韓国のベストシーズンは、行きたいエリアによって少し違いがあります。この記事では、韓国でも特に人気のエリアであるソウル・釜山・済州島のそれぞれのベストシーズンを紹介しています。
ベストシーズンを知らないと、大雨や洪水の可能性や、韓国の大型連休にあたってお店が開いていないなどといったことが起こる可能性があります。ベストシーズンを知っておくことで、朝晩も快適な服装で過ごすことができ、日中も温度調整が可能となります。
また、時期によって航空券が安くなるタイミングもあるため、事前にしっかりと計画を立て、お得に韓国旅行に訪れましょう。最後には、韓国旅行で気をつけるべき点もまとめているため、ぜひ韓国旅行前に、韓国のベストシーズンや服装に関する知識をつけておきましょう。
韓国・ソウル旅行におすすめのベストシーズンは?
韓国・ソウル旅行のベストシーズンは、春(4月〜5月)です。気候が安定しているため、暑すぎず寒すぎず、観光で街歩きをするにも最適な時期となります。
日本でもおなじみの桜が町中を彩り、景色も華やかになりますよ。
朝晩は気温が10℃前後になることもあるため、少し肌寒さを感じることもありますが、日中は過ごしやすく、屋台巡りやショッピングを楽しみやすい季節です。
また、黄砂の影響が比較的少ない時期でもあるため、空気が澄んでおり写真映えも抜群です。梅雨や猛暑、厳しい寒さを避けたい方は、春が特におすすめです。
季節 | 平均気温 |
春(3月〜5月) | 約8〜17℃ |
夏(6月〜9月) | 約22〜27℃ |
秋(10月〜11月) | 約9〜15℃ |
冬(12月〜2月) | 約-5〜3℃ |
韓国・釜山旅行におすすめのベストシーズンは?
釜山旅行のベストシーズンは、秋(10月〜11月)です。夏は蒸し暑さや台風、梅雨を心配することなく、気候が安定しているのがおすすめの理由となっています。
ナイトクルーズなども有名で、海に面しているため、冬は海風が冷たく寒さも厳しくなり、観光にはやや不向きとなります。
服装の調整もしやすく、日本と同じような服装で訪れることができるのも魅力です。ソウル旅行と同じく、春(3月〜5月)も訪れやすい季節であるため、猛暑や厳しい寒さを避けたい方はぜひこの時期の旅行を検討してみてください。
季節 | 平均気温 |
春(3月〜5月) | 約9〜18℃ |
夏(6月〜9月) | 約20〜27℃ |
秋(10月〜11月) | 約12〜18℃ |
冬(12月〜2月) | 約1〜5℃ |
韓国・済州島旅行におすすめのベストシーズンは?
引用:日本旅行
済州島旅行におすすめのベストシーズンは、初夏の5月~6月頃です。この時期は、気温が高すぎず湿気も少なく、自然豊かな済州島の魅力を存分に味わえる時期となります。平均気温も18℃程度になるため、日中は過ごしやすく晴れの日も多くなります。
青く澄んだ海が美しく、自然豊かな緑が生い茂るオルレ(通りからの狭い路地)を歩くのにもぴったりなシーズンです。観光客も夏に比べると少なく、台風のリスクや本格的な暑さも避けられるため、屋外アクティビティも参加しやすい季節です。
春や秋も悪くありませんが、初夏は気候や混雑のバランスが最もとれていると言えるおすすめの季節です。小雨が降る可能性も考慮し、薄目の上着を持参しておきましょう。
季節 | 平均気温 |
春(3月〜5月) | 約10〜18℃ |
夏(6月〜9月) | 約21〜27℃ |
秋(10月〜11月) | 約13〜18℃ |
冬(12月〜2月) | 約5〜8℃ |
韓国旅行が一番安く行けるシーズンは?
