京都で穴場なおすすめ観光スポット特集!混雑を避けながら真の京都を楽しめる!

詩仙堂

京都の観光と言えば定番の清水寺や金閣寺も魅力的ですが、人混みが苦手な方には静かに過ごせる穴場スポットを知りたいですよね。

穴場スポットであれば比較的空いていて写真も撮りやすく、自分だけの特別な時間を味わえます。

雨の日でも楽しめる室内スポットや、若者向けのおしゃれなカフェや体験施設、さらには神社以外のアート系・自然系の名所も意外に豊富なことは知られていないのもメリットの一つです。

そこで今回は、そんな京都観光の魅力が再発見できる穴場スポットを厳選して20か所ご紹介。最後に穴場スポットを回れるモデルコースも紹介していきます。

京都でまだ知られざるおすすめの穴場スポット20選!

最初に京都観光の穴場スポットを一挙に紹介しましょう。

『詩仙堂』で四季の庭園を感じる

詩仙堂

出典:詩仙堂公式サイト

京都観光の穴場として人気の詩仙堂は、江戸時代の文人・石川丈山が隠棲した山荘跡です。

華やかな観光地とは一線を画す、静かで風情ある空間が魅力。その中でも詩仙の間から望む枯山水庭園は、春の新緑や秋の紅葉、冬の雪景色といった四季折々の美を楽しめます。

鹿威しの音が響く庭園でのんびりと過ごす時間は、まさに京都ならではの癒し。観光の合間に心を整える場所としてもぴったりで、雨の日でも屋内から庭を楽しめるのが嬉しいポイントです。若者にも人気の一乗寺エリアにあるので、近くのブックカフェやラーメン店とあわせた散策もおすすめです。

基本情報

内容
住所 京都市左京区一乗寺門口町27
アクセス 叡山電鉄「一乗寺駅」から徒歩約15分
入園料 大人700円/高校生500円/小中学生200円
公式サイト https://kyoto-shisendo.net

『正寿院(しょうじゅいん)』心癒される風鈴寺

正寿院

出典:宇治田原町公式サイト

京都・宇治田原町にある正寿院(しょうじゅいん)は、約800年の歴史を誇る高野山真言宗の寺院です。

その中でも有名なのが、客殿にあるハート型の「猪目窓(いのめまど)」と、色鮮やかな天井画。どちらも写真映えするスポットとして人気です。

毎年6〜9月に開催される「風鈴まつり」では、境内に約2,000個もの風鈴が吊るされ、涼やかな音色が境内を包み込みます。これが風鈴寺の由来となっています。お茶と季節のお菓子をいただきながら、心安らぐひとときを過ごせるでしょう。

基本情報

内容
住所 京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
アクセス 宇治駅からバスで約40分、維中前バス停下車後、徒歩約15分
入園料 通常期600円、風鈴まつり期間700円(お茶・お菓子付き)
公式サイト http://shoujuin.boo.jp

『東映太秦映画村』で時代劇の撮影現場を体験

東映太秦映画村

出典:東映太秦映画村公式サイト

京都市右京区にある「東映太秦映画村」は、時代劇の世界をリアルに体感できるテーマパークです。江戸の町並みを忠実に再現したオープンセットでは、実際の撮影も行われており、映画やドラマ制作の裏側を垣間見ることもできます。

他にも忍者屋敷やからくり迷路、時代衣装体験などのアトラクションも充実しており、大人も子どもも楽しめるのがポイント。さらに最近ではエヴァンゲリオン京都基地などアニメコンテンツとのコラボも話題になっています。

映画村

出典:東映太秦映画村公式サイト

京都観光の新たな目的地として注目の穴場スポットです。

基本情報

内容
住所 京都府京都市右京区太秦東蜂岡町10
アクセス JR太秦駅から徒歩約5分
入園料 大人2,800円、中高生1,800円、子供1,600円
公式サイト https://www.toei-eigamura.com

