ワーホリでも快適な生活や買い物、観光などを堪能するなら、クレジットカードの利用がおすすめです。ワーホリ対象国でもキャッシュレス化が進んでおり、現地の現金よりもクレジットカードの方が快適さを実感できます。
とはいえ、初めてのワーホリでクレジットカードを利用する際、どのカードがよいのか、滞在先でトラブルが起こらないか不安に感じる方もいることでしょう。
そんな方のために、ワーホリでおすすめのクレジットカードを紹介!カードごとの特徴や年会費、海外旅行保険の有無、特典など細かく解説します。
また、クレジットカードの利用メリットやデメリット、選び方、注意点などの情報もお届けするので、ワーホリの出発前にチェックしてみてください。
ワーホリでクレジットカードが必要な理由
ワーホリで海外生活を送る際、クレジットカードは単なる支払い手段以上の重要な役割を果たします。現地での生活費の支払いはもちろん、キャッシュレス化が進む中での現金利用の減少や「支払い能力の証明」としての信用力の高さなど、多方面で欠かせない必須アイテムです。
この章では、ワーホリでクレジットカードが必要なのか、その理由を詳しく紹介します。
海外のキャッシュレス化に対応できる
世界では、クレジットカードを含めタッチ決済やQR決済などのキャッシュレス社会が急速に進展!ワーホリの対象国でもある韓国や香港、オーストラリア、イギリス、カナダなどでもキャッシュレス化が幅広く普及しています。
国によっては現金の利用が減っており、公共交通機関や飲食店、スーパーマーケットなどほぼ全ての場面でキャッシュレス決済だと、ワーホリ生活で現金払いだと不便さを感じやすくなるでしょう。
このような海外のキャッシュレス事情を考えると、少しでも快適なワーホリにするためには、クレジットカードは必要といえます。
現地の生活費や緊急支払いに対応できる
ワーホリで長期滞在をする場合、日々の生活費の支払いはもちろん、予期せぬ急な出費や緊急時の支払いにも対応する必要があります。
クレジットカードがあれば、海外キャッシングの機能によって現地通貨のATMから現金を引き出すことができ、両替レートの不利を避けながらの資金管理が可能です。
また、クレジットカードのメリットは、万が一の事故や病気、けがの治療などの出費にも対応できるところ!付帯する海外旅行保険が手厚いと、緊急時の医療費負担の軽減が期待できます。
さらに、クレジットカードがあることで大金を現金で持ち歩くリスクを避けられることも!国によっては治安の悪さから窃盗や盗難などの被害が頻繁に起こっているので、自分の財産や安全面を守る上でもクレジットカードは必須といえます。
支払い能力の証明となる
海外では、クレジットカードの保有自体が「支払い能力がある」という信用の証明となります。そのため、ホテルのチェックインやレンタカーの借用などでクレジットカード提示を求められるケースが多いです。
クレジットカードがないと、「信用がない人」とみなされサービスが利用できない可能性があります。身分証明としても掲示を求められることもあるので、ワーホリ生活で困らないためにもクレジットカードは持っておくのが望ましいでしょう。
よりスムーズにサービス利用したい方は、カード会社の審査が厳しいクレジットカードがおすすめ!審査が厳しいクレジットカードはランクが高く現地のサービス提供者から信頼されやすいため、デポジットの免除やスムーズな契約にもつながりやすいです。
ワーホリにクレジットカードを持っていくメリット
クレジットカードは、ワーホリで海外生活を快適かつ安全に過ごすために欠かせません。
買い物での便利さはもちろんのこと、デポジットの支払い対応やポイント・マイルの獲得、空港ラウンジ利用、さらには現地での両替手間の削減など、メリットは豊富です。
ワーホリでクレジットカードを利用する際、どのようなメリットがあるのか紹介します。
デポジットの支払いに対応可能
海外でのホテルチェックインやレンタカー手配時には、契約の保証としてデポジット(保証金)を求められることが一般的です。現地の銀行口座が開設されていない場合でもクレジットカードがあれば、カードでデポジットの一時確保(オーソリゼーション)で、スムーズに契約が進められます。
また、デポジットの支払いでクレジットカードを活用するメリットは、信用度の高さを証明できるところ!現金だと「支払い能力がなく信用できない」と思われやすくなり、場合によっては高めのデポジットを求めてくる場合があります。
