べます。

Wi-Fiルーターを持ち歩く必要もなく、空港でのSIM購入や現地の言葉に悩まされることもありません。ここでは「安心」「身軽」「選べる」「かんたん」という4つの視点から、韓国旅行でeSIMを使うべき理由を解説していきます。

セキュリティ面の安心感

韓国でeSIMを使うことで得られる最大の安心ポイントは、物理的なSIMカードが存在しないため、盗難や紛失のリスクがほぼないことです。従来のSIMカードでは、端末ごと盗まれたり差し替えられたりして、個人情報やアカウントが悪用される「SIMスワップ詐欺」の被害が心配されていました。しかしeSIMは、端末に内蔵されたデジタルSIMのため、物理的に抜き差しされることがありません。

また、旅行中にスマホを紛失してしまった場合も、eSIMは遠隔操作で停止・再発行が可能です。

大事なデータや個人情報の流出リスクを最小限に抑えることができ、すぐに代替端末で復旧できるケースもあります。旅先ではトラブルがつきもの。安心して使える通信手段として、eSIMはとても頼れる選択肢です。

韓国旅行中の荷物が減る

韓国旅行では、なるべく身軽に動きたいもの。eSIMを使えば、SIMカードやルーターといった物理的な通信機器を一切持ち歩く必要がありません。eSIMはスマートフォンに内蔵されるため、SIMカード専用ピンも不要です。

また、モバイルWi-Fiルーターを使うと、端末本体に加えて、充電器や専用ポーチなども持ち歩かなくてはなりません。観光中のバッグがパンパンになったり、レンタルWi-Fiの返却期限に気を取られたりする心配もあります。

eSIMなら、通信に関する物を一切持たずに済むので、手荷物が軽くなり、移動も快適に。紛失や盗難のリスクも減るため、身軽かつ安全な旅が実現します。

ショッピングやグルメ、写真撮影など、韓国を思いきり楽しむためにも、eSIMの導入はおすすめです。

豊富なプランから選べる

eSIMの魅力のひとつは、目的に合わせて自由にプランを選べる点です。韓国旅行向けのeSIMには、短期・長期・容量別・無制限・テザリング可など、あらゆるニーズに応えるプランが用意されています。

たとえば「とにかく安く最低限使えればいい」という人は、1GB〜3GBの低容量プラン。「SNSも地図も動画もフル活用したい」なら10GB以上の大容量や無制限プランを選べます。

また、通話機能つき、複数国対応型、即日発行可などの付加機能も選択肢のひとつ。旅行者のライフスタイルや予算に合わせて、最適なプランを探せるのはeSIMならではの柔軟さです。

SIM選びに迷ったら、用途と予算に合わせて比較できるeSIMサービスを使えば、コストパフォーマンスの高い通信環境が手に入ります。

簡単な手続きだけですぐ使える

eSIMは契約も設定もすべてオンラインで完了。韓国到着後すぐに使い始められるのが大きな魅力です。従来のように空港カウンターや市内のSIM販売店に行って、長時間並ぶ必要はありません。

日本にいる間にスマホでプランを選び、メールで届くQRコードを読み取るだけで完了。設定も直感的で、アプリを使えば5分以内に終わるケースがほとんどです。

さらに、言語の壁を感じる場面が少ないのも安心ポイント。多くのeSIMサービスは日本語に対応しており、韓国語がわからなくても問題なく通信環境を整えることができます。

短い旅行日程を有効活用したい方にとって、「すぐ使える」利便性はとても重要。観光・移動・食事などに時間をしっかり使いたい人にこそ、eSIMのかんたん手続きは強い味方です。

韓国でeSIMを使うデメリット

韓国旅行で便利なeSIMですが、いくつかの注意点やデメリットもあります。端末の相性や設定ミス、万が一のトラブル時に思わぬ不便を感じることも。

この章では、今から挙げるような代表的なデメリットについて詳しく解説します。

eSIM非対応端末は使えない

eSIMは便利な技術ですが、対応していない端末では一切利用できません。

特に注意したいのが、2018年以前に発売されたスマホ。たとえば、iPhone 8以前やGalaxy S9以前、AQUOS sense liteなどのモデルは非対応です。

また、新しそうに見えるスマホでも、国内キャリアモデルや格安端末の場合は、eSIM機能が省かれていることがあります。
たとえば同じ「iPhone SE 第2世代」でも、国内版の一部はeSIM設定ができないケースも。

そのため、事前にご自身のスマホがeSIMに対応しているかどうか、以下の方法で確認しましょう。

端末の設定画面(iPhoneなら「設定」→「情報」→「EID」が表示されているか)、購入した公式サイトの「eSIM対応機種一覧」ページ、これらを確認せずにeSIMを購入すると、「使えなかった…」というトラブルにつながる可能性があるので要注意です。