『京都鉄道博物館』は鉄道の歴史と魅力が詰まった体験型ミュージアム

京都鉄道博物館

出典:京都鉄道博物館公式サイト

京都鉄道博物館は、梅小路蒸気機関車館を拡張リニューアルする形で誕生した穴場スポットです。蒸気機関車から新幹線まで54両の実物車両を展示し、鉄道の歴史・技術を学べる日本最大級の博物館としても知られています。

充実した展示が魅力で、本物の蒸気機関車「SLスチーム号」の乗車体験や、運転シミュレーター、鉄道おしごと体験など、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが満載。さらに屋上の展望デッキからは京都駅を発着する列車を眺めながら過ごすこともできます。

鉄道ファンだけでなく、家族連れにもおすすめの穴場スポットです。

基本情報

内容
住所 京都市下京区観喜寺町
アクセス JR嵯峨野線「梅小路京都西駅」より徒歩約2分
入園料 一般:1,500円/高校・大学生:1,300円/小中学生:500円/幼児:200円
公式サイト https://www.kyotorailwaymuseum.jp

野生のニホンザルを見られる『嵐山モンキーパークいわたやま』

モンキーパーク

嵐山モンキーパークいわたやまは、京都・嵐山の自然豊かな岩田山に位置する動物公園です。約120頭の野生のニホンザルが自由に暮らしており、檻越しではなく自然の中で間近に観察できるのも大きな魅力です。

園内は20分ほど山道を登る必要がありますが、山頂からは京都市内を一望できる絶景の穴場スポットでもあります。

休憩所では餌(100円)を購入して猿に与えられるため、子どもから大人まで楽しめるのも魅力です。自然と触れ合いながら、ちょっとしたハイキング感覚で訪れてみてはいかがでしょうか。アクセスも良い穴場の京都観光スポットです。

基本情報

内容
住所 京都府京都市西京区嵐山中尾下町61
アクセス 嵐電「嵐山」駅から徒歩約5分
入園料 大人550円、子供250円
公式サイト http://www.monkeypark.jp

『瑠璃光院』で春季・夏季・秋季の特別な拝観を体験

瑠璃光院

出典:瑠璃光院公式サイト

京都・八瀬の自然豊かな地に佇む「瑠璃光院(るりこういん)」は、春と夏、秋の限られた時期にのみ特別公開される寺院です。その中でも有名なのが、書院2階の磨かれた机に映り込む青もみじや紅葉の「リフレクション絶景」。

瑠璃の由来となった色とりどりの景色が素晴らしく、静寂に包まれた空間の中で、四季折々の美を堪能できます。

また苔庭や石庭なども見ごたえがあり、写真好きや癒しを求める方にぴったりのスポット。喧騒を離れ、ゆったりとした時間を楽しめる京都観光の穴場スポットです。

基本情報

内容
住所 京都府京都市左京区上高野東山55
アクセス 叡山電鉄「八瀬比叡山口駅」下車 徒歩約5分
入園料 大人 2,000円、小人 1,000円(小学生以下無料、障害者 1,000円)
公式サイト https://rurikoin.komyoji.com

『京都水族館』で様々な生物と親しむ

京都水族館チャンネル

出典:京都水族館チャンネル

京都駅から徒歩圏内に位置する京都水族館は、内陸型の水族館としては国内最大級のスケールを誇ります。10のエリアに分かれており、「京の海」の大水槽や、多数のオオサンショウウオが見られる「京の川」など、京都らしさを感じる展示が特徴です。

また、多彩なアトラクションやイベントも魅力になっています。幻想的な「クラゲワンダー」や人気のイルカスタジアム、ペンギン、アザラシなども評判です。

しかも、ほとんどが屋内施設なので、天候を気にせず雨の日でも楽しめるのも魅力です。さらに、年間パスポートには近隣施設の割引特典が付いており、リピーターにもおすすめできる穴場スポットといえます。

基本情報

内容
住所 京都市下京区観喜寺町35-1
アクセス(最寄駅から) 梅小路京都西駅からすぐ
入園料 大人2,400円〜※
公式サイト https://www.kyoto-aquarium.com