またデポジット分の高額な現金を持ち歩くと、窃盗やスリなどの犯罪に巻き込まれやすくなるので、防犯面を重視する上でもクレジットカードの持ち歩きはおすすめです。
ポイントやマイルが貯まる
クレジットカードのメリットは、支払いごとにポイントや航空会社のマイルが効率的に貯まりやすくなるところ!例えばANAマイルなら200円利用で1マイル、JALマイルなら100円で2マイル(マイルプレミアム加入時)が貯まるなど、高還元率のカードもあります。
また、クレジットカードの種類によっては使用した金額に応じて、ボーナスポイントまたはボーナスマイルなどが付与されるので、使い方次第ではお得に感じられるでしょう。
貯まったポイントやマイルは航空券の割引や特典旅行、ホテル宿泊にも使えるため、ワーホリ後の旅行や帰国時にも大きな節約となります。
空港ラウンジの利用も可能に
クレジットカードの種類によっては、空港のラウンジ利用が特典として付帯されています。例えば、三井住友カード ゴールド(NL)だと国内の主要空港に加え、ハワイやホノルルの空港内にあるラウンジを無料で利用することが可能です。
多くのラウンジは、開放的な空間が広がっており、無料のドリンクやWi-Fi利用など、多彩なサービスを無料または割引で利用できます。
ワーホリの出発前や帰国時の休息などで、空港ラウンジが無料で利用できるのは、うれしい特典といえるでしょう。
両替の手間が省ける
クレジットカードを持つメリットは、両替の手間が省けるところ!サービス利用や買い物をするたびに両替所を利用するとなると、探す手間がかかり、手数料もかかります。また、現地通貨を大量に持ち歩くのは、防犯面でリスクが高いです。
一方で、クレジットカードでの支払いなら両替の必要がありません。さらにクレジットカードの為替レートは、一般的に両替所よりも有利なので手数料も抑えられます。カードによっては海外ATM利用時のキャッシングも可能なので、利便性の高さは実感しやすいでしょう。
ワーホリにクレジットカードを持っていくデメリット
クレジットカードは、ワーホリに欠かせない便利なアイテムです。ただし、ワーホリでのクレジットカードの使い方では注意すべきデメリットも存在します。安全かつ賢く使うために、デメリットの理解と対策をしっかり押さえておきましょう。
使いすぎるのリスクがある
クレジットカードは現金を持ち歩かずに便利に利用できる反面、使い過ぎてしまい後で多額の請求が来る恐れがあります。
特に海外長期滞在中は日本での残高確認や管理が難しく、ついつい利用限度額に近づくまで気づかないことも。予算管理や利用明細の定期的なチェックを怠ると、帰国後の計画に大きな負担が生じる可能性があります。
また、急な出費や高い買い物で負担を軽減するために、リボ払いや分割払いをしようとする方もいるでしょう。しかし、返済を延ばした分利息が高く付きやすくなり、場合によっては返済できずリボ払いを繰り返す悪循環に陥りやすくなります。
返済の負担を軽減するためには、一括払いで済ませるのが望ましいです。
不正利用の可能がある
海外では、カード情報の盗難や不正利用のリスクも否定できません。
例えば、店舗にてクレジットカードを預けた際に他のクレジットカードとすり替えられたり、店主に暗証番号の情報を抜き取られてしまったりと、ワーホリに限らず不正利用被害に遭ったケースが多くあります。
万が一クレジットカードの不正利用に遭った場合には、迅速なカード停止手続きと補償申請の手続きが欠かせません。また、万が一の不正利用に備えて、出発前に補償内容の確認もしましょう。
少しでも不正利用のトラブルに巻き込まれないためには、ICチップ付きカードの利用や、海外利用におけるカードの安全設定、利用通知サービスの活用など、予防策を講じることも重要です。
為替レートによって利用額が変動することも
クレジットカードの支払い額は、利用時の為替レートに影響されやすいです。特に円安時には日本円換算の請求額が高くなり、支払金額によっては予算オーバーにもつながりやすくなります。
さらに、カード発行会社や利用タイミングによっては為替手数料が加算されることも!実際の支払い額が想定よりも高くなることもあるので、為替リスクを理解し利用額の管理に注意を払いましょう。