削除したeSIMプロファイルは再発行が必要

eSIMのプロファイルは一度削除すると復元できません。

削除や誤ってリセットしてしまった場合、新たにプロファイルの再発行が必要になります。再発行には販売元への連絡が必要で、通常は新しいQRコードの発行を受けて再設定を行う流れになります。

しかし、現地でインターネット環境がない場合、この再設定が難しくなることがあります。

さらに、eSIMプロファイルを誤って削除してしまう原因として、設定中に間違って消してしまった、別のSIMとの切り替え時に削除してしまったといった例が多く報告されています。

物理SIMなら抜き差しで解決できた問題も、eSIMでは手続きが複雑で即時復旧が難しいのが現実。

削除を避けるためにも、設定中は慎重に操作すること、万一に備えて販売元のサポート窓口も事前に確認しておくのがおすすめです。

通信・端末トラブルには復旧に時間がかかることも

eSIMを使っているときに通信トラブルやスマホ本体の不具合が起きた場合、復旧に手間取ることがあります。
物理SIMであれば、カードを抜き差しすることで回線を切り替えるなどの対処が可能ですが、eSIMではそれができません。

特に次のようなケースでは、復旧に時間がかかる可能性があります。

スマホがフリーズして再起動しても回線が復活しない、設定アプリが立ち上がらずeSIMをONにできない、現地でネットがないため、QRコードの再読み込みができないという状況です。

こうした状況に陥ると、最悪の場合、日本語サポートに連絡して再発行手続きを行い、新しいQRコードを取得して再設定する必要があります。

しかし現地ではネット環境がなかったり、時差や営業時間の関係でサポート対応に時間がかかることも。


そのため、eSIMは便利だけど、物理SIMよりも復旧に時間がかかる可能性があるという点を理解したうえで使うことが大切です。

自分のスマホでeSIMが使えるのかの確認方法

一見便利に思えるeSIMですが、最初の壁になるのが「自分のスマートフォンがeSIMに対応しているのか?」という疑問です。

ここでは、eSIMを使う前に必要な「自分のスマホがeSIM対応かどうか」の基本的な確認方法を、iPhoneとAndroidに分けてわかりやすく紹介します。

iPhoneの場合

  1. 「設定」を開く
  2. 「モバイル通信」をタップ
  3. 「モバイル通信プランを追加」が表示されるか確認

このメニューがあれば、eSIMの追加が可能です。
iPhoneではXR、XS以降のモデルがeSIMに対応していますが、最新のiOSが必要な場合もあります。

また、国内キャリアで購入したiPhoneにはSIMロックがかかっている可能性があり、このロックが解除されていないとeSIMは利用できません。

SIMロックの状態は、「設定」>「一般」>「情報」の「SIMロック」欄から確認できます。「SIMロックなし」と表示されていればOKです。

Androidの場合

  1. 設定アプリを開く
  2. 「ネットワークとインターネット」または「モバイルネットワーク」をタップ
  3. 「SIMカード」や「モバイルプラン」→「eSIMの追加」などの項目が表示されるか確認

この項目が表示されれば、eSIM対応機種です。

もう一つの確認方法は、IMEI情報のチェック。ダイヤルアプリで「*#06#」と入力、「EID(Embedded Identity Document)」という番号が表示されれば、eSIM対応です。

また、端末メーカーの公式サイトで対応機種リストを確認する方法もあります。最新モデルでもeSIM非対応な場合があるため、事前確認はとても重要です。

韓国旅行でeSIMを設定する方法

韓国旅行でスムーズにネット接続するために、eSIMの設定方法を事前に把握しておくことが大切です。

eSIMを使えば、現地でSIMカードの差し替えをすることなく、到着後すぐにインターネット接続が可能。

出発前に、使用予定のスマホでeSIMの登録方法や必要な情報の管理方法をしっかり確認しておきましょう。

iPhoneでの確認方法

  1. アクティベーション情報の取得
  2. 「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」
  3. QRコードをスキャン
  4. プランの追加と確認


eSIMを購入すると、QRコードまたは手動入力用情報がメールなどで届きます。

iPhoneではWi-Fi接続のうえ「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」を選び、「QRコードを使用」で読み取ります。
iOS17.4以降では、長押しして直接追加も可能です。

その後「続ける」→「モバイル通信プランを追加」で完了。確認コードが必要な場合は、通信事業者の案内に従いましょう。

Androidでの確認方法

  1. 「設定」→「モバイルネットワーク」を開く
  2. eSIMをオンにする
  3. 「eSIMの追加」をタップしQRコードをスキャン
  4. 画面の指示に従い有効化を実行