※料金一覧(一般/年間パスポート)

区分 大人(大学生含む) 高校生 中・小学生 幼児(3歳以上)
料金 2,400円/5,300円 1,800円/4,000円 1,200円/2,700円 800円/1,800円

伏見の酒蔵エリア(伏見桃山)で日本酒堪能する

月桂冠大倉記念館

出典:月桂冠大倉記念館

京都・伏見は、日本三大酒どころの一つとして名高いエリアです。20以上の酒蔵が点在し、歴史ある町並みとともに、酒造りの文化を五感で楽しめます。

代表的な見学スポットには「月桂冠大倉記念館」や「黄桜カッパカントリー」などがあり、日本酒の試飲や酒造りの見学が可能です。

中には酒蔵を改装したカフェやバーもあり、伏見の名水とともに、食との相性も体験可能。京阪の中書島駅からアクセスも良いため、京都観光にも最適です。

日本酒好きなら一度は訪れたいエリアといえるでしょう。

基本情報

内容
住所 京都市伏見区一帯
アクセス(最寄駅から) 京阪「中書島駅」から徒歩圏内
入園料 無料(各施設で有料見学あり)
公式サイト https://www.fushimi.or.jp/brewery

京の町家カフェ巡りで贅沢な時間を体験

カフェ

出典:食べログ

京都の町家は、細長い敷地に奥行きを活かした独特の構造が特徴で、風情ある木造建築として古都の雰囲気を色濃く残しています。そんな町家をリノベーションして作られたカフェは、レトロな佇まいと現代的な感性が融合し、非日常の癒し空間として人気があります。

落ち着いた時間の中で、四季折々の風景や和のスイーツを楽しめる町家カフェは、京都観光の醍醐味のひとつといえるでしょう。

おすすめ町家カフェ5選

  • うめぞの茶房(北大路)
     築100年以上の町家で味わう「かざり羹」が名物の町家カフェ。
  • Sweets Cafe KYOTO KEIZO(二条城前)
     賞味期限10分のモンブランが話題。古民家の工房とカフェを融合した施設。
  • アマムダコタン京都(烏丸御池)
     ベーカリー併設、町家の上質空間で楽しむ創作パンとカフェが魅力。
  • Coffee Base NASHINOKI(今出川)
     梨木神社内、名水「染井の水」で淹れたスペシャルティコーヒーを堪能。
  • ブルーボトルコーヒー 京都カフェ(蹴上)
     元旅館を改装した開放感あふれる空間でこだわりのコーヒーを楽しめます。

『アートスペース虹』の跡地を偲ぶ

アートスペース虹

出典:京都で遊ぼう

アートスペース虹は、京都・東山の三条通沿いに位置していた現代美術ギャラリーです。1981年の開廊以来、36年にわたり、実験的かつ多様なジャンルの展覧会を開催し、多くの若手作家を支えてきました。

大きなガラス窓と白を基調とした空間が印象的で、訪れる人々に静謐な中にも刺激的なアート体験を提供していたのも印象的です。惜しまれつつも2017年に閉廊しましたが、その功績は今も多くの人に語り継がれています。

それにギャラリーの記録や展覧会の様子は、アーカイブやWeb記事で振り返ることができ、当時の空気を追体験する楽しみもあります。現代アートに触れられた場として、今なお多くの人の記憶に残る存在です。

基本情報

内容
住所 京都府京都市東山区東町247−2
アクセス 地下鉄「東山駅」より徒歩約5分
公式サイト https://www.art-space-niji.com
※アーカイブ

『京都国際マンガミュージアム』で漫画三昧の体験を

京都国際マンガミュージアム

出典:京都国際マンガミュージアム

京都国際マンガミュージアムは、日本のマンガ文化を網羅的に紹介する国内初のマンガ総合博物館として知られています。元小学校の校舎を活用した建物の中には、約30万点ものマンガ資料が所蔵されており、壁一面に並ぶ「マンガの壁」は圧巻です。