為替レートの影響を少しでも抑えたい方は、為替手数料の加算額が少ないクレジットカードを選んだり、現地通貨でクレジットカードの使用頻度を少なくしたりとさまざまな工夫策を凝らしてみるのがおすすめです。
ワーホリで使うクレジットカードの選び方
ワーホリでの海外生活を快適かつ安心して過ごすためには、クレジットカードの選択が重要です。
クレジットカード選びは、ワーホリ期間中の生活費管理や緊急対応、各種サービス利用の鍵となるため、年会費や国際ブランド、海外旅行保険の付帯状態、日本語サポートの充実度など複数のポイントをしっかり比較検討する必要があります。
ここからは、ワーホリに最適なクレジットカード選びのコツを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
年会費で選ぶ
クレジットカードの年会費は、コスト面で最も分かりやすい選択基準の一つです。
少しでも無駄なくコストを抑えたい方は「年会費無料」または「低額の年会費」のカードを選ぶのが望ましいでしょう。ただし、年会費がかからない分、もらえる特典や付帯補償などで不十分さを感じやすくなります。
少しでも、快適なワーホリにしたい方は、年会費がかかるカードを選ぶのがおすすめ!年会費がかかる分、海外旅行保険が充実していたり、空港ラウンジが無料で利用できたりと豊富な特典が得られるので、費用対効果を考慮して選ぶことがポイントです。
国際ブランドで選ぶ
海外での利用先の多さや支払いの安定性を考えると、 VisaまたはMastercardが特におすすめの国際ブランドです。これらの国際ブランドは世界中で加盟店数が非常に多く、ほとんどの決済場所で利用できます。
American ExpressやJCBなどのブランドは日本国内での利便性は高いものの、海外では利用範囲が限定されることも。国によってはほとんど使えない可能性もあるので、メインカードはVISAやMastercardを選ぶのがおすすめです。
海外旅行保険が自動付帯もしくは利用付帯で選ぶ
クレジットカードを選ぶ際は、カードに付帯する海外旅行保険の「自動付帯」と「利用付帯」に注目するのがポイントです。
自動付帯はカードを持っているだけで補償が受けられるのに対し、利用付帯は旅行代金や交通費をそのカードで支払った場合に補償が適用されます。
ワーホリで安心するなら、自動付帯保険がついているカードがおすすめ!ワーホリでは事故や病気など何が起こるのか分からないので、万が一のトラブルでも補償される自動付帯が望ましいです。
ただしクレジットカードの種類によって補償される金額や補償の充実度が異なるので、必ずチェックしましょう。
日本語サポートの有無で選ぶ
海外で困った時に日本語で相談できるサポート体制があることは、大きな安心材料といえます。特に電話やチャットで24時間日本語対応があるカードであれば、カードの盗難や不正利用などのトラブル対処や利用明細の確認もスムーズです。
また、カードによってはレストランの予約や医療機関の紹介なども行ってくれるので、持っているだけで快適なワーホリ生活が実現できます。
海外生活が初めての方や言語面に不安がある方は、日本語サポートの有無を必ず確認しましょう。
キャッシングの利便性と返済のしやすさで選ぶ
現地で現金が必要な場合に備え、キャッシング機能もチェックしましょう。ATMからの引き出しやすさや返済方法(リボ払い、一括払い、繰り上げ返済など)の充実さなど、キャッシング機能が多様であるほど利用しやすくなります。
また、利息や手数料の負担も確認し、無理なく利用できるカードを選ぶことが大切です。
海外利用時の手数料で選ぶ
海外でクレジットカードを使う際、為替レートに加えて海外利用手数料が発生します。手数料率はカードによって異なり、1%台が一般的ですが3%を超えるケースも珍しくありません。
日ごろからクレジットカードを利用している方はもちろんのこと、ワーホリで初めてクレジットカードを利用する方でも、海外手数料が低いカードを選ぶのが賢明です。
少しでも海外利用手数料が少なければ、日々の買い物や移動費の節約にもつながりやすくなります。
ワーホリにおすすめのクレジットカード5選
ワーホリでの海外生活を安心かつ快適に過ごすためには、自分に合ったクレジットカード選びが欠かせません。
特に長期滞在中の支払いの利便性や万が一のトラブルに備えた保険、日本語サポートの充実度などは、カードを選びをする上では重視する点といえます。