Androidスマホでも基本的にはQRコードをスキャンしてeSIMを有効化しますが、機種やOSによって表示項目が異なることがあります。

また、スマホの初期化やアップデート時にeSIMの再設定が必要になることがあるため、QRコードはスクリーンショットやメール保存でバックアップを取っておくのが安心です。

さらに、一部機種ではAPN設定が空欄になることもあるため、通信できない場合は手動入力が必要です。APN情報はeSIM提供元のサポートページなどで確認できます。

韓国でeSIMを使う時のよくある質問

韓国でeSIMを利用する際によく寄せられるご質問について、分かりやすくまとめました。

eSIMの選び方や設定時の注意点、利用中のトラブル対処など、事前に知っておくと安心な情報をQ&A形式でご紹介します。初めてeSIMを使う方でも不安なく準備できるようサポートします。

Q1. eSIMは1台のスマホでeSIM何枚まで使い分けできますか?

機種によりますが、iPhone13以降の最新スマホなどでは、複数のeSIMプロファイルを登録しておくことが可能です。

ただし、同時にアクティブにできるのは基本的に1枚のみで、機種ごとに制限があります。

たとえば、iPhone 14 Proでは2枚のeSIMを同時に有効にできますが、Android端末では機種によって1枚のみ対応のことも。旅行前には、必ず自分のスマートフォンの「eSIM同時利用数」を確認し、無駄な申し込みを避けるようにしましょう。

Q2. 韓国でのeSIMと物理SIMとの併用はできますか?

はい、多くの最新スマートフォンではeSIMと物理SIMの併用が可能です。

たとえば、日本国内のSIMカードを物理SIMとして入れたまま、韓国でeSIMを追加するという使い方ができます。通信はアプリや設定画面で簡単に切り替え可能なので、国内と韓国の番号をうまく使い分けることもできます。

ただし、一部のeSIMプロバイダはデュアルSIM使用を制限しているケースもあるため、契約前に注意事項や仕様を確認しましょう。

Q3. 韓国でeSIMがネットに繋がらないときの対処法はありますか?

まずはスマホを再起動したり、機内モードをオン・オフしてみましょう。これだけで接続が復旧するケースは多いです。

それでも繋がらない場合は、「設定」アプリからeSIMのステータスを確認し、有効になっているかどうかをチェックしてください。

 eSIMがオフになっていたり、回線が選択されていない可能性があります。 手動でAPN設定を再入力したり、再インストールを行うことで回復する場合もあります。

また、渡航前にWi-Fi環境下でアクティベートしておくと、現地でのトラブルを防ぎやすくなります。

Q4. 韓国で追加データ購入や期間延長はどうやるのですか?

ほとんどのeSIMサービスでは、専用アプリやWebページから簡単にチャージや延長申請ができます。支払い後、即時にデータ容量が反映されるタイプも多く、旅行中でも安心して利用可能です。

ただし、「使い切りタイプのeSIM」では追加購入ができない場合もあります。

また一部のサービスでは、追加申請が電話やSMS経由になるケースもあり、現地からだとやや面倒です。事前に追加可否・延長方法を確認しておくと、万が一のときにも慌てずに対応できます。

Q5. eSIM利用中に韓国の無料Wi-Fiの切り替え・併用は問題ないですか?

どのeSIMプランでも、現地の無料Wi-Fiと併用可能です。たとえば空港、地下鉄、カフェ、ホテルなどにあるフリーWi-Fiに自動で切り替えることで、通信容量の節約が可能です。


また、SNSのアップロードや動画視聴など、大容量を消費する用途はWi-Fi利用に切り替えることで無駄なギガ消費を防げます。Wi-Fi接続中はeSIM通信は行われないため、eSIMのプランを節約しながら使えるのも大きなメリットです。旅行中はWi-FiとeSIMの併用が、通信費を抑えるテクニックのひとつです。

まとめ

韓国旅行でeSIMを使えば、物理SIMカードの購入や入れ替えの手間がほとんどなく、とてもスムーズに通信環境を整えられます。

渡航前に自分に合ったプランを選び、安定したWi-Fi環境で設定しておけば、現地に着いたその瞬間からインターネットが利用可能です。ソウルや釜山などの主要都市では、eSIM対応エリアも広く、観光中に困る場面はまずありません。

設定も数ステップで完了し、専門的な知識がなくても簡単に使えるのが魅力。

「特別な準備はもう不要。あとは現地で使うだけ」という気軽さで、誰でも安心してチャレンジできるでしょう。