さらに好きなマンガを手に取って、館内のどこでも自由に読むことができるのも魅力。展示だけでなく漫画に関連するイベントも豊富で、国内外のマンガ文化を学べる貴重なスポットでもあります。

併設のカフェやショップも楽しめ、マンガファンは一日中いても飽きない穴場スポットです。

基本情報

内容
住所 京都府京都市中京区金吹町452
アクセス(最寄駅から) 地下鉄「烏丸御池駅」すぐ
入館料 大人1,200円/中高生400円/小学生200円
公式サイト https://kyotomm.jp

『宝泉院』で圧巻の庭園を眺める

宝泉院

出典:そうだ 京都、行こう

京都・大原に佇む宝泉院は、勝林院の塔頭として創建された歴史ある寺院です。訪れる人々の心を静かに癒すのが「額縁庭園」と呼ばれる風景です。書院の柱と柱の間から眺める庭園は、まるで一幅の絵画のような美しさ。春は桜、夏は青もみじ、秋は紅葉と四季折々の彩りを楽しめます。

さらに、囲炉裏のある部屋ではお抹茶と手作りの和菓子をいただきながら、静寂と自然が織りなす空間に心を委ねるひとときを過ごせます。

徳川家の家臣が切腹したあととされる血天井や樹齢700年の五葉松など、歴史的・文化的な見どころも豊富です。日常を忘れて、ゆっくりとした時間の流れに身を置いてみてはいかがでしょうか。

基本情報

内容
住所 京都府京都市左京区大原勝林院町187
アクセス 地下鉄国際会館駅からバスで約20分「大原」下車、徒歩約10分
入園料 大人900円/中高生800円/小学生700円(茶菓付)
公式サイト http://www.hosenin.net

『建仁寺 両足院』で癒しの散策

建仁寺・両足院

出典:そうだ 京都、行こう

京都・祇園の静けさの中に佇む両足院は、建仁寺の塔頭のひとつ。通常は非公開ですが、春・初夏・冬に特別公開され、美しい庭園や雪舟筆の襖絵を楽しめます。その中でも初夏に咲く「半夏生(はんげしょう)」が庭一面を白く染める景色は圧巻。

また、坐禅や写経体験もでき、心を整えるひとときを過ごせます。御朱印や文化財アーカイブ、納骨供養なども対応しており、多面的な魅力を持つスポットです。喧騒を離れ、静かに自分と向き合える場所として、観光だけでなく心を癒す目的にも最適です。

京都観光の穴場スポットとして、限られた時期にしか利用できない寺院でもあります。

基本情報

内容
住所 京都府京都市東山区小松町591
アクセス 京阪「祇園四条」駅より徒歩約7分
入園料 一般1000円/中高生500円/小学生以下無料(特別公開時のみ)
公式サイト https://ryosokuin.com

『伏見稲荷大社』の裏参道(四ツ辻〜一ノ峰)で山歩きを楽しむ

伏見稲荷大社の裏参道

出典:京都を歩くアルバム

伏見稲荷大社の裏参道、四ツ辻から一ノ峰へと続くルートは、本殿のにぎわいを離れて静寂と神秘に包まれた山歩きが楽しめる穴場スポットです。朱塗りの鳥居が連なる参道を抜け、稲荷山の頂上に位置する一ノ峰(標高約233m)を目指すこの道のりは、約1時間の往復コース。

途中、熊鷹社や二ノ峰、三ノ峰など複数の霊場を巡ることができ、信仰心を感じるひとときが味わえます。また、四ツ辻からは京都市街を一望できる絶景ポイントも注目といえます。道中には茶屋もあり、甘味を楽しみながらの小休憩もおすすめです。

登山気分で挑むもよし、静かに祈りを捧げながら歩むもよし。普通の京都観光とは一味違う伏見稲荷の魅力が詰まった裏ルートです。

基本情報

内容
住所 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
アクセス JR奈良線「稲荷駅」または京阪本線「伏見稲荷駅」より徒歩約5分
公式サイト https://inari.jp