韓国旅行を一番安く楽しみたいなら、6月が狙い目です。日本からの韓国往復航空券は、年間平均約3万円ですが、6月は最も安い月として、特にお得な価格のフライトが出やすい傾向にあります。
夏休み前で需要が低いため、費用を抑えたい旅行者にはぴったりの時期です。韓国のLCCは、15kgまで無料で荷物を預けることのできる航空会社も多いため、LCCを選ぶことでより安く抑えることも可能です。LCCであれば、出発する都市によって往復15,000円を切ることもありますよ。
LCCは、フライト中の食事は有料となりますが、移動時間は1時間程度と短いため、韓国に到着してから人気のお店へ食事に行くことをおすすめします。
季節 | 航空券の目安 |
春(3月〜5月) | 20,000円~65,000円 |
夏(6月〜9月) | 15,000円~70,000円 |
秋(10月〜11月) | 20,000円~50,000円 |
冬(12月〜2月) | 25,000円~65,000円 |
韓国・ソウルのシーズン別で見る気候と服装について
ここからは、韓国・ソウルのシーズン別の気候と服装について見ていきましょう。旅行前に平均気温を知ることで、観光に適した準備がしやすくなります。分かりやすく、季節ごとの平均気温をまとめました。
季節 | 平均気温 |
春(3月〜5月) | 約8〜17℃ |
夏(6月〜9月) | 約22〜27℃ |
秋(10月〜11月) | 約9〜15℃ |
冬(12月〜2月) | 約-5〜3℃ |
引用:気象庁|地点別平年値データ・グラフ(ソウル〔ソウル特別市〕 大韓民国)
春(3月〜5月)
春の韓国・ソウルは、寒さがだんだんとやわらぎ、心地よい風を感じることができる季節です。平均気温は約8〜17℃となっており、3月はまだ冬の寒さが続くためコートが必須となっています。
4月になると桜も咲き始め、肌寒さを感じながらも快適に観光ができる時期に入っていきます。5月になれば、日中は軽いアウターやカーディガンなどで快適に過ごすことができるため、旅行時の荷物もかさばらず身軽に旅行に行くことができます。
朝晩は冷え込むこともあるため、朝から夜までアクティブに観光したい方は、重ね着できる服装を意識すると安心して観光を楽しめます。4月には、ナイトマーケットやステージパフォーマンスを楽しめる桜&ランタンフェスタなどが行われますよ。
夏(6月〜9月)
夏の韓国・ソウルは、高温多湿になり蒸し暑い日が続く季節となります。平均気温は約22〜27℃で、7月~8月は30℃を超える日も出てきます。6月下旬から7月中旬頃までは梅雨となり、日本よりも少し遅れて梅雨が始まるのが特徴です。この時期は雨が多く湿度が高くなるため、折りたたみ傘や雨具を準備しておくことが大切となります。
服装は通気性の良いTシャツやワンピースなどが基本となりますが、冷房の効いた室内では軽い羽織ものがあると重宝します。8月の終わりから9月にかけては台風が来ることもあるため、旅行前は天気予報をこまめにチェックしておきましょう。
7月には、ソウル市最大のショッピング観光フェスティバルである「ソウルサマーセール」が開催され、デパートや大型ショッピングモールなどで割引特典が受けられるクーポンが、仁川空港にて配布されています。
秋(10月〜11月)
秋の韓国・ソウルは、1年の中でも特に過ごしやすい季節だと言われています。平均気温は約9〜15℃で、残暑の残る日本からの旅行にも最適です。湿度も低く、爽やかな風が心地よい時期となります。
10月は日中20度近くまで上がる日もありますが、朝晩は冷え込むため、軽めのニットやジャケットなどがあると安心して外を観光できます。11月に入ると気温は一気に下がるため、厚手のコートやマフラーなど、冬支度が必要です。
10月には、毎年恒例のソウル世界花火祭りが開催され、本格的な花火大会を楽しむことができます。毎年100万人以上が参加するお祭りですよ。紅葉のシーズンでもあり、美しい景色を楽しめるのもこの季節ならではです。