この章では、ワーホリにおすすめの5枚のクレジットカードをピックアップしてみました。クレジットカードごとの特徴やメリットを詳しく解説するので、ぜひチェックしてみてください。
海外の滞在先でもお得に買い物できる『三井住友カード ゴールド(NL)』

| 年会費 | 5,500円(税込) |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard |
| 申し込み対象 | 満18歳以上で安定した収入がある(高校生を除く) |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 付帯保険 | 最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険、年間300万円までのショッピング補償 |
| 海外キャッシング | 可 |
三井住友カード ゴールド(NL)は、世界中のVISA加盟店で使いやすいナンバーレスカードです。年会費は5,500円(税込)と比較的リーズナブルながら、海外旅行保険の付帯やラウンジの無料など、さまざまな特典が充実しています。
セキュリティ面も強化されており、不正利用検知や本人認証サービスが整っているのもポイントです。
三井住友カード ゴールド(NL)の魅力は、ワーホリでの長期滞在でもお得に買い物や旅行などができるところ!国内のみならず海外でもVisaマークがあれば、クレジットカードを利用するたびに0.5%分のポイント付与が期待できます。
さらにキャッシングや海外利用手数料のバランスのよさも強みの一つです。海外キャッシングは基本的に追加手数料がなく、海外利用手数料は3.63%と標準的な水準となっているので海外での利用に最適な一枚です!
今なら最大23,600ポイントもらえる
初めてのワーホリで支える初心者向けカード『エポスカード』

| 年会費 | 無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| 申し込み対象 | 満18歳以上の方 |
| ポイント還元率 | 0.5% |
| 付帯保険 | 海外旅行保険・ショッピング保険など |
| 海外キャッシング | 可 |
エポスカードは、シンプルなシルバーカラーが印象的なクレジットカード!Visaブランドで世界中で利用でき、年会費無料で利用できます。ポイント還元率は200円に対し、0.5%分で店頭での買い物はもちろんのこと、ネットショップでもお得に貯まりやすいです。
エポスカードの魅力は、クレジットカード初心者でも気軽に活用できるところ!18歳以上であれば、大学生や専門学生でも入会可能で、即日発行もできるので、ワーホリ準備中に助かるポイントといえます。
また、海外ATMでのキャッシング手数料も比較的低めに設定されているのも魅力!ペイジーにてスマートフォンから繰り上げ返済をすれば、利息は数十円〜数百円程度で済みます。
海外旅行保険やショッピング保険などの付帯保険も整っているので、現地で万が一のトラブルに備えたい方におすすめです。
年会費無料なのに旅行保険が充実
若年層向けのクレジットカード『JCBカードW』

| 年会費 | 無料 |
| 国際ブランド | JCB |
| 申し込み対象 | 18歳以上39歳以下で安定収入がある方または |
| ポイント還元率 | 1.0% |
| 付帯保険 | 最高2,000万円の旅行傷害保険、最高100万円のショッピングカード保険 |
| 海外キャッシング | 可 |
JCBカードWは、18歳〜39歳の方を対象に利用できる若年層に人気のクレジットカード!年会費は無料となっており、学生の方でも気軽に利用できます。年齢制限がかかっているものの早めに利用すれば、40歳以降も無料での活用が可能です。
また、ポイント還元率の高さもポイント!通常の買い物でも約1.0%の還元率となっており、日本国内のコンビニやスターバックス、Amazonなどのパートナー店であれば最大約10.5%までポイント付与が期待できます。
海外だとポイントアップの特典は受けられなくなりますが、現地でも日常的に活用すれば、かなりのポイントがもらえるのでおすすめです。
また、旅行傷害保険やショッピング保険などのサポートも充実!初めてのワーホリには、ぴったりのクレジットカードといえます。
18歳〜39歳限定の1枚!