『鴨川デルタ』でピクニック:自然体験や聖地巡礼もできる

鴨川デルタ

出典:京都観光Navi

京都の人気癒しスポット「鴨川デルタ」は、賀茂川と高野川が合流して鴨川となる地点に広がる三角地帯をいいます。自然豊かな河川敷で、映画やアニメのロケ地としても有名です。

亀や鳥の形をした飛び石を渡る楽しさに加え、芝生の上でのんびりと過ごせるのも魅力。レジャーシートを持参して、お弁当やコーヒー片手に川のせせらぎを聞きながらピクニックを楽しめば、日常の喧騒を忘れられるひとときを過ごせます。

また、季節も感じられるスポットであり、春は桜、夏は青々とした木々が目を楽しませ、四季折々の自然も満喫できます。鴨川デルタはまさに自然とロケ地散策の両方が楽しめる穴場といえるでしょう。

基本情報

内容
住所 京都府京都市左京区下鴨宮河町
アクセス 出町柳駅から徒歩約3分
公式サイト https://ja.kyoto.travel/

『狸谷山不動院』で心身を清める癒しのひととき

狸谷山不動院

出典:狸谷山不動院公式サイト

京都市左京区の山間にひっそり佇む「狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)」は、交通安全や厄よけ、がん封じで知られる修験道の霊場です。250段の石段を登る先に現れる本堂は、静かな山中にあり、神聖な空気に包まれています。

参道の途中には、宮本武蔵が修行をしたとされる「武蔵之滝」もあり、心身を整えたい方にぴったりな場所といえるでしょう。さらに毎年1月28日の「初不動」など行事も見どころです。

体力に自信のない方は、自動車祈祷殿までの参拝も可能。日常を離れ、心をリセットできる貴重な穴場スポットです。

基本情報

内容
住所 京都府京都市左京区一乗寺松原町6
アクセス 叡山電車「一乗寺駅」から徒歩約15分、市バス「一乗寺下り松町」から徒歩10分
料金 入山料:500円
公式サイト https://www.tanukidani.com

『京都文化博物館』で歴史と文化の魅力を深く学ぶ

京都文化博物館

出典:京都文化博物館

京都文化博物館は、京都の歴史と文化を幅広く紹介する総合文化施設です。かつて日本銀行京都支店として使われていた別館は重要文化財に指定されており、美しい洋館建築が見どころ。

館内には「京の歴史」「暮らし」「工芸」など、時代やテーマ別に分かれた展示があり、京都の魅力を深く学ぶことができます。さらに施設内のフィルムシアターでは、京都ゆかりの映画作品を定期的に上映。併設のレストランやカフェ、ミュージアムショップも充実しており、観光の合間に立ち寄るのにもぴったりです。

特別展は季節ごとにテーマが変わり、何度訪れても新しい発見があります。家族連れから文化愛好家まで、幅広い層におすすめの穴場スポットです。

基本情報

内容
住所 京都市中京区高倉通三条上る東片町623-1
アクセス 地下鉄「烏丸御池駅」下車【5】番出口より徒歩3分
入園料 総合展示:一般500円/大学生400円/高校生以下無料
公式サイト https://www.bunpaku.or.jp

無鄰菴(むりんあん)で元老が愛した庭園美を堪能する

無鄰菴

出典:おにわさん

無鄰菴は、明治の元老として知られる山縣有朋が明治27~29年(1894〜1896年)に造営した京都の別荘で、七代目小川治兵衛による作庭の名園です。琵琶湖疏水を引き込んだ流れが特徴で、母屋、洋館、茶室が点在し、四季折々の自然を感じながら日本庭園の美を堪能できます。