冬(12月〜2月)
冬の韓国・ソウルは、本格的な寒さが訪れるシーズンとなっており、平均気温は約-5〜3℃と非常に冷え込みます。日本よりも寒さを感じやすく、1月は-10℃まで下がる日もあるため、防寒対策は必須です。
コートやダウンジャケットはもちろん、マフラーだけでなく手袋やニット帽など、しっかりと体を守る服装を用意しましょう。さらに、腰や足に貼るホッカイロも重宝するため、多めに持っておくと安心です。
乾燥しやすい時期となるため、肌荒れや喉の不調を防ぐために、保湿クリームやマスクを用意しておくのもおすすめです。雪が降ることもあり、雪景色を楽しむのも冬の観光の魅力です。
12月や1月には、イルミネーションやクリスマスのイベントも多く、日本人に人気の明洞や東大門などのショッピングエリアも華やかに彩られますよ。
韓国旅行で気をつけるべきシーズンや休暇
ここからは、韓国旅行で気をつけるべきシーズンや休暇について解説します。せっかくの韓国旅行で失敗しないために、ぜひ旅行前にしっかりと読んでおいてください。
1月下旬〜2月は旧正月
韓国は、日本と違い1月下旬〜2月に旧正月があります。旧正月前後は韓国で連休となり、家族や親戚が集まり、伝統的な行事も行われます。多くの韓国人が帰省するため、交通機関の混雑やお店の休業も予想されるため、韓国旅行を計画する際は、注意が必要です。
ソウル市内の観光地やデパートなどは通常通り営業していることも多いですが、事前に確認しておくと安心です。仁川空港も混雑することが予想されるため、早めに到着するなどの対策が必要です。
また、ホテルや交通機関で予約ができるものは、早めに予約を済ませておくことで、希望に沿ったエリアの予約が可能です。地方への移動は避け、ソウル市内で観光を楽しむのがおすすめとなっています。
梅雨の時期には洪水になることもある
韓国では、梅雨の時期に記録的な大雨が降ることも珍しくなく、毎年大きな被害がニュースに取り上げられています。山あいでは大雨による土砂崩れなども起きているため、大雨のときはホテルでゆっくりと過ごすなど、対策が必要になるでしょう。
特に7月上旬は降水量も多く、突然のスコールもあるため、雨具は必ず準備しておくことが大切です。短期間の旅行であれば、梅雨の時期を避けるのも一つの手段となります。
韓国でどのような観光をしたいかや行きたい場所を先に決め、それからシーズンを選ぶのもおすすめです。ショッピングや観光など、外を歩くことが増える方は、春先や秋頃の旅行がいいでしょう。
真冬のソウルは-10℃になることも
真冬のソウルは、日本よりも寒くなり、時期によっては-10℃になることもあります。夜の街歩きや食べ歩きは、凍える寒さを感じることもあるため、コートやニット帽などのほかに、ホッカイロなどの防寒対策も必須です。
室内は暖房が効いているため、温度調整をしやすい重ね着をしておきましょう。冬ならではの楽しみ方として、韓国式の岩盤浴「チムジルバン」に訪れるのもおすすめです。
冬の寒い時期のおすすめグルメでは、アンコウやタラがシーズンとなり、温かい鍋が嬉しい時期となります。イチゴを使ったスイーツも様々なお店で楽しめるため、グルメ旅行を満喫したい方は冬の旅行もおすすめです。
まとめ
韓国旅行で人気のあるエリア、ソウル・釜山・済州島のベストシーズンや航空券が安い時期について紹介しました。韓国は日本から近いこともあり、季節は日本と似ていますが、冬の寒さや梅雨の時期の洪水など、日本との違いを感じることも多々あります。
事前に平均気温やベストシーズンを知っておくだけで、韓国旅行をより楽しむことができますよ。花火やクリスマスイルミネーション、ショッピングセールなど、季節ならではのイベントを楽しむなら事前の予約が必須です。
ぜひこの記事を読んで、お得な時期に韓国旅行を予約し、韓国に訪れてみてください。