豊富な高いポイント還元のサービスが受けられる『ライフカード』

| 年会費 | 無料 |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
| 申し込み対象 | 日本国内在住の18歳以上で電話連絡が可能な方 |
| ポイント還元率 | 0.5~1.5% |
| 付帯保険 | 海外旅行保険 |
| 海外キャッシング | 可 |
ライフカードは、学生向けや若年層向けのモデルなどニーズに応じたクレジットカードが勢ぞろい!年会費無料で、誕生日月は利用ポイントが3倍や入会後1年間はポイントが1.5倍、海外利用4%キャッシュバックなど高い還元サービスが受けられます。
入会してすぐに豊富なポイント還元が受けられるので、ワーホリでもお得に買い物をしたい方は出発前直前に入会し利用するのがおすすめです。
また、レギュラーやスペシャルなど利用金額に応じてランクアップできるのもポイント!プレミアムステージまでランクアップすれば、最大約2倍のポイント還元が期待できます。
さらに、Visa、Mastercard、JCBの選択肢があり、利用方法に合わせたブランド選択がしやすいです。国によって使用できる国際ブランドが異なりますが、VisaかMastercardを選べばどこでも使えるので問題ありません。
誕生月はポイント3倍
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード

| 年会費 | 39,600円(税込) |
| 国際ブランド | AMEX |
| 申し込み対象 | 18歳以上で安定した収入がある方 |
| ポイント還元率 | 1.0% |
| 付帯保険 | 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険、海外旅行時の航空便遅延補償など |
| 海外キャッシング | 可 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファードは、アメックスブランドでも上位に位置するクレジットカードです。
39,600円(税込)と年会費がかかりますが、海外でのステータス性とサービス内容が充実!空港ラウンジの利用や利用金額に応じたボーナスポイントの付与、さらには対象ホテルでの宿泊特典など豊富な特典が付いています。
また、海外旅行保険の補償範囲が広く、ワーホリでの安全面や快適性を重視する人におすすめです。
ワーホリでクレジットカードを利用するときの注意点
ワーキングホリデーで快適かつ安全にクレジットカードを利用するには、事前の準備と注意が欠かせません。海外でのカード利用は日本とは異なる環境やルールがあり、うっかりトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
ここでは、ワーホリ生活をスムーズにするために必ず押さえておきたい注意点を解説するので、出発前にチェックしましょう。
有効期限を確認しておく
海外でクレジットカードを使う場合、カードの有効期限切れは致命的な問題になります。
数ヶ月の滞在期間であれば十分ゆとりを持ったクレジットカード利用が可能ですが、1年または3年以上の滞在となると、クレジットカードの有効期限切れには注意が必要です。
また、すでに使用しているクレジットカードでワーホリをする方もいることでしょう。その際、有効期限が近いカードだと、現地でトラブルに巻き込まれやすくなります。
出発前に必ず有効期限が渡航期間中に十分残っているか確認し、短期間で切れてしまう場合は早めに更新しましょう。
日本国内で発行しておく
現地でのクレジットカード発行は審査や住所証明の関係で非常に難しいため、必ず日本国内でカードを発行してから渡航することが基本です。
特にビザ申請においても本人名義のクレジットカードが必要となるケースが多く、家族名義のカード借用では不可になる場合があります。