その中でも庭園を一望できる母屋でのお抹茶体験や、洋館2階での特別公開イベントなど、文化と癒しを同時に楽しめるのが魅力といえるでしょう。

さらに四季折々の景観が楽しめ、紅葉や新緑、雪景色など季節によって全く異なる表情を見せるため、何度訪れても飽きることがありません。

基本情報

内容
住所 京都府京都市左京区南禅寺草川町31
アクセス 地下鉄「蹴上駅」から徒歩約7分
入園料 通常600円、繁忙日900〜1500円(時期により変動)
公式サイト https://murin-an.jp

『梅小路公園』で自然散策を体験する

出典:京都市都市緑化協会

京都市街地の中心に位置する「梅小路公園」は、自然と文化が調和する広大な都市公園です。四季折々の花々が楽しめる園内には、チンチン電車が走る市電ひろばや、静けさに包まれた日本庭園「朱雀の庭」、豊かな自然が広がる「いのちの森」など多彩なエリアが点在しています。

さらに家族連れやカップル、散策を楽しむ地元の人々でにぎわいます。隣接する京都水族館や京都鉄道博物館とのセットにしての京都観光もおすすめ。

芝生広場ではピクニックやレクリエーションも楽しめ、都市部にいながら自然を体験でき、リラックスした時間を過ごせる癒しの穴場スポットです。

基本情報

内容
住所 京都府京都市下京区観喜寺町56-3
アクセス JR「梅小路京都西駅」徒歩すぐ/JR「京都駅」徒歩約15分
入園料 無料(朱雀の庭・いのちの森は小学生以上200円)
公式サイト https://www.kyoto-ga.jp/umekouji

京セラ美術館で芸術の名作に触れる

京セラ美術館

出典:美術手帖

京都市京セラ美術館は、伝統と現代が交錯する芸術の拠点です。1933年に開館した歴史ある建物が2020年に大規模リニューアルされ、現代アートに対応できる新館「東山キューブ」も加わり、より多彩な展示が楽しめるようになりました。

館内では国内外の名作に触れられる展覧会が随時開催され、最近では「モネ展」など話題性の高い企画展も多く、美術ファンだけでなく一般観光客にも人気があります。

美術鑑賞の合間にはカフェ「ENFUSE」で一息つくのもおすすめ。授乳室やバリアフリー設備も充実しており、家族連れや高齢の方も安心して来館できます。

施設の周辺には平安神宮や岡崎公園もあり、散策とあわせて一日楽しめる穴場スポットです。

基本情報

内容
住所 京都市左京区岡崎円勝寺町124
アクセス 地下鉄「東山駅」より徒歩約10分
入館料 展覧会ごとに異なる/常設コレクションは一般730円〜
公式サイト https://kyotocity-kyocera.museum

京都で穴場スポットをめぐる1泊2日モデルコース

実際に京都観光でこれらの穴場スポットをめぐるとしたら、どのようなコースが良いのでしょうか。モデルコースについても紹介します。

1日目

10:00〜梅小路公園で静けさと癒しの緑に包まれるひとときを

広々とした芝生と緑が広がる梅小路公園は、観光客の少ない癒しの空間です。京都駅からも近く、地元の人々の憩いの場として親しまれており、のんびりとした朝の散策にぴったりです。

園内には水辺や小川もあり、子ども連れにも人気。春には桜、秋には紅葉が楽しめ、季節の移ろいを感じられるのも魅力です。公園内のカフェで軽くブランチを楽しむのもおすすめです。

12:00〜京都鉄道博物館で鉄道ファンも大満足!レトロな時間旅行へ

蒸気機関車から新幹線まで、鉄道の歴史を楽しく学べるスポット。運転シミュレーターやSLスチーム号の体験もあり、大人も子どもも夢中になります。

館内には車両展示のほか、運転士の制服を着て写真が撮れるコーナーも設置。さらに開放感ある屋上テラスからは実際に走る新幹線も見られ、鉄道ファンでなくても楽しめる内容が満載の施設です。