よりスムーズにクレジットカードを使えるようにするためには、日本国内で早めに手続きを済ませるのが望ましいです。
できれば2枚は用意する
ワーホリで持っていくクレジットカードは、なるべく2枚以上用意しましょう。
クレジットカードは1枚だけでは紛失や不正利用、磁気不良、利用停止など万が一のトラブルに対応できません。最低でも2枚、可能であれば3枚のカードを用意し、ブランドや発行会社を分けてリスク分散するのがポイントです。
カードは別々の場所に保管し、紛失リスクの軽減と支払い手段の確保を図りましょう。
ワーホリのクレジットカードに関するよくある質問
ワーホリでクレジットカードを利用すると、「現地通貨で支払うべきか」「利用限度額の増額はできるのか」など、さまざまな疑問や不安を感じる場面があるでしょう。
ここからは、ワーホリのクレジットカードでよくある質問を紹介します。疑問内容をチェックし、快適な海外生活のヒントとして活用してみてください。
海外でクレジットカード決済をする際、現地通貨と日本円はどちらを選ぶべきですか?
海外決済では、基本的に「現地通貨」で支払うのがお得です。
日本円で支払う「DCC(Dynamic Currency Conversion)」を選ぶと、店舗独自の為替レートが適用され割高になるケースがあります。
しかし、現地通貨決済であればカード会社の換算レートが適用され、透明性が高く損をしにくいです。
ワーホリ中に利用限度額を超えた時はどうすればいいですか?
多くのカード会社はオンラインや電話で増額申請を受け付けていますが、本人確認や収入証明の提出が求められるため、スムーズに申請が進まない場合もあります。
現地からでも申請可能ですが、対応はカード会社や契約内容によるため、事前に国内からの増額申請や余裕をもった限度額のカードを用意することが望ましいです。
海外でキャッシングをする際、手数料や金利を抑えるコツはありますか?
キャッシングの利息は、借入日数に応じて発生するため「返済を早めに行う」のがおすすめです。また、ATM手数料が無料または低いカードを選んだり、現地ATMの利用回数を減らしたり、一度にまとめて引き出したりすることで、手数料や金利などが抑えられやすくなります。
さらに、両替手数料が安いカードブランドを選ぶのもポイントです。
ワーホリでクレジットカードが使えなくなった場合、どうすれば良いですか?
ワーホリで万が一クレジットカードが使えなくなった場合は、別のカードを試すか現金を用意し、落ち着いてカード会社に連絡して問題解決を図りましょう。
また、このようなトラブルに巻き込まれないためにも、以下の対策を凝らすこともポイントです。
- カードの有効期限や限度額、暗証番号を事前に確認する
- 渡航前にカード会社に海外渡航予定を連絡し利用のロックを避ける
- 複数枚のカードを持ち、ブランドを分散してリスク分散する
一時帰国時など、海外のATMでキャッシングした分の繰り上げ返済は必ずすべきですか?
キャッシングの利息発生を抑えるため、繰り上げ返済(早期返済)は推奨されます。帰国中に余裕があれば早めに返済し、無駄な利息を減らすのが賢明です。
ただし利用明細や返済方法のルールはカード会社によって異なるため、詳細を事前に確認しましょう。
まとめ
本記事では、ワーホリ生活を快適にするおすすめのクレジットカードを紹介しました。ワーホリ生活の成功のカギは、クレジットカードの用意を含め適切な準備にかかっています。
クレジットカードは、単なる支払い手段ではなく、海外のキャッシュレス生活に対応し、現地での緊急時を支え、さらには支払い能力を証明するための必須アイテムです。
カードの特徴はもちろんのこと、年会費や国際ブランド、充実した海外保険、そして日本語サポートなどの選び方のポイントを踏まえ、自分に合った1〜2枚を選んで渡航前に準備しましょう。