14:00〜京セラ美術館&無鄰菴は芸術と庭園で「和」を感じる午後のひととき

モダンな建築が美しい京セラ美術館で現代アートを堪能した後は、明治時代の庭園・無鄰菴へ。東山を借景にした庭で、静寂と四季の美しさに癒されます。

無鄰菴では和室から眺める庭園風景が格別です。カフェスペースで抹茶を味わいながら、ゆったりと流れる時間を楽しめるのも注目。芸術と自然が調和する、大人の京都を感じられるひとときになるでしょう。

18:00〜町家カフェディナー

1日目の終わりには町家カフェでディナーです。

おすすめのお店をピックアップしました。

  • クレープリー オルハコシト カフェ
    本場フランスのガレットを堪能できる町家風カフェ。18時からのディナーセットは、前菜やドリンク付きで大満足。お一人様にもおすすめのカウンター席があるのもポイントです。
  • スプリングバレーブルワリー 京都
    築約100年の町家を改装したクラフトビールカフェ。豊富な肉料理とビールのペアリングが魅力。ビール好きカップルのディナーデートにもぴったりです。
  • omo cafe
    町家の落ち着いた空間で、野菜・魚・肉をバランスよく摂れる「omo cafeごはんプレート」が人気。ランチと同じ価格で夜も楽しめるのが嬉しいポイントと言えます。
  • Syn(シン)
    和歌山産の食材を使ったイノベーティブ料理が楽しめます。大きな一枚板カウンターの店内で、夫婦による温かい接客も魅力。
  • なかご
    京都らしい町家で味わう本格クラシック洋食。柔らかい黒毛和牛のビーフシチューや高坂地鶏のカツレツが人気です。

2日目(テーマ:自然と町歩き、最後はほっと癒し)

2日目は、歩きを中心に穴場スポットをめぐりましょう。

10:00〜詩仙堂で心静かなひととき

詩仙堂は、京都の北東に位置する静かな寺院で、詩人・東山文化の象徴ともいえる場所です。庭園は四季折々に美しく、その中でも秋の紅葉が見事です。詩仙堂内には、詩人が過ごした空間を感じることができ、心静かなひとときを楽しめます。周囲の自然と一体化した静謐な環境で、京都の歴史と文化をじっくり感じながら散策できます。

11:00〜宝泉院で庭園を楽しむ

宝泉院は、圓光寺に隣接する美しい寺院で、その庭園が評価されている穴場スポット。美しい池と、池の反射に映る紅葉の景色は圧巻です。寺院内の「襖絵」や、精緻に手入れされた庭園は、視覚的な感動をもたらしてくれるでしょう。

また、宝泉院は静かで落ち着いた雰囲気が漂い、心の中に安らぎをもたらしてくれます。仏教の教えと自然の美を同時に感じられる場所です。

13:00〜鴨川デルタでのんびり休憩

鴨川デルタのうち、鴨川と桂川の合流地点は、平坦な広場として地元住民や観光客にも親しまれています。川沿いの散策路やベンチでのんびり過ごせるのも魅力。その中でも昼下がりから夕暮れにかけての風景は格別です。

ピクニックをするのもおすすめで、京都の自然を感じながらリラックスできる静かな空間で心が癒されます。

15:00〜京都国際マンガミュージアムで新しい発見と癒し

最後は、世界中のマンガを集めた大規模なミュージアムへ。マンガファンにとって夢のような場所です。館内には約30万冊以上のマンガが所蔵されており、自由に閲覧することができます。

とにかく訪れるたびに新しい発見があり、漫画休憩をしつつも新鮮な体験ができるでしょう。

まとめ

京都観光の穴場スポットは、観光名所の混雑を避け、静かに楽しめる場所を求める人にぴったりです。

詩仙堂や瑠璃光院などの歴史的な寺院、東映太秦映画村や京都鉄道博物館などの体験型施設、そして嵐山モンキーパークや京都水族館など、自然と触れ合える場所も多くあります。雨の日でも楽しめる室内スポットや、若者向けのおしゃれなカフェも充実。

今回紹介したこれらの穴場スポットを訪れることで、神社以外にも多くの魅力を持つ京都で新たな発見ができることでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です